TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024101242
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-29
出願番号
2023005119
出願日
2023-01-17
発明の名称
管体加工装置
出願人
株式会社IMS
代理人
弁理士法人白坂
主分類
B23C
3/04 20060101AFI20240722BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】配管を施設内に敷設するときの配管同士の接続を始めとする加工に際し、加工の自動化を進めることによって作業者の負担軽減と、施設内の現場作業の効率改善を可能とする管体加工装置を提供する。
【解決手段】切削対象の管体が載置される台座部と、台座部に設置され管体の胴面部に当接して管体を保持する保持部と、管体の円周方向に管体を回動する回動部と、台座部に収容され管体の伸長方向に直動し、管体を切削する切削部とを備え、保持部は胴面部の円周方向に嵌着する環部を備え、回動部は環部を介して管体の円周方向に管体を回動させ、切削部は台座部に収容され管体の伸長方向に敷設されたレール部に接続されてレール部上に沿って直動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
切削対象の管体が載置される台座部と、
前記台座部に設置され前記管体の胴面部に当接して前記管体を保持する保持部と、
前記管体の円周方向に前記管体を回動する回動部と、
前記台座部に収容され前記管体の伸長方向に直動し、前記管体を切削する切削部と、を備える
ことを特徴とする管体加工装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記保持部は前記胴面部の円周方向に嵌着する環部を備え、前記回動部は前記環部を介して前記管体の円周方向に前記管体を回動する請求項1に記載の管体加工装置。
【請求項3】
前記環部を挟持する挟持腕部を備える請求項2に記載の管体加工装置。
【請求項4】
前記保持部は前記台座部に設けられ前記環部に当接する台座回転子を備え、前記挟持腕部に設けられ前記環部に当接する腕部回転子を備える請求項3に記載の管体加工装置。
【請求項5】
前記環部を前記台座部側へ押下する押下梁部を備える請求項2に記載の管体加工装置。
【請求項6】
前記保持部は前記台座部に設けられ前記環部に当接する台座回転子を備え、前記押下梁部に設けられ前記環部に当接する梁部回転子を備える請求項5に記載の管体加工装置。
【請求項7】
前記回動部の回動量及び回動方向と、前記切削部の直動量及び直動方向を制御する制御部が備えられる請求項1に記載の管体加工装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記管体の管径と前記管体における切削形状に基づいて、前記回動部の回動量及び回動方向と、前記切削部の直動量及び直動方向を制御する請求項7に記載の管体加工装置。
【請求項9】
前記管体の管径と前記管体における切削形状の組み合わせに対応して、前記回動部の回動量及び回動方向と前記切削部の直動量及び直動方向を規定する動作量データが複数設定されていて、複数の前記動作量データが動作制御量テーブルに集約されている請求項8に記載の管体加工装置。
【請求項10】
前記切削部は、前記台座部に収容され前記管体の伸長方向に敷設されたレール部に接続されて前記レール部上に沿って直動する請求項1に記載の管体加工装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は管体加工装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
送気用、排気用のダクトを始めとする各種の配管を施設内に敷設する場合、施設内の設備、各種機材等の配置から主管(主配管)と主管から分岐する枝管(枝配管)が形成される。そして、施設に応じた分岐を有する配管が設計される。図13の模式図は分岐配管の形成の例示である。図13(A)では、予め主管Pmに枝管Psを接続する場合、主管Pmの胴面(管側面)に開口部Phが形成される。開口部Phの開口径は枝管Psの外径に対応する。そして、図13(B)のとおり、主管Pmに枝管Psが接続されて双方の管の接合部Pjが形成される。
【0003】
主管と枝管の接続加工に際し、例えば、主管に対して切削部材を移動させながら切削部材により開口部を形成する加工手法が提案されている(特許文献1等参照)。特許文献1に開示の加工手法、装置によると、ドリル、エンドミル等の切削部材は主管の胴面に対して直角に配置され、切削部材が適度に移動して開口部が形成される。特許文献1によると、管体に対する切削等の加工の自動化が可能となり、作業効率は向上した。
【0004】
しかしながら、主管と枝管の接続加工は、図13に開示するように、直下に接続する以外に斜めの角度により接続されることがある。施設内の設備、各種機材等の配置から主管に対する枝管の接続が45°等の斜めの角度に配管が設計される。斜めの角度の配管同士の接続の場合、特許文献1等に開示の装置では対応は難しい。そのため、現状、施設内の現場において、配管を加工する作業者自身が逐次適切な大きさ、形状の開口部を切削していた。このため、施設内への配管の施工作業の自動化は不十分であり、現場作業の改善が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-186107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述の点に鑑みなされたものであり、配管を施設内に敷設するときの配管同士の接続を始めとする加工に際し、加工の自動化を進めることによって作業者の負担軽減と、施設内の現場作業の効率改善を可能とする管体加工装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、実施形態の管体加工装置は、切削対象の管体が載置される台座部と、台座部に設置され管体の胴面部に当接して管体を保持する保持部と、管体の円周方向に管体を回動する回動部と、台座部に収容され管体の伸長方向に直動し、管体を切削する切削部とを備えることを特徴とする。
【0008】
さらに、管体加工装置において、保持部は胴面部の円周方向に嵌着する環部を備え、回動部は環部を介して管体の円周方向に管体を回動することとしてもよい。
【0009】
さらに、管体加工装置において、環部を挟持する挟持腕部を備えることとしてもよい。
【0010】
さらに、管体加工装置において、保持部は台座部に設けられ環部に当接する台座回転子を備え、挟持腕部に設けられ環部に当接する腕部回転子を備えることとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る