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公開番号2024107705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023011770
出願日2023-01-30
発明の名称車両用ルーフレール構造
出願人株式会社SUBARU
代理人インフォート弁理士法人,弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類B60R 9/048 20060101AFI20240802BHJP(車両一般)
要約【課題】シールワッシャを用いることなく、ルーフレールのボルトと車体のルーフとの間の止水性を確保することができるようにする。
【解決手段】ルーフレールは、車体の前後方向に沿って延在するレール本体と、レール本体を車体のルーフパネルに固設するレッグ部とを有し、レッグ部が、ルーフパネルに当接するプロテクタと、プロテクタに載置されたレッグと、レッグの底部から突出したボルトをプロテクタとルーフパネルとを貫通させてルーフパネルに締結する締結部と、締結部の周囲を止水する止水部とを有し、止水部は、プロテクタの底面に突設されてボルトの周囲を覆うと共にルーフパネルに当接する底面シールリブと、プロテクタの上面に突設されてボルトの周囲を覆うと共にレッグの底面に当接する上面シールリブとを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体の前後方向に沿って延在するレール本体と、
前記レール本体を前記車体のルーフパネルに固設するレッグ部と
を有し、
前記レッグ部が、
前記ルーフパネルに当接するプロテクタと、
前記プロテクタに載置されたレッグと、
前記レッグの底部から突出したボルトを該プロテクタと前記ルーフパネルとを貫通させて該ルーフパネルに締結する締結部と、
前記締結部の周囲を止水する止水部と
を有する車両用ルーフレール構造において、
前記止水部は、
前記プロテクタの底面に突設されて前記ボルトの周囲を覆うと共に前記ルーフパネルに当接する底面シールリブと、
前記プロテクタの上面に突設されて前記ボルトの周囲を覆うと共に前記レッグの底面に当接する上面シールリブと
を備えることを特徴とする車両用ルーフレール構造。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記レッグの底面に、前記上面シールリブに装着されて位置決めされる環状の溝部が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の車両用ルーフレール構造。
【請求項3】
前記レッグの底面に、前記底面シールリブの外周側であって前記ボルトの周囲を覆う第2底面シールリブが突設されている
ことを特徴とする請求項1記載の車両用ルーフレール構造。
【請求項4】
前記底面シールリブの高さは前記第2底面シールリブよりも低い
ことを特徴とする請求項3記載の車両用ルーフレール構造。
【請求項5】
前記プロテクタの前記ボルトが貫通する位置にワッシャ装着孔部が穿設され、
前記ワッシャ装着孔部に、底面が前記ルーフパネルに対してメタルタッチされるワッシャが装着される
ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の車両用ルーフレール構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ルーフレール構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ルーフパネルの両側に車両前後方向に沿って延在する左右一対のルーフレールを取り付けた車両が知られている。このルーフレールは、主にSUV(Sport Utility Vehicle)やステーションワゴン車に装備されており、一対のルーフレールにキャリアを橋渡しして固定することで荷物を搭載するスペースを車外に確保することが可能となる。
【0003】
又、ルーフレールは予めアッセンブリ化されており、組立ラインにおいてルーフパネルに取付けられる。ルーフレールをルーフパネルに取付けるに際しては、ルーフレールから下方に突出されているボルトをルーフパネルに穿設されているボルト挿通孔に挿通する。そして、ルーフパネルから下方に突出されたボルトをナットで締結し固定する。
【0004】
ボルトとルーフパネルとの間はメタルタッチで接合し、その周囲をシール部材でシールすることでボルト挿通孔からの水漏れを防止する。
【0005】
このメタルタッチとシール部材とが一体化されたものとして、例えば、特許文献1(WO2014/080511号公報)に開示されているようなシールワッシャが知られている。
【0006】
この文献に開示されているシールワッシャは、中心に孔が穿設されたメタルタッチの上面側の内周部と下面側の外周部に弾性部材がそれぞれ装着されており、両弾性部材にリング状の突部がメタルタッチの表面よりも突出されて形成されている。そして、このシールワッシャをボルトとルーフパネルとの間に介装して共締めすることとで、メタルタッチがボルトとルーフパネルとの間に接合され、更に、弾性部材の突部がボルトとルーフパネルとに密着することで止水性が確保される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
WO2014/080511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に開示されているシールワッシャは高価である。そのため、ルーフレールの下方へ突出されて、ルーフパネルに取付けられる全てのボルトにシールワッシャを装着した場合、コスト高となってしまう不都合がある。
【0009】
従って、止水性を確保しつつシールワッシャを廃止することができれば、部品点数が削減され、製品コストの低減を図ることができる。
【0010】
本発明は、シールワッシャを用いることなく、ルーフレールのボルトと車体のルーフパネルとの間の止水性を確保することができて、製品コストの低減を図ることのできる車両用ルーフレール構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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