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公開番号2024088963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204031
出願日2022-12-21
発明の名称データ制御プログラム,データ制御方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類G06F 9/50 20060101AFI20240626BHJP(計算;計数)
要約【課題】OSノイズを削減できるようにする。
【解決手段】複数の第1プロセッサと、複数の第1プロセッサに対して処理速度が遅い第2プロセッサと、を有する情報処理装置において、複数の第1プロセッサ各々の状態に基づいて、複数の第1プロセッサのうちから、割り込み処理にかかる割り込み先を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1プロセッサと、
前記複数の第1プロセッサに対して処理速度が遅い第2プロセッサと、を有する情報処理装置において、
前記複数の第1プロセッサ各々の状態に基づいて、前記複数の第1プロセッサのうちから、割り込み処理にかかる割り込み先を決定する
処理を前記第2プロセッサに実行させることを特徴とする、データ制御プログラム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
決定した前記割り込み処理にかかる割り込み先の情報でハードウェアスイッチのスイッチプロファイルを書き換える
処理を前記第2プロセッサに実行させることを特徴とする、請求項1に記載のデータ制御プログラム。
【請求項3】
前記複数の第1プロセッサのそれぞれに対応するプロセッサ毎仮想ポートを設定し、
前記スイッチプロファイルに、決定した前記割り込み先に対応するプロセッサ毎仮想ポートを設定する
処理を前記第2プロセッサに実行させることを特徴とする、請求項2に記載のデータ制御プログラム。
【請求項4】
前記第2プロセッサは、DPU(Data Processing Unit)が有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のデータ制御プログラム。
【請求項5】
前記複数の第1プロセッサ各々の状態に基づいて、前記複数の第1プロセッサのうちのいずれかの第1プロセッサにおいて割り込みが多発している調整対象フローを特定し、
前記調整対象フローの次の割り込み先を、前記複数の第1プロセッサのうちの2以上の第1プロセッサ間において順次切り替える
処理を前記第2プロセッサに実行させることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のデータ制御プログラム。
【請求項6】
前記複数の第1プロセッサ各々の状態に基づいて、前記複数の第1プロセッサのうちのいずれかの第1プロセッサにおいて割り込みが多発している調整対象フローを特定し、
前記調整対象フローの次の割り込み先を、前記複数の第1プロセッサのうちのOS(Operating System)ノイズの影響を受けやすいアプリケーションを非実行中の第1プロセッサに切り替える
処理を前記第2プロセッサに実行させることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のデータ制御プログラム。
【請求項7】
複数の第1プロセッサと、
前記複数の第1プロセッサに対して処理速度が遅い第2プロセッサと、を有する情報処理装置において、
前記複数の第1プロセッサ各々の状態に基づいて、前記複数の第1プロセッサのうちから、割り込み処理にかかる割り込み先を決定する
処理を前記第2プロセッサが実行することを特徴とするデータ制御方法。
【請求項8】
複数の第1プロセッサと、
前記複数の第1プロセッサに対して処理速度が遅い第2プロセッサと、を有する情報処理装置であって、
前記第2プロセッサが、
前記複数の第1プロセッサ各々の状態に基づいて、前記複数の第1プロセッサのうちから、割り込み処理にかかる割り込み先を決定する
処理を実行することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ制御プログラム,データ制御方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
データの処理と複雑な計算を高速で実行できる技術として、HPC(High Performance Computing)が知られている。HPC環境は、ユーザがスーパーコンピュータを使えることを前提とするため、ユーザが使い始めるためのハードルが高く、メーカ側においても新規ユーザの獲得が困難である。
【0003】
そこで、近年においては、HPCアプリケーションをクラウドサービスで動作させることが実現され、HPCへの参入障壁が大きく低下している。クラウドであればCPU(Central Processing Unit)やメモリ容量などをワークロードに合わせて調整できるので、安いコストで目標を達成しやすく、コストパフォーマンスを最適化しやすい。
【0004】
HPCアプリケーションは、MPI(Message Passing Interface)を使った並列処理を行なうことが一般的である。
【0005】
例えば、クラウドの仮想基盤として知られているKubernetes上のアプリケーションは、マイクロサービスアーキテクチャーを採用しているものが多く、独立した複数の小さなマイクロサービスを組み合わせて、基本的に逐次に処理を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007―148746号公報
特開2000-331150号公報
米国特許第6189065号明細書
米国特許出願公開第2004/0054834号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
HPCアプリケーションでは複数のMPIプロセスが並列に処理を行なうが、常に並列で動いているわけではなく、どこかのタイミングで複数のMPIプロセス間において同期を行なう必要がある。
【0008】
HPCアプリケーションにおいて、MPIプロセスが同期を行なうタイミングにずれがあると、一番遅いプロセスに律速される。従って、アプリケーションレベルで複数のMPIプロセスの処理をまったく同じように書いても、OS(Operating System)ノイズによってずれが生じてしまう。OSノイズとは、OSデーモンやカーネルデーモン,割り込み処理など、アプリケーション以外の処理によるアプリケーション実行遅延の総称である。OSノイズはプロセッサの負荷状況に応じて発生するものであるので、プロセッサノイズといってよい。
【0009】
図13はHPCアプリケーションにおける複数のMPIプロセス間の同期タイミングを示す図であり、符号AはOSノイズなしの例を示し、符号BはOSノイズありの例を示す。
【0010】
図13の符号Bに示す例においては、MPIプロセスAにOSノイズが発生しており、この影響でMPIプロセスBおよびMPIプロセスCの同期待ち時間が長くなり、全プロセスに遅延が生じている。これにより、OSノイズなしの場合に比べて、全プロセスの完了が遅れ、効率が悪い。
(【0011】以降は省略されています)

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