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公開番号2024100053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003762
出願日2023-01-13
発明の名称液体供給装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20240719BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体供給路において、インクの溜まりを抑制することにより、固形物が析出し難い液体供給装置を提供する。
【解決手段】画像記録装置100は、インクサブタンク47と、インクサブタンク47から供給されたインクを吐出するヘッドユニット38と、インクサブタンク47とヘッドユニット38とを繋ぐ液体供給路61と、を備える。液体供給路61は、外テーパ面73を有するオス型ルアーフィッティング70と、内テーパ面83を有するメス型ルアーフィッティング80と、を有する。オス型ルアーフィッティング70は、メス型ルアーフィッティング80よりも液体供給路61において供給向き6の上流に位置しており、且つメス型ルアーフィッティング80に嵌合されている。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
液体を貯留するタンクと、
上記タンクから供給された液体を吐出するためのインクジェットヘッドと、
上記タンクと上記インクジェットヘッドとを繋ぐ液体供給路と、を備えており、
上記液体供給路は、
第1基端から第1先端へ向けて外径が縮小する外テーパ面を有するオス型ルアーフィッティングと、
第2先端から第2基端へ向けて内径が縮小する内テーパ面を有するメス型ルアーフィッティングと、を有しており、
上記オス型ルアーフィッティングは、上記メス型ルアーフィッティングよりも上記液体供給路において上記タンクから上記インクジェットヘッドへ液体が流れる供給向きの上流に位置しており、且つ上記メス型ルアーフィッティングに嵌合されており、
上記オス型ルアーフィッティングと上記メス型ルアーフィッティングとが嵌合された嵌合状態において、上記外テーパ面と上記内テーパ面とが接触しており、
上記液体は、樹脂微粒子と水とを含有する液体供給装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
上記オス型ルアーフィッティングおよび上記メス型ルアーフィッティングは、上記液体供給路において、他のオス型ルアーフィッティングおよびメス型ルアーフィッティングよりも、上記インクジェットヘッドに最も近い位置にある請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項3】
上記液体供給路において、嵌合されたオス型ルアーフィッティングおよびメス型ルアーフィッティングが複数あり、
上記メス型ルアーフィッティングよりも上記供給向きの上流に位置して上記メス型ルアーフィッティングに嵌合された上記オス型ルアーフィッティングは、上記複数のうちの半数以上である請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項4】
上記液体供給路において、嵌合されたオス型ルアーフィッティングおよびメス型ルアーフィッティングが複数あり、
上記オス型ルアーフィッティングおよび上記メス型ルアーフィッティングは、上記複数のすべてである請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項5】
上記液体供給路に位置しており、液体中の固形物を捕捉するフィルタをさらに有しており、
上記オス型ルアーフィッティングおよび上記メス型ルアーフィッティングは、上記液体供給路において、上記フィルタよりも上記供給向きの下流に位置する請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項6】
上記インクジェットヘッドと上記タンクとを繋ぐ液体排出路と、
上記液体供給路を通じて上記タンクから上記インクジェットヘッドへ液体を供給し、上記液体排出路を通じて上記インクジェットヘッドから上記タンクへ液体を排出するための圧力を加えるポンプと、をさらに備える請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項7】
コントローラをさらに備えており、
上記コントローラは、上記液体供給路における液体の流量が3mL/秒未満の第1値となるように上記ポンプを駆動する請求項6に記載の液体供給装置。
【請求項8】
上記コントローラは、液体の流量が上記第1値未満の第2値となるように上記ポンプの駆動を開始したのち、上記第1値となるように上記ポンプを駆動する請求項7に記載の液体供給装置。
【請求項9】
上記コントローラは、
液体の流量が上記第1値となるように上記ポンプを駆動した後、上記第1値未満の第3値となるように上記ポンプを駆動し、
液体の流量が上記第3値となるように上記ポンプを駆動したのち、上記ポンプを停止する請求項7に記載の液体供給装置。
【請求項10】
上記樹脂微粒子は、ガラス転移温度が50℃未満である請求項1に記載の液体供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タンクに貯留された液体をインクジェットヘッドへ供給する液体供給装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ヘッドからインクを吐出する液体吐出装置として、例えば、特許文献1に記載されたインクジェット記録装置が知られている。特許文献1の記録装置は、記録ヘッドと、インクタンクと、記録ヘッドとインクタンクとを繋ぐ供給路と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-232447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
供給路は、チューブに加えてルアーフィッティングなどにより構成される。これは、供給路は、装置の内部空間において占有領域が小さくなるようにコンパクトに設計されるためである。また、供給路の設計において、記録ヘッドなどの交換の容易性などが考慮される。供給路においてルアーフィッティングを用いた接続箇所は、記録ヘッドなどの交換において容易に接続が解除できる。
【0005】
ルアーフィッティングによる接続には、オス型ルアーフィッティングおよびメス型ルアーフィッティングによる接続がある。オス型ルアーフィッティングは、基端から先端へ向けて外径が縮小する外テーパ面を有する。メス型ルアーフィッティングは、先端から基端へ向けて内径が縮小する内テーパ面を有する。これらが嵌合されると、外テーパ面と内テーパ面とが接触する。
【0006】
供給路にインクが流れると、外テーパ面と内テーパ面とが接触する箇所に向けてインクが進入することがある。外テーパ面と内テーパ面とが接触する箇所に向けて進入したインクは、排出されずに留まり乾燥することがある。溜まったインクが乾燥すると、上記箇所付近で当該インクから固形物が析出する場合がある。その後に、供給路にインクが流入した場合に、析出した固定物がインクに溶解しないまま、記録ヘッドに流入してしまうことを、本発明者が見出した。
【0007】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体供給路において、インクの溜まりを抑制することにより、固形物が析出し難い液体供給装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明に係る液体供給装置は、液体を貯留するタンクと、上記タンクから供給された液体を吐出するためのインクジェットヘッドと、上記タンクと上記インクジェットヘッドとを繋ぐ液体供給路と、を備える。上記液体供給路は、第1基端から第1先端へ向けて外径が縮小する外テーパ面を有するオス型ルアーフィッティングと、第2先端から第2基端へ向けて内径が縮小する内テーパ面を有するメス型ルアーフィッティングと、を有する。上記オス型ルアーフィッティングは、上記メス型ルアーフィッティングよりも上記液体供給路において上記タンクから上記インクジェットヘッドへ液体が流れる供給向きの上流に位置しており、且つ上記メス型ルアーフィッティングに嵌合されている。上記オス型ルアーフィッティングと上記メス型ルアーフィッティングとが嵌合された嵌合状態において、上記外テーパ面と上記内テーパ面とが接触している。上記液体は、樹脂微粒子と水とを含有する。
【0009】
オス型ルアーフィッティングの外テーパ面とメス型ルアーフィッティングの内テーパ面とは、外テーパ面の断面の円周の大きさが次第に小さくなる向きの下流端において隙間が生じ得る。外テーパ面の断面の円周の大きさが次第に小さくなる向きが、液体供給路の供給向きと合致する。したがって、液体供給路における液体の流れが上記隙間へ向かっていないので、上記隙間に液体が進入し難い。その結果、上記隙間において、インクの溜まりが抑制されるので、固形物が析出し難くなる。
【0010】
(2) 上記オス型ルアーフィッティングおよび上記メス型ルアーフィッティングは、上記液体供給路において、他のオス型ルアーフィッティングおよびメス型ルアーフィッティングよりも、上記インクジェットヘッドに最も近い位置にあってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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