TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024103495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024074818,2018529646
出願日2024-05-02,2016-12-09
発明の名称フマギロール誘導体およびその多形体
出願人シンデブルックス,インコーポレイティド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07D 303/04 20060101AFI20240725BHJP(有機化学)
要約【課題】本発明の開示は、アミノアルキルフマギロールカルバメートの塩および多形体(例えば、フマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートベンゼンスルホン酸塩およびフマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートヒドロキシナフトエ酸塩)に関する。
【解決手段】前記多形体は、X線粉末回折法、示差走査熱量測定法、熱重量分析法およびその他の方法によって特徴付けられる。前記多形体および塩は、フマギロール誘導体の製造における中間体(例えば、ポリマーコンジュゲート(polymer-conjugated)フマギロール誘導体)使用することができるとともに、癌などの種々の疾患や症状の治療に用いられることができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式I:
JPEG
2024103495000048.jpg
45
168
で示される、化合物。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
約 6.0, 9.0, および 18.0 °2θ におけるピークを含む、Cu Kα照射を用いたX線粉末回折パターンを特徴とする、フマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートベンゼンスルホン酸塩の多形体。
【請求項3】
約 6.0, 9.0, 12.3, 12.5, 16.1, および 18.0 °2θ におけるピークを含む、Cu Kα照射を用いたX線粉末回折パターンを特徴とする、請求項2に記載の多形体。
【請求項4】
約 6.0, 9.0, 12.3, 12.5, 13.8, 16.1, 18.0, 20.0, および 25.8 °2θ におけるピークを含む、Cu Kα照射を用いたX線粉末回折パターンを特徴とする、請求項2に記載の多形体。
【請求項5】
約 5.4, 6.0, 9.0, 12.3, 12.5, 13.8, 16.1, 17.3, 18.0, 20.0, 20.8, および 25.8 °2θにおけるピークを含む、Cu Kα照射を用いたX線粉末回折パターンを特徴とする、請求項2に記載の多形体。
【請求項6】
約 5.4, 6.0, 9.0, 12.3, 12.5, 13.8, 16.1, 17.3, 18.0, 20.0, 20.8, 21.5, 22.0, 24.3, および 25.8 °2θにおけるピークを含む、Cu Kα照射を用いたX線粉末回折パターンを特徴とする、請求項2に記載の多形体。
【請求項7】
図1Aに示すものと実質的に同様のX線粉末回折パターンを特徴とする、請求項2に記載の多形体。
【請求項8】
図2Aに示すものと実質的に同様のX線粉末回折パターンを特徴とする、請求項2に記載の多形体。
【請求項9】
示差走査熱量測定法により測定される、約178℃における発熱事象の開始および約188℃におけるピークをさらに特徴とする、請求項2に記載の多形体。
【請求項10】
熱重量分析法/示差熱分析法により測定される、約181℃における発熱事象の開始および約189℃におけるピークをさらに特徴とする、請求項2に記載の多形体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
関連出願の相互参照
続きを表示(約 2,200 文字)【0002】
本出願は、2015年12月10日に出願された米国仮特許出願第62/265,675号に対する優先権の利益を主張する。
【0003】
本出願は、アミノアルキルフマギロールカルバメートの塩および多形体(例えば、フマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートベンゼンスルホン酸塩およびフマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートヒドロキシナフトエ酸塩)に関する。本出願の塩および多形体は、フマギロール誘導体(例えば、ポリマーコンジュゲート(polymer-conjugated)フマギロール誘導体)の製造における安定した中間体として、または治療剤として有用である。
【0004】
フマギリンは、抗菌剤および抗原虫剤として使用されている低分子である。フマギリンの臨床応用およびフマギロール誘導体の臨床応用は毒性によって制限を受けてきた。治療のためのフマギリンポリマーコンジュゲートの形成は、(例えば、アミン修飾フマギロールとフマギロール上のエポキシドとの反応によって)容易に自己縮合または加水分解しない1以上の安定な純粋なフマギリン由来中間体の存在を必要とする。さらに、ポリマー主鎖に共有結合された不純物は、除去するのが困難となる。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、純粋で安定なフマギロール誘導体(例えば、式Iおよび式II)を対象とする。前記誘導体は、ポリマー結合フマギロールコンジュゲート(polymer-bound fumagillol conjugates)を製造するための合成中間体として使用することができる。あるいは、誘導体は治療剤として直接使用することができる。
【0006】
本出願はアミノアルキルフマギロールカルバメートの塩、例えばフマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートベンゼンスルホン酸塩、(1R、4R)-4 - (((((3R、4S、5S、6R)-5-メトキシ-4 - ((2R、3R)-2-メチル-3-(3-メチルブタ-2-エン-1-イル) オキシラン-2-イル)-1-オキサスピロ[2.5]オクタン-6-イル)オキシ)カルボニル)アミノ)シクロヘキサン-1-アミニウムベンゼンスルホネートとしても知られている、およびフマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートヒドロキシナフトエ酸塩、(1R、4R)-4 - (((((3R、4S、5S、6R)-5-メトキシ-4 - ((2R、3R)-2-メチル-3-(3-メチルブタ-2-エン-1-イル) オキシラン-2-イル)-1-オキサスピロ[2.5]オクタン-6-イル)オキシ)カルボニル)アミノ)シクロヘキサン-1-アミニウム1-ヒドロキシ-2-ナフトエートとしても知られている、を対象とする。本開示はまた、これら両方の塩の安定で純粋な結晶多形を提供する。本明細書で提供される塩および多形は安定であり、フマギロール誘導体(例えば、ポリマーコンジュゲートフマギロール誘導体)の製造における中間体として使用することができる。これらの誘導体は、多くの疾患の治療において治療薬として有用である。さらに、前記の塩および多形は、治療薬として直接使用することができる。
【0007】
1の態様において、本開示は、フマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートベンゼンスルホン酸塩(式I):
JPEG
2024103495000001.jpg
49
168
を記載する。
【0008】
1の態様において、本開示は、フマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートベンゼンスルホン酸塩(式I)(例えば、形態I、形態II、形態IIIおよび形体IV)を提供する。
【0009】
1の態様において、本開示は、約6.0, 9.0, および 18.0°2θ におけるピークを含む、Cu Kα照射を用いたX線粉末回折パターンを特徴とする、フマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートベンゼンスルホン酸塩多形体(形態II)を提供する。1以上の実施形態において、形態IIの多形体は、示差走査熱量測定法により測定した、約178℃における発熱事象の開始および約188℃におけるピークを特徴とする。1以上の実施形態において、形態IIの多形体は、熱重量分析法/示差熱分析法(TG/DTA)により測定した、約181℃における発熱事象の開始および約189℃におけるピークを特徴とする。1以上の実施形態において、形態IIは、図5Aまたは6Aに示すものと実質的に同様のX線粉末回折パターンを特徴とする。
【0010】
1の態様において、本開示は、約 6.1, 8.6, および 16.4°2θにおけるピークを含む、Cu Kα照射を用いたX線粉末回折パターンを特徴とする、フマギル-6-イルN-(トランス-4-アミノシクロヘキシル)カルバメートベンゼンスルホン酸塩多形体(形態I)を提供する。いくつかの実施形態において、形態Iは、図5Bまたは6Bに示すものと実質的に同様のX線粉末回折パターンを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許