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公開番号
2024106349
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-07
出願番号
2024067204,2023023712
出願日
2024-04-18,2022-10-03
発明の名称
金属カーバイドおよび炭化水素の製造方法、ならびに金属カーバイド組成物
出願人
学校法人同志社
,
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C25B
1/14 20060101AFI20240731BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】金属源として金属炭酸塩を用いる金属カーバイドの製造方法、および、金属源として金属炭酸塩を用いて得られた金属カーバイドから、炭化水素を製造する方法、ならびに金属カーバイド組成物を提供する。
【解決手段】第1金属の炭酸塩を含む溶融塩を調製すること、前記溶融塩に電圧を印加して、前記第1金属のカーバイドを含む析出物を得ることを含む、金属カーバイドの製造方法。さらに、前記第1金属のカーバイドを加水分解して、炭化水素および前記第1金属の水酸化物を得ることを含む、炭化水素の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1金属の炭酸塩を含む溶融塩を調製すること、
前記溶融塩に電圧を印加して、前記第1金属のカーバイドを含む析出物を得ることを含む、金属カーバイドの製造方法。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記溶融塩は、さらに、第2金属のハロゲン化物を含む、請求項1に記載の金属カーバイドの製造方法。
【請求項3】
前記第1金属と前記第2金属とが同じである、請求項2に記載の金属カーバイドの製造方法。
【請求項4】
前記ハロゲン化物におけるハロゲンは、塩素を含む、請求項2または3に記載の金属カーバイドの製造方法。
【請求項5】
前記ハロゲン化物におけるハロゲンは、フッ素を含む、請求項2または3に記載の金属カーバイドの製造方法。
【請求項6】
前記析出物は、さらに、炭素、前記第1金属の単体、ハロゲン化物、炭酸塩、酸化物、水素化物および過酸化物、ならびに前記溶融塩に含まれる第1金属以外の金属の単体、ハロゲン化物、炭酸塩、酸化物およびカーバイドよりなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の金属カーバイドの製造方法。
【請求項7】
前記第1金属は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属よりなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の金属カーバイドの製造方法。
【請求項8】
前記第1金属は、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびカルシウムよりなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の金属カーバイドの製造方法。
【請求項9】
第1金属の炭酸塩を含む溶融塩を調製すること、
前記溶融塩に電圧を印加して、前記第1金属のカーバイドを含む析出物を得ること、および、
前記第1金属のカーバイドを加水分解して、炭化水素を含むガスおよび前記第1金属の水酸化物を得ることを含む、炭化水素の製造方法。
【請求項10】
さらに、前記水酸化物と二酸化炭素とを反応させて、前記第1金属の炭酸塩を得ること、および、
得られた前記炭酸塩を、前記溶融塩の調製に再利用することを含む、請求項9に記載の炭化水素の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属カーバイドおよび炭化水素の製造方法、ならびに金属カーバイド組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
アセチレンは、様々な有機化合物の原料として、工業的に重要な物質である。アセチレンは、通常、金属カーバイド(主に、カルシウムカーバイド)と水との反応により得られる。
【0003】
カルシウムカーバイドは、一般に、生石灰(酸化カルシウム)とコークスとの混合物を、電気炉内で高温に加熱することにより得られる(例えば、特許文献1)。特許文献2は、コークスを予めブリケットにしてから生石灰と混合することを提案している。特許文献2によれば、これにより、より効果的にカルシウムカーバイドを得ることができる。特許文献3は、塩化リチウムを溶融電解して得られる金属リチウムと、カーボンブラック等の炭素粉末とを反応させて、リチウムカーバイドを製造する方法を提案している。また、特許文献4は、溶融炭酸塩を電気分解することでカーボンナノファイバーを製造する方法を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭61-178412号公報
特開2018-35328号公報
特開平2-256626号公報
特表2018-513911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
金属カーバイドを製造するには、通常、原料を2000℃以上に加熱する必要がある。そのため、エネルギー効率が低いうえ、大量の二酸化炭素が生成するという問題がある。また、近年の地球温暖化対策の観点から、炭素源として二酸化炭素を利用することが強く求められているが、特許文献1~3では、金属カーバイドの炭素源として炭素そのものを使用しているに過ぎない。特許文献4には、カーバイドの生成に関する記載も示唆もない。
【0006】
本開示は、金属源として金属炭酸塩を用いる、金属カーバイドの製造方法を提供することを目的とする。本開示はさらに、金属源として金属炭酸塩を用いて得られた金属カーバイドから、炭化水素を製造する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、下記の態様を含む。
[1]第1金属の炭酸塩を含む溶融塩を調製すること、
前記溶融塩に電圧を印加して、前記第1金属のカーバイドを含む析出物を得ることを含む、金属カーバイドの製造方法。
【0008】
[2]前記溶融塩は、さらに、第2金属のハロゲン化物を含む、上記[1]に記載の金属カーバイドの製造方法。
【0009】
[3]前記第1金属と前記第2金属とが同じである、上記[2]に記載の金属カーバイドの製造方法。
【0010】
[4]前記ハロゲン化物におけるハロゲンは、塩素を含む、上記[2]または[3]に記載の金属カーバイドの製造方法。
(【0011】以降は省略されています)
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