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公開番号2024094322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2024048220,2022185703
出願日2024-03-25,2022-11-21
発明の名称木製荷受台製造装置、木製荷受台の製造方法及び木製荷受台
出願人恒成株式会社
代理人個人
主分類B65D 19/31 20060101AFI20240702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】耐久性に優れた木製荷受台を低コストで効率的に製造することができる木製荷受台製造装置及び製造方法並びに簡易構成にして安価に製造可能な耐久性に優れた木製荷受台を提供する。
【解決手段】木製脚材31と木製荷受材32とを釘34aにより固定する第一固定手段1と、木製脚材31と木製荷受材32とを金具33により固定する第二固定手段2とを備え、第一固定手段1は、木製脚材31と木製荷受材32との交差部に釘34aを打設して両者を固定する手段であり、第二固定手段2は、木製脚材31の端面と木製荷受材32の側面とに金具33を設け、金具33により両者を連結固定する手段である木製荷受台製造装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
間隔をおいて並設された複数の木製脚材と、前記木製脚材と直交し間隔をおいて並設された複数の木製荷受材とで構成された木製荷受台を製造する木製荷受台製造装置であって、前記木製脚材と前記木製荷受材とを釘により固定する第一固定手段と、前記木製脚材と前記木製荷受材とを金具により固定する第二固定手段とを備え、前記第一固定手段は、前記木製脚材と前記木製荷受材との交差部に前記釘を打設して該木製脚材と該木製荷受材とを固定する手段であり、前記第二固定手段は、前記木製脚材と前記木製荷受材とに設けた前記金具により該木製脚材と該木製荷受材とを連結固定する手段であることを特徴とする木製荷受台製造装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
間隔をおいて並設された複数の木製脚材と、前記木製脚材と直交し間隔をおいて並設された複数の木製荷受材とで構成された木製荷受台を製造する木製荷受台製造装置であって、前記木製脚材と前記木製荷受材とを釘により固定する第一固定手段と、前記木製脚材と前記木製荷受材とを金具により固定する第二固定手段とを備え、前記第一固定手段は、前記木製脚材と前記木製荷受材との交差部に前記釘を打設して該木製脚材と該木製荷受材とを固定する手段であり、前記第二固定手段は、前記木製脚材の端面と前記木製荷受材の側面とに設けた前記金具により該木製脚材と該木製荷受材とを連結固定する手段であることを特徴とする木製荷受台製造装置。
【請求項3】
請求項2記載の木製荷受台製造装置において、前記金具は板状であり、また、前記第二固定手段は、前記金具を前記木製脚材の端面と前記木製荷受材の側面とに跨設状態に配設固定し、この金具により前記木製脚材と前記木製荷受材とを連結固定する手段であることを特徴とする木製荷受台製造装置。
【請求項4】
間隔をおいて並設された複数の木製脚材と、前記木製脚材と直交し間隔をおいて並設された複数の木製荷受材とで構成された木製荷受台の製造方法であって、前記木製脚材と前記木製荷受材とを位置決めする部材位置決め工程と、前記部材位置決め工程により位置決めされた前記木製脚材と前記木製荷受材とを固定する部材固定工程とを含み、前記部材固定工程は、前記木製脚材と前記木製荷受材とが交差する交差部に釘を打設し該木製脚材と該木製荷受材とを固定し、且つ、前記木製脚材と前記木製荷受材とに板状の金具を跨設状態に配設固定し、この金具により前記木製脚材と前記木製荷受材とを連結固定することを特徴とする木製荷受台の製造方法。
【請求項5】
間隔をおいて並設された複数の木製脚材と、前記木製脚材と直交し間隔をおいて並設された複数の木製荷受材とで構成された木製荷受台の製造方法であって、前記木製脚材と前記木製荷受材とを位置決めする部材位置決め工程と、前記部材位置決め工程により位置決めされた前記木製脚材と前記木製荷受材とを固定する部材固定工程とを含み、前記部材固定工程は、前記木製脚材と前記木製荷受材とが交差する交差部に釘を打設し該木製脚材と該木製荷受材とを固定し、且つ、前記木製脚材の端面と前記木製荷受材の側面とに板状の金具を跨設状態に配設固定し、この金具により前記木製脚材と前記木製荷受材とを連結固定することを特徴とする木製荷受台の製造方法。
【請求項6】
請求項5記載の木製荷受台の製造方法において、前記部材固定工程は、前記金具の前記木製脚材の端面と重なる部分と前記木製荷受材の側面と重なる部分との夫々に釘を打設して、前記金具を前記木製脚材の端面及び前記木製荷受材の側面に釘着固定することを特徴とする木製荷受台の製造方法。
【請求項7】
間隔をおいて並設された複数の木製脚材と、前記木製脚材と直交し間隔をおいて並設された複数の木製荷受材とで構成された木製荷受台の製造方法であって、前記木製脚材と前記木製荷受材とを釘により固定する第一固定工程と、前記木製脚材と前記木製荷受材とを板状の金具により固定する第二固定工程とを含み、前記第一固定工程は、前記木製脚材と前記木製荷受材との交差部に前記釘を打設して該木製脚材と該木製荷受材とを固定する工程であり、前記第二固定工程は、複数の前記金具が積層収納された金具収納部から該金具を取り出し所定位置に搬送する金具搬送工程と、この金具搬送工程により搬送された前記金具を前記木製脚材の端面と前記木製荷受材の側面に釘により固定する釘打工程とを含み、この木製脚材の端面と木製荷受材の側面とに固定した前記金具により該木製脚材と該木製荷受材とを連結固定する工程であることを特徴とする木製荷受台の製造方法。
【請求項8】
請求項7記載の木製荷受台の製造方法において、前記金具搬送工程は、第一金具搬送工程、第二金具搬送工程及び第三金具搬送工程とを含み、前記第一金具搬送工程は、前記金具収納部に収納された前記金具を一枚取り出し第一の所定位置まで搬送する工程であり、前記第二金具搬送工程は、前記第一の所定位置で前記金具を受け取り、この金具の位置を第二の所定位置に移動させる工程であり、前記第三金具搬送工程は、前記第二の所定位置で前記金具を受け取り、この金具を前記木製脚材の端面と前記木製荷受材の側面とに跨設状態で当接させる工程であることを特徴とする木製荷受台の製造方法。
【請求項9】
請求項8記載の木製荷受台の製造方法において、前記第一金具搬送工程及び前記第二金具搬送工程は、前記金具33を吸引により保持して搬送する工程であり、前記第三金具搬送工程は、前記金具33を磁力により保持して搬送する工程であることを特徴とする木製荷受台の製造方法。
【請求項10】
間隔をおいて並設された複数の木製脚材と、この木製脚材と直交し間隔をおいて並設された複数の木製荷受材とで構成された木製荷受台であって、前記木製脚材と前記木製荷受材との交差部には釘が打設され、また、前記木製脚材の端面と前記木製荷受材の側面とに板状の金具が跨設され、この金具は、前記木製脚材と重なる部分と前記木製荷受材と重なる部分との夫々に釘が打設され、前記木製脚材の端面及び前記木製荷受材の側面に釘着固定されていることを特徴とする木製荷受台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、木製荷受台製造装置、木製荷受台の製造方法及び木製荷受台に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、多数枚の大判の鋼板を目的地(納品先)まで運搬する場合、スキッドと称する角材を格子状に組み付けてなる木製の荷受台を用い、この木製荷受台上に鋼板を積層載置し、帯鉄(鉄製のバンド)で鋼板を木製荷受台に固定した後、木製荷受台に吊りワイヤーを掛け回し、吊り上げ搬送により車両等の輸送手段に積載し運搬しているが、この木製荷受台は、大判の鋼板が載置し得る大型形状であり、返却にかかる輸送コストが高くなることから、多くのものは使い捨てタイプとなっている。
【0003】
そのため、このような使い捨てタイプの木製荷受台は、できるだけコストを抑えて製造されるため、角材同士の接合は、角材同士が交差する交差部に釘を打設する釘着固定のみの簡易な接合となっているが、目的地に運搬する際は、前記のとおり鋼板を固定する帯鉄により角材同士の接合が保持されるため、接合部(釘着部)の固定が緩むことはなく、このような簡易な接合でも問題ない。
【0004】
しかしながら、このような使い捨てタイプの木製荷受台は、納品先において、そのまま鋼板が積層載置された状態で保管され、鋼板を使用する際は、木製荷受台に積層載置した状態のまま使用場所まで移動させることが多い。
【0005】
この納品先の移動においては、近距離移動が多いため帯鉄で固定せずに吊りワイヤーやフォークリフトを用いて運搬移動することもあり、帯鉄で固定しない場合、鋼板の重みで接合部(釘着部)に負荷が掛かり、交差部の釘着固定のみでは釘着部の固定が緩み、角材同士の接合が外れてしまう不具合が生じる。
【0006】
そこで、本出願人は前記不具合を防止すべく、交差部の釘着固定に加え、脚部となる角材の端面と荷受部となる角材の側面とに金具を設け、両者を金具でも接合し、接合強度を補強した木製荷受台を見出した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記金具の取り付け作業を作業者が手作業で行う場合、時間と労力がかかり、製造コストがアップしてしまう。
【0008】
本発明は上述のような現状に鑑みなされたものであり、耐久性に優れた木製荷受台を低コストで効率的に製造することができる木製荷受台製造装置及び木製荷受台の製造方法並びに簡易構成にして安価に製造可能な耐久性に優れた木製荷受台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0010】
間隔をおいて並設された複数の木製脚材31と、前記木製脚材31と直交し間隔をおいて並設された複数の木製荷受材32とで構成された木製荷受台30を製造する木製荷受台製造装置であって、前記木製脚材31と前記木製荷受材32とを釘34aにより固定する第一固定手段1と、前記木製脚材31と前記木製荷受材32とを金具33により固定する第二固定手段2とを備え、前記第一固定手段1は、前記木製脚材31と前記木製荷受材32との交差部に前記釘34aを打設して該木製脚材31と該木製荷受材32とを固定する手段であり、前記第二固定手段2は、前記木製脚材31と前記木製荷受材32とに設けた前記金具33により該木製脚材31と該木製荷受材32とを連結固定する手段であることを特徴とする木製荷受台製造装置に係るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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