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公開番号2024089221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204445
出願日2022-12-21
発明の名称二酸化塩素含有水の製造方法、二酸化塩素含有水の噴霧方法、および二酸化塩素含有水噴霧キット
出願人株式会社アマテラ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類C01B 11/02 20060101AFI20240626BHJP(無機化学)
要約【課題】パックの形態で長期間の保管が可能で、使用の際に二酸化塩素含有水を製造して、液剤として使用することが可能な二酸化塩素含有水の製造方法を提供する。
【解決手段】二酸化塩素含有水の製造方法は、二酸化塩素発生剤と、二酸化塩素発生剤を収納するとともに水蒸気、二酸化塩素ガス、水、および溶存二酸化塩素を透過する気液透過性容器と、を含む二酸化塩素発生剤パックを準備する工程と、二酸化塩素発生剤パックと水とを接触させることにより二酸化塩素含有水を製造する工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
二酸化塩素発生剤と、前記二酸化塩素発生剤を収納するとともに水蒸気、二酸化塩素ガス、水、および溶存二酸化塩素を透過する気液透過性容器と、を含む二酸化塩素発生剤パックを準備する工程と、
前記二酸化塩素発生剤パックと前記水とを接触させることにより二酸化塩素含有水を製造する工程と、を含む二酸化塩素含有水の製造方法。
続きを表示（約 720 文字）【請求項２】
前記二酸化塩素含有水の溶存二酸化塩素濃度が１００ｐｐｍ以上である請求項１に記載の二酸化塩素含有水の製造方法。
【請求項３】
二酸化塩素発生剤と、前記二酸化塩素発生剤を収納するとともに水蒸気、二酸化塩素ガス、水、および溶存二酸化塩素を透過する気液透過性容器と、を含む二酸化塩素発生剤パックを準備する工程と、
前記二酸化塩素発生剤パックと前記水とを接触させることにより、二酸化塩素含有水を製造する工程と、
前記二酸化塩素含有水を噴霧する工程と、を含む二酸化塩素含有水の噴霧方法。
【請求項４】
前記二酸化塩素含有水の溶存二酸化塩素濃度が１００ｐｐｍ以上である請求項３に記載の二酸化塩素含有水の噴霧方法。
【請求項５】
前記二酸化塩素含有水を製造する工程は、噴霧容器内で行う請求項３または請求項４に記載の二酸化塩素含有水の噴霧方法。
【請求項６】
二酸化塩素発生剤と、前記二酸化塩素発生剤を収納するとともに水蒸気、二酸化塩素ガス、水、および溶存二酸化塩素を透過する気液透過性容器と、を含む二酸化塩素発生剤パックと、
前記二酸化塩素発生剤パックと前記水とを接触させて得られる二酸化塩素含有水を噴霧する噴霧器と、を含む二酸化塩素含有水噴霧キット。
【請求項７】
前記二酸化塩素発生剤パックを収納する気密性容器をさらに含む請求項６に記載の二酸化塩素含有水噴霧キット。
【請求項８】
前記二酸化塩素含有水の溶存二酸化塩素濃度が１００ｐｐｍとなる請求項６または請求項７に記載の二酸化塩素含有水噴霧キット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、二酸化塩素含有水の製造方法、二酸化塩素含有水の噴霧方法、および二酸化塩素含有水噴霧キットに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
二酸化塩素を含む二酸化塩素液剤は、二酸化塩素の強力な酸化作用により滅菌あるいは悪臭成分の分解が可能であるため、殺菌剤あるいは消臭剤として提供されている。特許文献１（国際公開２００８／１１１３５８号パンフレット）は、亜塩素酸塩とｐＨ調整剤の組み合わせからなり、ｐＨ調整剤は２５℃における５％水溶液のｐＨが２．５～６．８となる緩衝性のある酸またはその塩（たとえばリン酸またはその塩）であることを特徴とする二酸化塩素用の安定化組成物を開示する。また、特許文献２（国際公開２００９／０９３５４０号パンフレット）は、溶質が溶存二酸化塩素および亜塩素酸塩からなる二酸化塩素液剤組成物を開示する。
【０００３】
さらに、特許文献３（特開２０１２－２４５４３４号公報）は、亜塩素酸塩粉末と、ガス発生調節剤粉末と、吸湿剤粉末と、吸水性樹脂粉末と、活性化剤粉末と、の混合物を含む二酸化塩素ガス発生剤と、二酸化塩素ガス発生剤を収納する水蒸気および二酸化塩素ガスを透過するガス透過性膜容器と、を含む二酸化塩素ガス発生剤パックおよびその製造方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開２００８／１１１３５８号パンフレット
国際公開２００９／０９３５４０号パンフレット
特開２０１２－２４５４３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１および２に開示の二酸化塩素液剤組成物は、二酸化塩素を溶解させて含有しているため、製造してから使用を開始するまでの保管期間が１ヶ月程度と短い問題点があった。特許文献３に開示の二酸化塩素ガス発生剤パックは、気密性容器内で保管する限り、保管期間を６ヶ月以上、好ましくは１年以上ときわめて長くできるが、固体粉末から直接二酸化塩素ガスを発生させるものであるため、液剤として塗布または噴霧することができないという問題点があった。
【０００６】
そこで、本発明は、パックの形態で長期間（たとえば６ヶ月以上）の保管が可能で、使用の際に二酸化塩素含有水を製造して、液剤として使用することが可能な二酸化塩素含有水の製造方法、二酸化塩素含有水の噴霧方法、および二酸化塩素含有水噴霧キットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明のある態様に従う二酸化塩素含有水の製造方法は、二酸化塩素発生剤と、二酸化塩素発生剤を収納するとともに水蒸気、二酸化塩素ガス、水、および溶存二酸化塩素を透過する気液透過性容器と、を含む二酸化塩素発生剤パックを準備する工程と、二酸化塩素発生パックと水とを接触させることにより二酸化塩素含有水を製造する工程と、を含む。
【０００８】
本発明の別の態様に従う二酸化塩素含有水の噴霧方法は、二酸化塩素発生剤と、二酸化塩素発生剤を収納するとともに水蒸気、二酸化塩素ガス、水、および溶存二酸化塩素を透過する気液透過性容器と、を含む二酸化塩素発生剤パックを準備する工程と、二酸化塩素発生パックと水とを接触させることにより、二酸化塩素含有水を製造する工程と、二酸化塩素含有水を噴霧する工程と、を含む。
【０００９】
本発明のさらに別の態様に従う二酸化塩素含有水噴霧キットは、二酸化塩素発生剤と、二酸化塩素発生剤を収納するとともに水蒸気、二酸化塩素ガス、水、および溶存二酸化塩素を透過する気液透過性容器と、を含む二酸化塩素発生剤パックと、二酸化塩素発生パックと水とを接触させて得られる二酸化塩素含有水を噴霧する噴霧器と、を含む。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、パックの形態で長期間の保管が可能で、使用の際に二酸化塩素含有水を製造して、液剤として使用することが可能な二酸化塩素含有水の製造方法、二酸化塩素含有水の噴霧方法、および二酸化塩素含有水噴霧キットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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