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公開番号
2024104275
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-02
出願番号
2023172417
出願日
2023-10-04
発明の名称
電池
出願人
プライムアースEVエナジー株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
H01M
50/557 20210101AFI20240726BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】品質の良い電池を提供すること。
【解決手段】電池1は、電極体3を内部に収容した外装体2と、外装体2に設けられた負極端子部7とを有する。電極体3は、正極板3Aおよび負極板3Bを含んで構成されている。負極端子部7は、第1の端子部材100と第2の端子部材150とを有する。第1の端子部材100は、外装体2の外部に露出する露出面34を有する。第2の端子部材150は、第1の端子部材100よりも外装体2の内部側に設けられている。第1の端子部材100は、露出面34に凹部110が設けられている。さらに、第1の端子部材100は、凹部110の底面112とは反対側の裏面116に、第2の端子部材150が超音波接合されている。そして、凹部110の開口111は、底面側範囲113と比べて狭い。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電極板を内部に収容した外装体と、
前記外装体に設けられた端子部とを有する電池であって、
前記端子部は、前記外装体の外部に露出する露出面を有する第1の端子部材と、前記第1の端子部材よりも前記外装体の内部側に設けられた第2の端子部材とを有し、
前記第1の端子部材は、
前記露出面に凹部が設けられており、
前記凹部の底面とは反対側の裏面に、前記第2の端子部材が超音波接合されており、
前記凹部の開口は、前記凹部の深さ方向における前記開口よりも前記底面側の範囲である底面側範囲と比べて狭い電池。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された電池であって、
前記露出面は、前記端子部を外部と電気的に接続するバスバーが接続される面である電池。
【請求項3】
請求項2に記載された電池であって、
前記第2の端子部材は、前記外装体の外部から、前記外装体に設けられた貫通孔を通って前記外装体の内部まで延びる部材であり、
前記第2の端子部材と前記外装体との間には、これらの隙間を塞いでいるシール部材が設けられている電池。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載された電池であって、
前記凹部の前記底面には、超音波接合時に形成された圧接痕と、前記圧接痕から、前記凹部の前記底面側範囲における前記開口よりも広がる空間内に向けて延びる線状の残留物とが形成されている電池。
【請求項5】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載された電池であって、
前記凹部の前記開口には、前記露出面側ほど広がる面取り加工が施されている電池。
【請求項6】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載された電池であって、
前記凹部の前記底面側範囲における側壁面は、前記開口側ほど狭まるように前記深さ方向に対して傾斜している電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示技術は、電極板を内部に収容した外装体と、外装体に設けられた端子部とを有する電池に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、電池は、充放電のため、外装体に設けられた端子部を有している。また、端子部は、複数の端子部材を接続することで構成されていることがある。例えば、特許文献1には、いずれも導電性の高い金属製の第1部材と第2部材とを備えた端子部を有する電池が開示されている。第2部材は、第1部材よりも外装体の内部側に設けられている。第1部材と第2部材とは、超音波接合されている。そして、第1部材における第2部材との接合面とは反対側の表面には、凹部が形成されている。これにより、超音波接合の接合痕や、超音波接合時に形成される溶接残渣を、凹部内に生じさせることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-049726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような構成では、超音波接合時に凹部内にて生じた線状のバリが、凹部の外へと出てきてしまう可能性があった。このようなバリが意図せず凹部の外へと出てきてしまうと、電池の他の構成に影響を及ぼしてしまう可能性がある。例えば、第1部材における凹部の開口が形成されている表面にバスバーを接続する構成の電池である場合には、バスバーと端子部との間に凹部から出てきたバリが挟まってしまう可能性がある。すなわち、より品質の良い電池とするためには、改良の余地があった。
【0005】
本開示技術の課題とするところは、品質の良い電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示技術における電池は、電極板を内部に収容した外装体と、外装体に設けられた端子部とを有する電池であって、端子部は、外装体の外部に露出する露出面を有する第1の端子部材と、第1の端子部材よりも外装体の内部側に設けられた第2の端子部材とを有し、第1の端子部材は、露出面に凹部が設けられており、凹部の底面とは反対側の裏面に、第2の端子部材が超音波接合されており、凹部の開口は、凹部の深さ方向における開口よりも底面側の範囲である底面側範囲と比べて狭い電池である。
【0007】
上記態様における電池は、超音波接合時に底面にバリが形成されたとしても、そのバリが凹部の内部に収まるようにすることができる。このため、凹部の内部にて発生したバリが、意図せず電池等へと混入してしまうことが防止されている。よって、品質の良い電池である。
【0008】
上記態様の電池ではさらに、露出面は、端子部を外部と電気的に接続するバスバーが接続される面であることが望ましい。バリ等の飛び出しのない露出面は、バスバーを接続する面として適しているからである。そして、露出面にバスバーを接続する際には、露出面にバスバーを密着させつつ適切に接続できるからである。
【0009】
上記態様の電池ではさらに、第2の端子部材は、外装体の外部から、外装体に設けられた貫通孔を通って外装体の内部まで延びる部材であり、第2の端子部材と外装体との間には、これらの隙間を塞いでいるシール部材が設けられていることが望ましい。このようにすることで、電池における外装体と第2の端子部材との隙間を密閉できる。そして、露出面にバスバーを接続する際に端子部の温度が上昇したとしても、表面積の広い凹部にて放熱させ、シール部材が高温になってしまうことを抑制できる。これにより、シール部材の劣化を抑制でき、電池の外装体の密閉性を高く維持できる。
【0010】
上記態様の電池ではさらに、凹部の底面には、超音波接合時に形成された圧接痕と、圧接痕から、凹部の底面側範囲における開口よりも広がる空間内に向けて延びる線状の残留物とが形成されていることが望ましい。このようにすることで、線状の残留物を除去する工程を削減できるからである。そして、線状の残留物が残っていたとしても、凹部の内部に収まっているため、これによって電池の品質を低下させることはない。
(【0011】以降は省略されています)
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