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公開番号
2024089333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-03
出願番号
2022204625
出願日
2022-12-21
発明の名称
底カバー及び洗濯機
出願人
青島海爾洗衣机有限公司
,
QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.
,
アクア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06F
39/12 20060101AFI20240626BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】洗濯機の安全性の確保を図ることが可能であるとともに、洗濯機の効率的な輸送に資する底カバー及び洗濯機を提供する。
【解決手段】 一実施形態に係る底カバーは、洗濯槽、洗濯槽の底部に配置された回転翼及び回転翼を回転させるための駆動ユニットを備える洗濯機本体の底部に着脱自在であると共に、底部に形成された開口部を塞ぐための底カバーであって、複数の板部を有し、複数の板部それぞれのサイズは、洗濯槽内に収容可能なサイズであり、第1形態と第2形態との間で変形可能に構成されており、第1形態は、複数の板部によって一つの平板が構成されるように複数の板部が配置された形態であり、第2形態は、複数の板部が重なるように第1形態の状態から折り曲げられた形態又は第1形態の状態から複数の板部が互いに分離された形態である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
洗濯槽、前記洗濯槽の底部に配置された回転翼及び前記回転翼を回転させるための駆動ユニットを備える洗濯機本体の底部に着脱自在であると共に、前記底部に形成された開口部を塞ぐための底カバーであって、
複数の板部を有し、
前記複数の板部それぞれのサイズは、前記洗濯槽内に収容可能なサイズであり、
第1形態と第2形態との間で変形可能に構成されており、
前記第1形態は、前記複数の板部によって一つの平板が構成されるように前記複数の板部が配置された形態であり、
前記第2形態は、前記複数の板部が重なるように前記第1形態の状態から折り曲げられた形態又は前記第1形態の状態から前記複数の板部が互いに分離された形態である、
底カバー。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記複数の板部は、第1板部と第2板部を有し、
前記第1板部と前記第2板部は、前記第1板部及び前記第2板部の境界部において一方が他方に重なるように折れ曲がり可能に且つ連続的に繋がっている、
請求項1に記載の底カバー。
【請求項3】
前記第2板部において前記境界部の延在方向である第1方向と交差する第2方向に沿った側縁部には前記第1形態の形状を維持するための形状維持片が設けられており、
前記形状維持片は、前記第2板部の外側及び内側に向けて折り曲げ可能に前記側縁部に設けられており、
前記形状維持片は、前記形状維持片の第1端部が前記第1板部側に位置するとともに、前記形状維持片の第2端部が前記第2板部側に位置するように、前記第2板部から前記第1板部に向けて延びており、
前記第1板部及び前記第2板部の少なくとも一方には、前記形状維持片が前記第1板部の内側に折り曲げられた状態で前記形状維持片を固定する固定部が設けられている、
請求項2に記載の底カバー。
【請求項4】
前記複数の板部は、第1板部と第2板部を有し、
前記第1板部と前記第2板部とは着脱自在に構成されている、
請求項1に記載の底カバー。
【請求項5】
前記第1形態では、前記第1板部及び前記第2板部は、互いに嵌め合わされることによって連結されている、
請求項4に記載の底カバー。
【請求項6】
洗濯機本体と、
前記洗濯機本体に着脱自在である底カバーであって請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の前記底カバーと、
を備え、
前記洗濯機本体は、
洗濯槽と、
前記洗濯槽の底部に配置された回転翼と、
前記回転翼を回転させるための駆動ユニットと、
前記洗濯機本体、前記回転翼及び前記駆動ユニットを内部に収容する筐体であって、下部が開放された前記筐体と、
前記筐体の下部に取り付けられる脚台であって、開口部を有するとともに、前記底カバーが着脱される前記脚台と、
を有する、
洗濯機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、底カバー及び洗濯機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
洗濯機の外郭を構成する筐体内には、内槽(洗濯槽)が配置されている。内槽の底部に配置された回転翼を回転駆動するため、筐体内にはモータを含む駆動ユニットも配置されている。洗濯機を輸送する場合、洗濯機は梱包材(例えば段ボール)に梱包される。この際、洗濯機内部の駆動ユニット、内槽等が輸送中の振動によって破損しないように、それらは台座(例えば発泡材によって構成された台座)によって固定される。台座によって筐体内の駆動ユニット等を固定するために、洗濯機の底部には開口部が形成されている。
【0003】
洗濯機を設置した場合、洗濯機における開口部の位置と洗濯機の設置面との間には、手を入れることが可能な程度の隙間(例えば60mm程度の隙間)が存在する。洗濯機の真下に排水ホースを接続するための排水口がある場合、洗濯機を床面から嵩上げする場合もある。この場合、洗濯機の下側に存在する上記隙間は更に大きくなる。前述したように洗濯機の底部には開口部が形成されている。そのため、洗濯機の下側に上記隙間が生じている場合、その隙間から駆動ユニットを手で触ることが可能である。洗濯機の稼働中において駆動ユニットに手が触れることを防止するため、近年、洗濯機の底部に形成された上記開口部を底板(底カバー)で塞ぐことが推奨されている。このような洗濯機に取り付けられる底カバーとして特許文献1に開示されている底板が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-14996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された底板(底カバー)は一枚の板状部材である。この底板は、洗濯機に着脱可能である。したがって、洗濯機を輸送する場合は、底板を洗濯機から取り外すことによって、底板で塞いでいた開口部を開放できる。したがって、洗濯機を輸送する場合に、開口部を利用して洗濯機内部の駆動ユニット等を台座で固定できる。
【0006】
ところで、工場からの洗濯機の出荷の場合等のように複数の洗濯機を輸送する場合、輸送車両などの格納庫(例えばコンテナ)に複数の洗濯機を格納する。格納庫内により多くの洗濯機を格納することによって洗濯機の輸送効率は向上する。そのため、より多くの洗濯機を格納庫に格納する観点から、通常、洗濯機を梱包する梱包材のサイズは格納庫のサイズに応じたサイズである。底板を備えない従来の洗濯機の梱包材には、このように輸送効率を考慮したサイズの梱包材が使用されている。
【0007】
安全性の観点から洗濯機が上記底板を更に備える場合、洗濯機を輸送するために洗濯機から底板を取り外し、その底板も洗濯機(洗濯機本体)と一緒に輸送する必要がある。梱包材で洗濯機を梱包する場合、輸送中の振動等によって洗濯機が破損すること防止するため、発泡材によって洗濯機の角部などを保護するとともに、上記発泡材によって梱包材内の洗濯機及び梱包材の隙間を埋めている。したがって、底板を備えていない従来の洗濯機用に準備された梱包材には、上記底板を更に収容する充分なスペースはない。そのため、底板を備えた洗濯機を輸送するためには、従来の洗濯機用の梱包材より大きな梱包材を準備しなければならないが、その場合、格納庫に収容できる洗濯機の数が減る。その結果、洗濯機の輸送効率が低減する。
【0008】
そこで、本発明は、洗濯機の安全性の確保を図ることが可能であるとともに、洗濯機の効率的な輸送に資する底カバー及び洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面に係る底カバーは、洗濯槽、上記洗濯槽の底部に配置された回転翼及び上記回転翼を回転させるための駆動ユニットを備える洗濯機本体の底部に着脱自在であると共に、上記底部に形成された開口部を塞ぐための底カバーであって、複数の板部を有し、 上記複数の板部それぞれのサイズは、上記洗濯槽内に収容可能なサイズであり、第1形態と第2形態との間で変形可能に構成されており、上記第1形態は、上記複数の板部によって一つの平板が構成されるように上記複数の板部が配置された形態であり、上記第2形態は、上記複数の板部が重なるように上記第1形態の状態から折り曲げられた形態又は上記第1形態の状態から上記複数の板部が互いに分離された形態である。
【0010】
上記底カバーは、上記第1形態と上記第2形態との間で変形可能である。第1形態の底カバーでは、上記複数の板部によって一つの平板が構成されている。そのため、第1形態の底カバーを洗濯機本体の底部に取り付けることによって、底部に形成された開口部を塞ぐことができる。このように開口部が底カバーで塞がれている場合、底カバーが取り付けられた洗濯機本体の稼働中に、上記駆動ユニット等に触ることはできない。よって、上記底カバーによって、上記底カバーが取り付けられた洗濯機本体の安全性を確保できる。底カバーの第2形態は、上記複数の板部が重なるように上記第1形態の状態から折り曲げられた形態又は上記第1形態の状態から上記複数の板部が互いに分離された形態である。上記底カバーが有する複数の板部それぞれのサイズは洗濯槽に収容可能なサイズである。そのため、洗濯機本体から底カバーを取り外した場合、底カバーを第2形態に変形することによって、第2形態の底カバーを洗濯槽に収容可能である。洗濯機本体のサイズ自体は、底カバーを備えない従来の洗濯機と同じサイズを採用できる。よって、洗濯槽に底カバーを収容した状態の洗濯機本体に対しては、上記従来の洗濯機用の梱包材を適用できる。上記従来の洗濯機用の梱包材は、通常、洗濯機を効率的に輸送可能なサイズであることから、上記底カバーの構成では、底カバーと洗濯機本体を備える洗濯機の効率的な輸送を実現可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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