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公開番号2024091429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2023178621
出願日2023-10-17
発明の名称カバー部材が被せられたアウターローター型モーター及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 9/02 20060101AFI20240627BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡単な構成でモーターの冷却を行うこと。
【解決手段】モーター基板と、モーター基板に設けられたステーター部と、回転軸が取り付けられており、ステーター部の周りを回転するローター部と、ローター部のラジアル方向及び回転軸の軸線方向においてローター部の外側に設けられた、固定配置されたカバー部材と、を備え、ローター部の回転軸が取り付けられた部分と軸線方向において対向するカバー部材の第1部分のうち、ラジアル方向における中央部分には第1開口部が設けられ、ローター部の回転によって、カバー部材の外側から第1開口部を介してカバー部材の内部に空気が引き込まれ、引き込まれた空気が、軸線方向において第1開口部から離れた位置に設けられた第2開口部を介してカバー部材の外部へ出ていく。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カバー部材が被せられたアウターローター型モーターであって、
モーター基板と、
前記モーター基板に設けられたステーター部と、
回転軸が取り付けられており、前記ステーター部の周りを回転するローター部と、
前記ローター部のラジアル方向及び前記回転軸の軸線方向において前記ローター部の外側に設けられた、固定配置されたカバー部材と、
を備え、
前記ローター部の前記回転軸が取り付けられた部分と前記軸線方向において対向する前記カバー部材の第1部分のうち、前記ラジアル方向における中央部分には第1開口部が設けられ、
前記ローター部の回転によって、前記カバー部材の外側から前記第1開口部を介して前記カバー部材の内部に空気が引き込まれ、引き込まれた空気が、前記軸線方向において前記第1開口部から離れた位置に設けられた第2開口部を介して前記カバー部材の外部へ出ていくことを特徴とするアウターローター型モーター。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2開口部は、前記モーター基板と前記カバー部材の間にできた空間であることを特徴とする請求項1に記載のアウターローター型モーター。
【請求項3】
前記第2開口部は、前記モーター基板に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアウターローター型モーター。
【請求項4】
前記回転軸の前記第1開口部の側の端部は、前記軸線方向において前記第1開口部よりも前記カバー部材の内部に位置していることを特徴とする請求項1に記載のアウターローター型モーター。
【請求項5】
前記軸線方向に見た時、前記第1開口部の面積は、前記ローター部の面積の5%~50%であることを特徴とする請求項1に記載のアウターローター型モーター。
【請求項6】
前記カバー部材の前記第1部分の内面には、前記第1開口部に向かうらせん状のリブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアウターローター型モーター。
【請求項7】
記録材にトナー画像を形成する画像形成装置であって、
本体フレームと、
モーター基板と、
前記モーター基板に設けられたステーター部と、
回転軸が取り付けられており、前記ステーター部の周りを回転するローター部と、
前記ローター部のラジアル方向及び前記回転軸の軸線方向において前記ローター部の外側に設けられた、固定配置されたカバー部材と、
前記モーター基板は前記本体フレームに取り付けられ、
前記ローター部の前記回転軸が取り付けられた部分と前記軸線方向において対向する前記カバー部材の第1部分のうち、前記ラジアル方向における中央部分には第1開口部が設けられ、
前記ローター部の回転によって、前記カバー部材の外側から前記第1開口部を介して前記カバー部材の内部に空気が引き込まれ、引き込まれた空気が、前記軸線方向において前記第1開口部から離れた位置に設けられた第2開口部を介して前記カバー部材の外部へ出ていくことを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記カバー部材は前記本体フレームに取り付けられており、前記第2開口部は前記本体フレームに設けられた開口であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2開口部は、前記モーター基板と前記カバー部材の間にできた空間であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第2開口部は、前記モーター基板に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カバー部材が被せられたアウターローター型モーター及びこれを搭載する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
昨今の画像形成装置は高速化と小型化を同時に求められ、高速化に伴いモーターの出力アップが求められる。また、小型化のためにモーターを画像形成装置本体のフレーム内側に内蔵することがある。画像形成装置本体のフレーム内側にモーターを内蔵すると、モーターが発した熱が蓄積されやすくなり、モーターの温度が上昇する。また、回転体であるモーターを保護するための保護部材(以下、モーターカバーという。)を必要とする場合があり、その場合、さらに熱の蓄積が助長され、モーターの温度が上昇する場合がある。
【0003】
モーターの温度が上昇すると、モーターの効率が低下し、必要とされるトルクを出すことができなくなる。モーターの冷却手段としては、次のような提案がなされている。例えば、必要とされるモーターの出力を下げることや、モーターのサイズアップにより出力限界を上げ、温度が上昇しても出力が出るようにする、素子に負荷をかけない、消費電力を下げる、ファンで冷却する等がある。また例えば、モーターにフィンをつけて放熱性を良くする等がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-155291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
画像形成装置は小型化、低コストを強く求められているため、モーターのサイズアップは本体サイズへの影響が大きく、モーター自体コストアップするという課題がある。また、電装等を冷却するファンから風を引く場合、ファンからモーターまでの距離が遠く、冷却の効果が薄い場合が多い。このため、モーターの冷却のために専用のファンを追加すると、本体のサイズアップにつながり、ファンの追加はコスト増となる。また、モーターにフィンをつけると場所を多く取る場合がある。
【0006】
本発明は、このような状況の下でなされたもので、簡単な構成でモーターの冷却を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0008】
(1)カバー部材が被せられたアウターローター型モーターであって、モーター基板と、前記モーター基板に設けられたステーター部と、回転軸が取り付けられており、前記ステーター部の周りを回転するローター部と、前記ローター部のラジアル方向及び前記回転軸の軸線方向において前記ローター部の外側に設けられた、固定配置されたカバー部材と、を備え、前記ローター部の前記回転軸が取り付けられた部分と前記軸線方向において対向する前記カバー部材の第1部分のうち、前記ラジアル方向における中央部分には第1開口部が設けられ、前記ローター部の回転によって、前記カバー部材の外側から前記第1開口部を介して前記カバー部材の内部に空気が引き込まれ、引き込まれた空気が、前記軸線方向において前記第1開口部から離れた位置に設けられた第2開口部を介して前記カバー部材の外部へ出ていくことを特徴とするアウターローター型モーター。
【0009】
(2)記録材にトナー画像を形成する画像形成装置であって、本体フレームと、モーター基板と、前記モーター基板に設けられたステーター部と、回転軸が取り付けられており、前記ステーター部の周りを回転するローター部と、前記ローター部のラジアル方向及び前記回転軸の軸線方向において前記ローター部の外側に設けられた、固定配置されたカバー部材と、前記モーター基板は前記本体フレームに取り付けられ、前記ローター部の前記回転軸が取り付けられた部分と前記軸線方向において対向する前記カバー部材の第1部分のうち、前記ラジアル方向における中央部分には第1開口部が設けられ、前記ローター部の回転によって、前記カバー部材の外側から前記第1開口部を介して前記カバー部材の内部に空気が引き込まれ、引き込まれた空気が、前記軸線方向において前記第1開口部から離れた位置に設けられた第2開口部を介して前記カバー部材の外部へ出ていくことを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡単な構成でモーターの冷却を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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