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公開番号2024110274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-15
出願番号2023014779
出願日2023-02-02
発明の名称内副管継手
出願人前澤化成工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E03F 5/02 20060101AFI20240807BHJP(上水;下水)
要約【課題】マンホール内のスペースを確保しつつ、破損が生じにくい内副管継手を提供すること。
【解決手段】内副管継手1は、マンホール2の内壁の周方向に長軸が沿うとともに、マンホール2の径方向に短軸が沿うように配置される横断面略楕円形状の縦管部11と、縦管部11においてマンホール2の内壁側に開口し、排水管3からの排水が流入する排水流入口19と、縦管部11の下部に形成され、副管(ストレート管4、4、曲管5、ソケット4a、変換ソケット4bなど)が接続される副管接続部13と、を備え、縦管部11におけるマンホール2の内壁側の周壁11eのうち排水流入口19と副管接続部13との間の板厚寸法L12は、副管接続部13の板厚寸法L13よりも大寸とされている(L12>L13)。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
マンホールの内壁に設置され、該マンホールに接続される流入管と該マンホール内に設置される副管とを接続する内副管継手であって、
前記マンホールの内壁の周方向に長軸が沿うとともに、前記マンホールの径方向に短軸が沿うように配置される横断面略楕円形状の縦管部と、
前記縦管部において前記マンホールの内壁側に開口し、前記流入管からの排水が流入する流入口と、
前記縦管部の下部に形成され、前記副管が接続される接続部と、
を備え、
前記縦管部における前記マンホールの内壁側の周壁のうち前記流入口と前記接続部との間の板厚が前記接続部の板厚よりも肉厚である
ことを特徴とする内副管継手。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記縦管部における前記マンホールの中心側の周壁下部の少なくとも一部の板厚は、前記マンホールの内壁側の周壁のうち前記流入口と前記接続部との間の板厚よりも肉薄である
ことを特徴とする請求項1に記載の内副管継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マンホール内に設置される内副管継手に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排水が流入するマンホールにおいては、流入側の流入管からマンホールの底部への排水の落差が大きい場合に、マンホールの内壁に内副管を設置することがある。内副管は、排水の流下方向を下方へ変更する内副管継手と、この内副管継手に接続され排水を下方へ誘導する副管とからなり、排水をマンホールの底部付近から排出させることで、マンホール内に流入する排水の飛散やマンホールの底部の侵食、騒音などを防止するようにしたものがある。
【0003】
この種の内副管継手は、マンホールの内側に突出して設置されることで、マンホール内の作業スペースが狭くなってしまうことから、内副管継手の本体部である縦管部を水平断面略扁平円形状(楕円形状)に形成するとともに、縦管部の下部に形成された接続部に水平断面略扁平円形状に形成された副管を接続することで、マンホール内の作業スペースを確保することができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-37370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の内副管継手にあっては、縦管部の下部に接続部が形成され、この接続部内に副管が挿入されるようになっているが、接続部及び副管が断面扁平円形状に形成されていることで、内副管継手に流入、または内副管内を流下する排水等の外力が縦管部の短軸方向にかかることにより、内副管に伝わる振動や衝撃が断面真円形状の副管と比べて大きいため、内副管継手が破損する虞があるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、マンホール内のスペースを確保しつつ、破損が生じにくい内副管継手を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明の請求項1の内副管継手は、
マンホールの内壁に設置され、該マンホールに接続される流入管と該マンホール内に設置される副管とを接続する内副管継手であって、
前記マンホールの内壁の周方向に長軸が沿うとともに、前記マンホールの径方向に短軸が沿うように配置される横断面略楕円形状の縦管部と、
前記縦管部において前記マンホールの内壁側に開口し、前記流入管からの排水が流入する流入口と、
前記縦管部の下部に形成され、前記副管が接続される接続部と、
を備え、
前記縦管部における前記マンホールの内壁側の周壁のうち前記流入口と前記接続部との間の板厚が前記接続部の板厚よりも肉厚であることを特徴としている。
この特徴によれば、縦管部が横断面略楕円形状であることで、マンホール内のスペースを確保しつつ、縦管部におけるマンホールの内壁側の強度が高まることで、内副管継手の破損を防止できる。
【0008】
本発明の請求項2の内副管継手は、請求項1に記載の内副管継手であって、
前記縦管部における前記マンホールの中心側の周壁下部の少なくとも一部の板厚は、前記マンホールの内壁側の周壁のうち前記流入口と前記接続部との間の板厚よりも肉薄であることを特徴としている。
この特徴によれば、内副管継手の強度を維持しつつ、内副管継手を軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明が適用された実施例の内副管継手を設置したマンホールを示す破断斜視図である。
本実施例の内副管継手を示す外観斜視図である。
本実施例の内副管継手を示す分解斜視図である。
(a)~(e)は、それぞれ継手本体を示す背面図、側面図、平面図、正面図、底面図である。
図4(b)のA-A断面図である。
図4(d)のB-B断面図である。
図4(d)のC-C断面図である。
図4(d)のD-D断面図である。
継手本体を示す一部破断斜視図である。
(a)~(f)は、それぞれスペーサを示す背面図、側面図、(a)のE-E断面図、平面図、正面図、底面図である。
(a)~(d)は、マンホールの内壁へ設置した状態の内副管継手を示す平面図である。
(a)(b)は、マンホールの内壁に取付けられる可撓継手により接続された排水管に対する内副管継手の取付状況を示す図である。
マンホールの外壁に取付けられる可撓継手により接続された排水管に対する内副管継手の取付状況を示す図である。
(a)(b)は、内副管継手をマンホールに設置した状態を示す断面図である。
(a)(b)は、変形例1における内副管継手を示す図である。
(a)~(c)は、変形例2における内副管継手を示す図である。
(a)(b)は、変形例3における内副管継手を示す図である。
(a)は、凹欠部を示す図であり、(b)は、凹欠部の変形例を示す図である。
(a)~(c)は、変形例5におけるスペーサを示す図である。
(a)(b)は、変形例7における内副管継手を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[形態1-1]
マンホールの内壁に設置され、該マンホールに接続される流入管と該マンホール内に設置される副管とを接続する内副管継手であって、
前記マンホールの内壁の周方向に長軸が沿うとともに、前記マンホールの径方向に短軸が沿うように配置される横断面略楕円形状の縦管部と、
前記縦管部において前記マンホールの内壁側に開口し、前記流入管からの排水が流入する流入口と、
前記縦管部の下部に形成され、前記副管が接続される接続部と、
を備え、
前記縦管部における前記マンホールの内壁側の周壁のうち前記流入口と前記接続部との間の板厚が前記接続部の板厚よりも肉厚であることを特徴としている。
この特徴によれば、縦管部が横断面略楕円形状であることで、マンホール内のスペースを確保しつつ、縦管部におけるマンホールの内壁側の強度が高まることで、内副管継手の破損を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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