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公開番号2024102820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023217427
出願日2023-12-22
発明の名称一重項酸素生成材料
出願人三井化学株式会社,山本化成株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C07D 487/22 20060101AFI20240724BHJP(有機化学)
要約【課題】一重項酸素の発生効率に優れるフタロシアニン化合物を含む一重項酸素生成材料の提供。
【解決手段】具体例として、下記のフタロシアニン化合物(2)が挙げられる。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1-1)~下記式(1-4)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含む一重項酸素生成材料。
JPEG
2024102820000006.jpg
144
162
[式(1-3)において、各6員環に結合するR

及びR

毎に独立して、R

又はR

の一方が(2,4-ジメチルペンタン-3-イル)オキシ基を表し、他方が水素原子を表す。式(1-3)で表される化合物は、位置異性体の混合物であってもよい。
式(1-4)において、各6員環に結合するR

~R

毎に独立して、R

又はR

の一方が(2,4-ジメチルペンタン-3-イル)オキシ基を表し、R

~R

における(2,4-ジメチルペンタン-3-イル)オキシ基ではない基のうちの一つが臭素原子を表し、その他が水素原子を表す。式(1-4)で表される化合物は、位置異性体の混合物であってもよい。]

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一重項酸素生成材料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一重項酸素は活性酸素の一種であり、高い反応活性を持つ。一重項酸素の高い反応活性を利用して、病気の治療薬や新薬の開発、環境分野への応用などが検討されている。
一重項酸素を発生させる材料の一つとして、フタロシアニン化合物が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-064284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フタロシアニン化合物は可視光領域に吸収ピークを有し、この領域の光をフタロシアニン化合物に照射することで、一重項酸素が発生する。フタロシアニン化合物による一重項酸素の発生効率は、高いことが好ましい。
本開示は上記従来の事情に鑑みてなされたものであり、本開示の一態様は、一重項酸素の発生効率に優れるフタロシアニン化合物を含む一重項酸素生成材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を達成するための具体的手段は以下の通りである。
<1> 下記式(1-1)~下記式(1-4)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含む一重項酸素生成材料。
【0006】
JPEG
2024102820000001.jpg
144
162
【0007】
[式(1-3)において、各6員環に結合するR

及びR

毎に独立して、R

又はR

の一方が(2,4-ジメチルペンタン-3-イル)オキシ基を表し、他方が水素原子を表す。式(1-3)で表される化合物は、位置異性体の混合物であってもよい。
式(1-4)において、各6員環に結合するR

~R

毎に独立して、R

又はR

の一方が(2,4-ジメチルペンタン-3-イル)オキシ基を表し、R

~R

における(2,4-ジメチルペンタン-3-イル)オキシ基ではない基のうちの一つが臭素原子を表し、その他が水素原子を表す。式(1-4)で表される化合物は、位置異性体の混合物であってもよい。]
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、一重項酸素の発生効率に優れるフタロシアニン化合物を含む一重項酸素生成材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
化合物(1-1)の吸収スペクトルである。
化合物(1-2)の吸収スペクトルである。
化合物(1-3)の吸収スペクトルである。
化合物(1-4)の吸収スペクトルである。
化合物(2)の吸収スペクトルである。
DPBF及び化合物(1-1)の混合溶液に660nmの励起光を照射したときに観察された、各照射時間で得られた吸収スペクトルを示す図である。
DPBF及び化合物(1-1)の混合溶液に660nmの励起光を照射したときに観察された、410nmの吸光度変化を照射時間に対してプロットした図である。
DPBF及び化合物(2)の混合溶液に660nmの励起光を照射したときに観察された、410nmの吸光度変化を照射時間に対してプロットした図である。
DPBF及び化合物(1-2)の混合溶液に660nmの励起光を照射したときに観察された、410nmの吸光度変化を照射時間に対してプロットした図である。
DPBF及び化合物(1-3)の混合溶液に660nmの励起光を照射したときに観察された、410nmの吸光度変化を照射時間に対してプロットした図である。
DPBF及び化合物(1-4)の混合溶液に660nmの励起光を照射したときに観察された、410nmの吸光度変化を照射時間に対してプロットした図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示について詳細に説明する。但し、本開示は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合を除き、必須ではない。数値及びその範囲についても同様であり、本開示を制限するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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