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公開番号2024108746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013276
出願日2023-01-31
発明の名称デバイス
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61M 31/00 20060101AFI20240805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】治療物質を目的部位まで送達する技術の有用性を向上させるデバイスを提供する。
【解決手段】本開示に係るデバイスは、治療物質を目的部位まで送達するためのデバイスであって、前記目的部位にあてがわれるように構成された開口と前記開口に連なる内部空間とを区画する凹状の吸着部と、前記治療物質を前記内部空間に導入可能なように前記吸着部の前記内部空間に連通する導管を含むシャフトと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
治療物質を目的部位まで送達するためのデバイスであって、
前記目的部位にあてがわれるように構成された開口と前記開口に連なる内部空間とを区画する凹状の吸着部と、
前記治療物質を前記内部空間に導入可能なように前記吸着部の前記内部空間に連通する導管を含むシャフトと、を備える、デバイス。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記吸着部は、前記吸着部の前記開口側の縁端に、前記吸着部よりもゴム硬度が低い縁端部を備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記吸着部は、前記吸着部の前記内部空間から前記吸着部の外部への流体の流れのみを許容するように構成された逆止弁を備える、請求項1又は2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記導管は、前記治療物質を導入するための導入路と、前記吸着部の前記内部空間から流体を排出するための排出路と、を含み、
前記排出路は、前記吸着部の前記内部空間に連通する開口から他の開口への流体の流れのみを許容するように構成された逆止弁を備える、請求項1又は2に記載のデバイス。
【請求項5】
前記治療物質は、硬化剤との混合によりゲル状に硬化するゲル基剤を含み、
前記導管は、前記ゲル基剤を含む前記治療物質を導入するための第1の導入路と、前記硬化剤を導入するための第2の導入路とを含む、請求項1又は2に記載のデバイス。
【請求項6】
前記吸着部は、可撓性及び柔軟性を有する、請求項1又は2に記載のデバイス。
【請求項7】
前記吸着部を収納可能な外筒を備え、
前記吸着部は、前記外筒に収容される際に、前記吸着部の前記内部空間が内側になるように湾曲するように構成されている、請求項6に記載のデバイス。
【請求項8】
前記吸着部は、流体を充填可能なバルーンで構成されている、請求項1又は2に記載のデバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、薬剤又は細胞などの治療物質を体腔内の臓器表面などの目的部位に送達可能なデバイスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、損傷した生体組織などの修復のために、薬剤又は細胞などの治療物質を体腔内の臓器表面などの目的部位に直接投与する試みが行われている。このような試みの一環として、目的部位に留まり治療物質の長期徐放を可能にするゲル状の治療物質を目的部位に送達する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ハイドロゲルを含むシェルで細胞を含むコアを被覆した体内移植用のハイドロゲルファイバが開示されている。また例えば、非特許文献1には、心膜表面にカテーテルで円状の区画を作り、ゲルを放出する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6935896号
Jose R. Garcia, Rebecca D. Levit, et. al. “A Minimally Invasive, Translational Method to Deliver Hydrogels to the Heart Through the Pericardial Space” JACC. Basic to Translational Science Vol.2 No.5 601-609
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたようなハイドロゲルファイバでは、ファイバ状に形成されることで、ハイドロゲルの表面積が大きくなり薬剤等の長期徐放性が低下してしまい、また、目的部位に留まりにくいという課題があった。また、非特許文献1に開示されたような手法では、心膜表面が面する心膜腔には心膜液が存在するため、送達したゲルが心膜液で希釈されてしまい、目的部位において、一定の大きさのゲル塊を形成することが困難であった。そのため、治療物質を目的部位まで送達する技術の有用性の更なる向上が求められている。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、治療物質を目的部位まで送達する技術の有用性を向上させるデバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
〔1〕本開示の一実施形態に係るデバイスは、治療物質を目的部位まで送達するためのデバイスであって、前記目的部位にあてがわれるように構成された開口と前記開口に連なる内部空間とを区画する凹状の吸着部と、前記治療物質を前記内部空間に導入可能なように前記吸着部の前記内部空間に連通する導管を含むシャフトと、を備える。
【0007】
〔2〕本開示の一実施形態に係るデバイスは、上記〔1〕に記載のデバイスであって、前記吸着部は、前記吸着部の前記開口側の縁端に、前記吸着部よりもゴム硬度が低い縁端部を備えることが好ましい。
【0008】
〔3〕本開示の一実施形態に係るデバイスは、上記〔1〕又は〔2〕に記載のデバイスであって、前記吸着部は、前記吸着部の前記内部空間から前記吸着部の外部への流体の流れのみを許容するように構成された逆止弁を備えることが好ましい。
【0009】
〔4〕本開示の一実施形態に係るデバイスは、上記〔1〕から〔3〕のいずれか一項に記載のデバイスであって、前記導管は、前記治療物質を導入するための導入路と、前記吸着部の前記内部空間から流体を排出するための排出路と、を含み、前記排出路は、前記吸着部の前記内部空間に連通する開口から他の開口への流体の流れのみを許容するように構成された逆止弁を備えることが好ましい。
【0010】
〔5〕本開示の一実施形態に係るデバイスは、上記〔1〕から〔4〕のいずれか一項に記載のデバイスであって、前記治療物質は、硬化剤との混合によりゲル状に硬化するゲル基剤を含み、前記導管は、前記ゲル基剤を含む前記治療物質を導入するための第1の導入路と、前記硬化剤を導入するための第2の導入路とを含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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