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公開番号2024107824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023011945
出願日2023-01-30
発明の名称画像読取装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240802BHJP(電気通信技術)
要約【課題】制動機構の駆動伝達部材を支持する支持軸の傾きを抑制し、かつ、装置のメンテナンス性を高めることができる画像読取装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置の原稿搬送部に対して開閉可能に構成された開閉部材たる給紙カバーの開閉に伴い回転し、制動部たるロータリーダンパー168に回転力を伝達する複数の駆動伝達部材で構成された駆動列180を有する制動機構160を有している。本体フレームを補強する補強板170には、制動機構160の駆動列180の駆動伝達部材を支持する支持軸171,172,173が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体に対して開閉可能に構成された開閉部材と、
制動部および前記開閉部材の開閉に伴い回転し、前記制動部に回転力を伝達する駆動伝達部材を備えた画像読取装置において、
前記装置本体の本体フレームを補強する補強板を設け、
前記補強板に前記駆動伝達部材を支持する支持軸を設けたことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像読取装置において、
前記補強板が、前記本体フレームの外側面に取り付けられ、
前記制動部および前記駆動伝達部材は、前記本体フレームよりも外側に配置されることを特徴とする画像読取装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像読取装置において、
前記補強板の板厚が、前記補強板が取り付けられる前記本体フレームの側板の板厚よりも厚いことを特徴とする画像読取装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像読取装置において、
前記制動部および前記駆動伝達部材の少なくとも一方をカバーするカバー部材を有することを特徴とする画像読取装置。
【請求項5】
請求項4に記載の画像読取装置において、
前記カバー部材は、前記支持軸の先端を保持することを特徴とする画像読取装置。
【請求項6】
請求項4に記載の画像読取装置において、
前記カバー部材は、前記本体フレームに取り付けられていることを特徴とする画像読取装置。
【請求項7】
請求項1に記載の画像読取装置において、
前記補強板は、板金であることを特徴とする画像読取装置。
【請求項8】
請求項1に記載の画像読取装置において、
前記開閉部材を閉じるときの回転力のみ前記制動部へ伝達する一方向駆動伝達機構を有することを特徴とする画像読取装置。
【請求項9】
原稿の画像を読み取る画像読取装置と、
前記画像読取装置で読み取った画像データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成装置であって、
前記画像読取装置として、請求項1に記載の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
装置本体に対して開閉可能に構成された開閉部材と、
制動部および前記開閉部材の開閉に伴い回転し、前記制動部に回転力を伝達する駆動伝達部材を備えた画像形成装置において、
前記装置本体の本体フレームを補強する補強板を設け、
前記補強板に前記駆動伝達部材を支持する支持軸を設けたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、装置本体に対して開閉可能に構成された開閉部材と、制動部および開閉部材の開閉に伴い回転し、制動部に回転力を伝達する駆動伝達部材を備えた画像読取装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、上記画像読取装置として、装置本体の原稿排紙路を開閉する開閉部材たる画像読取走査ユニットの開閉を制動する制動機構を備えるものが記載されている。制動機構は、駆動列として、画像読取走査ユニットの開閉に伴い回転する回転軸に取り付けられた駆動伝達部材としての駆動ギヤと、装置本体の本体フレームたるサイドフレームの外側の面に固着されたスタッドに回転自在に支持された駆動伝達部材としての制動ギヤとを有している。また、制動ギヤは、制動部たるトルクリミッタを備えており、トルクリミッタの負荷トルクを画像読取走査ユニットの自重より少し小さい程度に設定している。これにより、画像読取走査ユニットを閉じる際に手が離れても、上記負荷トルクの制動作用により画像読取走査ユニットが勢いよく閉じられるのを防止できる。よって、閉じるときに画像読取走査ユニットや装置本体に強い衝撃が発生するのを抑制でき、画像読取走査ユニットの光学系の位置ズレや機構部等の毀損を抑制できると記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本体フレームの強度不足により駆動伝達部材を支持する支持軸が傾くおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、装置本体に対して開閉可能に構成された開閉部材と、制動部および前記開閉部材の開閉に伴い回転し、前記制動部に回転力を伝達する駆動伝達部材を備えた画像読取装置において、前記装置本体の本体フレームを補強する補強板を設け、前記補強板に前記駆動伝達部材を支持する支持軸を設けたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、本体フレームの強度不足により駆動伝達部材を支持する支持軸が傾くことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の画像形成装置の概略構成図。
本実施形態の原稿搬送部の概略構成図。
原稿搬送部の斜視図。
原稿搬送部の側面カバーを取り外した状態を示す斜視図。
制動機構周辺の拡大図。
補強板の斜視図。
ロータリーダンパーの概略構成図。
制動機構と補強板とを示す正面図。
制動機構を補強板側から見た概略図。
図8のA方向から見た概略図。
一方向駆動伝達機構の周辺を示す拡大図。
制動機構カバー部材を取り付けた状態を示す概略図。
光書込ユニットの開閉を制動機構により制動する例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
図1は、本実施形態の画像形成装置100の概略構成図である。
画像形成装置100は、原稿Dの画像情報を光学的に読み込む画像読取装置1、トナー像形成手段としての作像部4を備えている。画像読取装置1は、原稿Dの搬送を行う原稿搬送部10と原稿の読取りを行うスキャナ部2とを備えている。
【0010】
原稿搬送部10は、スキャナ部2の上に配設され、スキャナ部2に重なる状態の閉じ姿勢と、スキャナ部2から立ち上がった開いた姿勢とを取り得るようにヒンジによってスキャナ部2に開閉自在に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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