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公開番号2024104910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009343
出願日2023-01-25
発明の名称電池
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 50/591 20210101AFI20240730BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池本体の端面に設けられたシールが、電池が使用前であるか使用後であるかの判別以外の機能も発揮できる電池を提供すること。
【解決手段】実施形態の電池15は、負極端子11と負極端子11の周囲を囲む外周部13とが形成された端子面3aが一端1a側に設けられ、正極端子12が他端1b側に設けられた電池本体1と、負極端子11を覆う端子覆い部41と、外周部13の少なくとも一部を覆う外周覆い部42,43,44と、を有する絶縁性のシール4と、を備え、端子覆い部41と外周覆い部42,43,44とが分離可能とされている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
負極端子と前記負極端子の周囲を囲む外周部とが形成された端子面が一端側に設けられ、正極端子が他端側に設けられた電池本体と、
前記負極端子を覆う端子覆い部と、前記外周部の少なくとも一部を覆う外周覆い部と、を有する絶縁性のシールと、を備え、
前記端子覆い部と前記外周覆い部とが分離可能とされていることを特徴とする電池。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記電池本体は、前記一端側が開口とされた筒型の電池缶と、前記端子面を有して前記開口部分に設けられた負極部材と、を有し、
前記外周覆い部は、前記電池缶の前記一端側となる端面を覆う環状の短絡防止部を有することを特徴とする請求項1に記載の電池。
【請求項3】
前記短絡防止部は、前記電池缶と前記負極部材に跨って設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電池。
【請求項4】
前記他端側から前記一端側に向けた方向を第1の方向とした場合に、
前記外周覆い部は、前記負極端子よりも第1の方向側に位置する部位を有する逆接続防止部を有することを特徴とする請求項1に記載の電池。
【請求項5】
前記逆接続防止部は、前記負極端子の周囲を囲む環状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電池。
【請求項6】
前記逆接続防止部は、3つ以上の島状に形成されており、前記負極端子の周囲に互いに間隔を空けて同心円上に並べて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の電池。
【請求項7】
前記電池本体は、前記一端側が開口とされた筒型の電池缶と、前記端子面を有して前記開口部分に設けられた負極部材と、を有し、
前記外周覆い部は、前記電池缶の前記一端側となる端面を覆う環状の短絡防止部と、前記電池缶の前記他端側から前記一端側に向けた方向を第1の方向とした場合に、前記短絡防止部よりも内側に設けられて、前記負極端子よりも第1の方向側に位置する部位を有する逆接続防止部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の電池。
【請求項8】
前記逆接続防止部は、前記負極端子の周囲を囲む環状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の電池。
【請求項9】
前記逆接続防止部と前記短絡防止部との間には隙間が設けられており、
前記外周覆い部は、前記隙間を塞ぐ識別部を有することを特徴とする請求項8に記載の電池。
【請求項10】
前記識別部の縁には、切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項9に記載の電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電池に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電池には、柱体状の電池本体の一端と他端とに電極端子が設けられたものがある。このような電池では、電極端子をシールで塞いで、電池の使用時にシールを剥がすようにしたものがある(例えば、特許文献1)。電池を使用するためにはシールを剥がす必要があるため、シールの有無によって電池が使用前であるか使用後であるか判別可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-216955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、電極端子を塞ぐシールは、電池が使用前であるか使用後であるか判別するために設けられているに過ぎなかった。
【0005】
開示の技術では、電池本体の端面に設けられたシールが、電池が使用前であるか使用後であるかの判別以外の機能も発揮できる電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の開示する電池の一態様は、負極端子と負極端子の周囲を囲む外周部とが形成された端子面が一端側に設けられ、正極端子が他端側に設けられた電池本体と、負極端子を覆う端子覆い部と、外周部の少なくとも一部を覆う外周覆い部と、を有する絶縁性のシールと、を備え、端子覆い部と外周覆い部とが分離可能とされている。
【発明の効果】
【0007】
本願の開示する電池の一態様によれば、電池本体の端面に設けられたシールが、電池が使用前であるか使用後であるかの判別以外の機能も発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態1の電池の側面図である。
図2は、図1に示すII-II線に沿って電池を切断した断面図である。
図3は、実施の形態1における負極部材を端子面側から見た図である。
図4は、実施の形態1の電池を図1に示す矢印Bに沿って見た図である。
図5は、図2に示した断面のうち負極部材部分を拡大した部分拡大断面図である。
図6は、実施の形態1の電池の負極端子同士が近接された状態を示す図である。
図7は、実施の形態1の電池の変形例を示す図であって、負極部材部分を拡大した部分拡大断面図である。
図8は、実施の形態2の電池が備えるシールを図1に示す矢印Bに沿って見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示する電池の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態によって、本願の開示する電池が限定されるものではない。
【0010】
(実施の形態1)
<電池の構成>
図1は、実施の形態1の電池の側面図である。図2は、図1に示すII-II線に沿って電池を切断した断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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