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公開番号
2024109800
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-14
出願番号
2024083762,2023108196
出願日
2024-05-23,2019-05-09
発明の名称
薬剤払出し装置
出願人
株式会社湯山製作所
代理人
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20240806BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】包装中の散薬の量に過不足が生じる原因となる事態を検知することができる薬剤払出し装置を提供する。
【解決手段】 散薬を排出する薬剤フィーダと、動力によって回転される分配皿35と、分配皿35に投入された散薬を掻き出す掻出装置37と、薬剤包装装置53とを有し、薬剤フィーダから分配皿35に散薬を供給し、分配皿35上の散薬を一服用分ずつ掻出装置37で掻き出して薬剤包装装置53に投入し、散薬を一服用分ずつ包装する。薬剤フィーダからの散薬の排出量を監視し薬剤フィーダから目標量の散薬を排出することが可能であり、薬剤フィーダからの散薬の単位時間あたりの排出量に一定以上のばらつきがあった場合に、所定の動作を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
薬剤フィーダと、薬剤投入溝と、薬剤投入溝を有する分配皿と、掻出装置と、薬剤包装装置とを備えた薬剤払出し装置であって、
薬剤フィーダから分配皿に散薬を排出し、分配皿に排出された散薬を分配皿から薬剤包装装置に投入し、散薬を一服用分ずつ包装する分包作業を実行するものであり、
薬剤フィーダから分配皿に散薬を排出した後、掻出装置を分配皿の薬剤投入溝に入れた状態で分配皿を回転して一定範囲の薬剤投入溝に分布する散薬を寄せ集める集薬工程と、薬剤投入溝から散薬を掻き出す掻出工程とを行うものであり、
一服用分の散薬を薬剤包装装置に投入するのに際して前記集薬工程と前記掻出工程を複数回行うことが可能であり、
まず、掻出装置を分配皿の薬剤投入溝に入れて前記集薬工程を経ることなく前記掻出工程を実施し、その後で前記集薬工程と前記掻出工程とを一回、又は複数回実施して、一服用分の散薬を薬剤包装装置に投入する薬剤払出し装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
薬剤フィーダから分配皿に散薬が排出される際、散薬の粒径に応じて、分配皿の回転速度が自動的に設定される請求項1に記載の薬剤払出し装置。
【請求項3】
散薬の粒径が記憶された外部の記憶手段、又は散薬の粒径を判別する光学的な散薬落下センサーである粒径判別手段を備え、
記憶手段又は粒径判別手段により、排出時の散薬の粒径を特定し、
散薬が排出される際、特定された散薬の粒径に応じて、分配皿の回転速度が自動的に設定される動作を含む請求項2に記載の薬剤払出し装置。
【請求項4】
分配皿の個数は、2基であって、
薬剤投入口をさらに備え、
2基の分配皿の内の一方の分配皿上の散薬を薬剤包装装置に投入する場合と、2基の分配皿の内の他方の分配皿上の散薬を薬剤包装装置に投入する場合のそれぞれで、同じ薬剤投入口に散薬を投入するものであり、
第一の処方に関する情報と、第二の処方に関する情報が入力され、一方の分配皿に対して第一の処方に関する情報に基づく散薬供給が開始され、他方の分配皿に対して第二の処方に関する情報に基づく散薬供給が開始された後、先に薬剤フィーダから分配皿に散薬を供給し終えた順に、分配皿上の散薬を薬剤投入口に投入する請求項1乃至3のいずれかに記載の薬剤払出し装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は薬剤払出し装置に関するものであり、特に散薬を分配する分配皿を備えた薬剤払出し装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
大病院や、大規模の薬局では、散薬分包機能を備えた薬剤払出し装置が導入されている。旧来の薬剤払出し装置は、特許文献1に開示された様な構造であり、分配皿と粉体フィーダが組み合わされたものである。
旧来技術の薬剤払出し装置を使用して散薬を分包する作業は、医師の処方箋に従い、薬剤師が装置を操作して行う。即ち薬剤師は、医師の処方箋を確認し、薬棚から、処方された散薬が入った薬瓶を取り出す。そして天秤等の秤を使用して処方された特定の散薬の総重量を量り出す。
【0003】
そして量り出された散薬を粉体フィーダの投入ホッパに投入し、粉体フィーダのトラフを振動させる。また分配皿を一定の回転数で回転させる。
投入ホッパに投入された散薬は、トラフが振動することによって、散薬はゆっくりと先端側に移動し、分配皿の溝に落下する。
【0004】
分配皿に対する散薬の落下が終了すると、分配皿の回転を停止する。そしてその後に、掻出装置のディスクを分配皿の溝内に落とす。さらにその後、分配皿を分配個数に応じた移動量(角度)だけ回転させる。そしてディスクを回転し、掻き板によって所定角度分の散薬を分配皿の外に掻き出して、包装用ホッパに投入する。包装用ホッパから落下した散薬は、包装装置で包装される。
【0005】
特許文献1に開示された旧来の薬剤払出し装置を使用すると、散薬を一服用分ずつ包装する作業の大半を自動化することができるものの、人手に頼らざるを得ない工程が残っており、散薬の分包を完全に自動化できる装置であるとは言いがたい。
【0006】
そこで本出願人は、薬棚から所望の散薬が入った薬瓶を取り出す作業と、薬瓶から所定量の散薬を量り出す作業を自動化した薬剤払出し装置を開発し、特許文献2に開示した。
特許文献2に開示した薬剤払出し装置は、複数の薬剤容器を収容する容器保管部と、ロボット(容器移動手段)を備えている。また分配皿の周囲には容器載置装置がある。容器載置装置は、薬剤容器を振動させて薬剤容器から散薬を排出する機能と、薬剤容器の重量を監視する機能を備えている。
特許文献2に開示した薬剤払出し装置では、容器保管部に収容された薬剤容器から医師の処方箋に合致した散薬が充填された薬剤容器を選び出し、ロボットで薬剤容器を取り出して容器載置装置に載置する。
そして容器載置装置を振動させて薬剤容器から散薬を排出すると共に、薬剤容器の重量を監視し、間接的に薬剤容器から排出される散薬の重量を監視する。
薬剤容器から所定量の散薬が排出されると、掻出装置を駆動して散薬を分配皿の外に掻き出し、包装装置で包装する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2000-85703号公報
WO2015/076266 A1号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2に開示した薬剤払出し装置によると、散薬の分包を略完全に自動化することができる。
特許文献2に開示した薬剤払出し装置を使用して散薬の分包を行う場合には、薬剤師は必ずしも装置の動きを常時監視する必要はない。そのため散薬の分包中に、薬剤師が薬剤払出し装置から離れる場合も想定される。
薬剤師が目を離した隙に、思わぬ事態が発生する場合がある。
【0009】
例えば、薬剤容器の中で散薬が固着し、塊状態となっている場合がある。そして散薬の塊がほぐれることなく、粒状のままで薬剤容器から排出されてしまい、分配皿に落下する場合がある。
この散薬が塊状のままで分配皿に落下すると、分配皿上の散薬分布が不均一となり、分配皿上に配分むらができてしまう。
この状態で掻き板によって散薬を分割して包装すると、包装中の薬剤量に多寡が生じてしまう。
また薬剤容器の蓋が外れて、大量の薬剤が分配皿上に投入されたり、蓋の重量を薬剤重量と誤検知してしまう場合がある。
【0010】
また分配皿を使用せず、一服用分の散薬を薬剤容器から排出し、包装装置で包装する構成も考えられるが、この場合でも包装中の薬剤量に多寡が生じてしまう。
(【0011】以降は省略されています)
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