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公開番号
2024110309
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-15
出願番号
2023014832
出願日
2023-02-02
発明の名称
固形分の計測方法及び潤滑油組成物の劣化診断方法並びに固形分の計測システム
出願人
国立大学法人福井大学
,
出光興産株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
G01N
33/30 20060101AFI20240807BHJP(測定;試験)
要約
【課題】潤滑油組成物中の固形分を、簡便に且つ短時間で適切に計測することができる固形分の計測方法及び当該計測方法を利用した潤滑油組成物の劣化診断方法並びに固形分の計測システムを提供する。
【解決手段】潤滑油組成物中に存在する固形分の計測方法であって、前記潤滑油組成物の赤色成分画像を取得する工程(S1)と、前記赤色成分画像を二値化して、前記固形分を抽出する工程(S2)と、前記工程(S2)において抽出された前記固形分に基づいて、前記固形分を計測する工程(S3)とを含む、計測方法とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
潤滑油組成物中に存在する固形分の計測方法であって、
前記潤滑油組成物の赤色成分画像を取得する工程(S1)と、
前記赤色成分画像を二値化して、前記固形分を抽出する工程(S2)と、
前記工程(S2)において抽出された前記固形分に基づいて、前記固形分を計測する工程(S3)とを含む、計測方法。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記工程(S3)において、前記固形分の量を計測する、請求項1に記載の計測方法。
【請求項3】
前記工程(S3)において、前記固形分の数及び径の少なくともいずれかを抽出する、請求項1又は2に記載の計測方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の計測方法を利用して計測された結果に基づいて、前記潤滑油組成物の劣化状況を診断する、潤滑油組成物の劣化診断方法。
【請求項5】
潤滑油組成物中に存在する固形分の計測システムであって、
前記潤滑油組成物の赤色成分画像を取得する赤色成分画像取得部と、
前記赤色成分画像を二値化して、前記固形分を抽出する抽出部と、
前記抽出部において抽出された前記固形分に基づいて、前記固形分を計測する計測部とを備える、計測システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固形分の計測方法及び当該計測方法を利用した潤滑油組成物の劣化診断方法並びに固形分の計測システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
潤滑油組成物の管理を的確に行うためには、潤滑油組成物の劣化及び汚損状態等を把握することが重要である。特に、潤滑油組成物中の摩耗粉、粉塵、及びスラッジ等の固形分は、当該潤滑油組成物を使用している設備機械の損傷及び寿命等に大きく影響する。したがって、これら固形分の把握は、潤滑油組成物の管理を行う上で、極めて重要である。
【0003】
潤滑油組成物中の固形分を把握する指標としては、例えばミリポア値が知られている。ミリポア値は、メンブランフィルタで潤滑油組成物をろ過することで固形分(汚染物)を捕捉するため、潤滑油組成物の全体的な汚染度を評価できる。
【0004】
また、近年では、金属粉末の粒子形状を分析する方法として、走査電子顕微鏡で得られた画像を利用した方法等も提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-105938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ミリポア値の計測には、油量が100mL程度必要であるとともに、ろ過の工程も伴うため、簡便かつ迅速な方法であるとは言い難い。
また、特許文献1に記載の方法は、画像による判定を行うことができるため、ミリポア値の計測のように油を多く用いることや、ろ過を行う必要がない。その点では簡便であるとも言える。しかし、特許文献1に記載の方法は、走査電子顕微鏡により撮影した画像が必要であり、そのためのサンプルの準備や測定の手間等がかかる。また、特許文献1に記載の方法は、積層セラミックコンデンサ、積層インダクタ等の電子部品の電極材料、電子機器部品に用いられる導電性ペーストのフィラーなどに好適なニッケル粉末のような、ナノ及びサブミクロンサイズの粒子集合体を対象とした方法であり、潤滑油組成物を対象にした方法については何ら検討されていない。
【0007】
そこで、本発明は、潤滑油組成物中の固形分を、簡便に且つ短時間で適切に計測することができる固形分の計測方法及び当該計測方法を利用した潤滑油組成物の劣化診断方法並びに固形分の計測システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、下記[1]~[3]が提供される。
[1] 潤滑油組成物中に存在する固形分の計測方法であって、
前記潤滑油組成物の赤色成分画像を取得する工程(S1)と、
前記赤色成分画像を二値化して、前記固形分を抽出する工程(S2)と、
前記工程(S2)において抽出された前記固形分に基づいて、前記固形分を計測する工程(S3)とを含む、計測方法。
[2] 上記[1]に記載の計測方法を利用して計測された値に基づいて、前記潤滑油組成物の劣化状況を診断する、潤滑油組成物の劣化診断方法。
[3] 潤滑油組成物中に存在する固形分の計測システムであって、
前記潤滑油組成物の赤色成分画像を取得する赤色成分画像取得部と、
前記赤色成分画像を二値化して、前記固形分を抽出する抽出部と、
前記抽出部において抽出された前記固形分に基づいて、前記固形分を計測する計測部と、を備える、計測システム。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、潤滑油組成物中の固形分を、簡便に且つ短時間で適切に計測することができる固形分の計測方法及び当該計測方法を利用した潤滑油組成物の劣化診断方法並びに固形分の計測システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の固形分の計測方法の一例を示す工程フローである。
本実施形態の固形分の計測システムの一例を示す概略構成図である。
実施例1、比較例1、比較例7、及び比較例13の検討結果を示す図である。
実施例2、比較例2、比較例8、及び比較例14の検討結果を示す図である。
実施例3、比較例3、比較例9、及び比較例15の検討結果を示す図である。
実施例4、比較例4、比較例10、及び比較例16の検討結果を示す図である。
実施例5、比較例5、比較例11、及び比較例17の検討結果を示す図である。
実施例6、比較例6、比較例12、及び比較例18の検討結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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