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公開番号2024087202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201862
出願日2022-12-19
発明の名称ラックマウント用ユニットの取付構造及びラックマウント取付部材
出願人株式会社サムウエイ
代理人個人
主分類H05K 7/18 20060101AFI20240624BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】 ユニットをラックマウントに安定かつ正確に収納すること。
【解決手段】 ユニット200のフランジからユニット200の本体側板203に向かって延びる板状部の一端をユニット200のフランジに接続し、前記板状部の他端をユニット200の本体側板203に接続し、前記板状部を斜辺とし、ユニット200の本体側板203を隣辺とする平面視略直角三角形を呈するように構成した。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
ラックマウントの前面開口からユニットを装填し、前記ユニットの正面に長手方向端部に延設されたフランジの垂直方向に形成された少なくとも2つの取付孔を、前記ラックマウントのマウントフレーム内の正面両側に配置された垂直方向に延びる一対のレールの垂直方向に形成された複数の取付孔に係合させて締結し、前記ユニットを前記ラックマウントに収容するユニットの取付構造であって、
前記フランジから前記ユニットの本体側板に向かって延びる板状部の一端を前記フランジに接続し、前記板状部の他端を前記ユニットの本体側板に接続し、前記板状部を斜辺とし、前記ユニットの本体側板を隣辺とする三角形を呈するように構成した、ラックマウント用ユニットの取付構造。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記板状部の一端を屈曲させて前記フランジと平行になるよう延出させた接続片とし、
前記板状部の他端を屈曲させて前記ユニットの本体側板と平行になるように延出させた接続片とする、請求項1に記載のラックマウント用ユニットの取付構造。
【請求項3】
前記板状部の一端の接続片は、前記フランジの取付孔と係合する垂直方向に形成された少なくとも2つの締結部を備え、当該締結部は、前記ユニットの水平方向に長い開口を有する、請求項1又は2に記載のラックマウント用ユニットの取付構造。
【請求項4】
前記板状部は可撓性を有する、請求項3に記載のラックマウント用ユニットの取付構造。
【請求項5】
前記締結部は、長孔である、請求項3に記載のラックマウント用ユニットの取付構造。
【請求項6】
前記締結部は、凹状溝である、請求項3に記載のラックマウント用ユニットの取付構造。
【請求項7】
前記斜辺と前記隣辺との間の角度が45度より小さい、請求項3に記載のラックマウント用ユニットの取付構造。
【請求項8】
ラックマウントの前面開口からユニットを装填し、前記ユニットの前面に長手方向端部に延設されたフランジの垂直方向に形成された少なくとも2つの取付孔を、前記ラックマウントのマウントフレーム内の前面両側に配置された垂直方向に延びる一対のレールの垂直方向に形成された複数の取付孔に係合させて締結し、前記ユニットを前記ラックマウントに収容するためのラックマウント取付部材であって、
可撓性を有する板状部の一端を屈曲させて前記フランジと平行になるよう延出させて前記フランジに接続される接続片と、
前記板状部の他端を屈曲させて前記ユニットの本体側板と平行になるように延出させて前記ユニットの本体側板に接続される接続片と、を有し、
前記板状部の一端の接続片は、前記ユニットの水平方向に長い開口を有し、前記フランジの取付孔と係合する少なくとも2つの締結部を有する、ラックマウント取付部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラックマウント用ユニットの取付構造及びラックマウント取付部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
薄型のユニットを複数収容可能なラックマウントにユニットを収容する場合、ラックフレーム内の前方の水平方向両端に配置された垂直方向に延びる一対のレールにユニットの前面両端をボルトで固定する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、図23に示すように、ラックフレーム内に設けたマウントアングルにユニットを載置する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002‐204090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ラックフレーム内の一対のレールにユニットの前面両端をボルトで固定するいわゆる片持ち梁の取付構造は、ユニットの前面のみでユニットを支持しているため、ユニットの後方が垂れ下がり易い。複数のユニットがラック内に収容される状態において、自由端となるユニットの後方が輸送時に垂直方向に振れて不安定となり、これにより垂直方向に隣接するユニットが互いに干渉してユニットを破壊する虞れががある。
【0005】
ラックフレーム内に設けたマウントアングルにユニットを載置する方法は、ユニット後方の垂れ下がりを防止することができるものの、別途マウントアングルが必要となり、またマウントアングルを載置するためのスペースを必要とするため、ユニットの収容効率が悪くなる。
【0006】
またラックフレーム内のレールの位置が組み立て時のばらつきや応力変形によりずれると、ユニット側のネジ穴とレール側のネジ穴が一致せず、ユニットを正しい位置に取り付けることができないという問題がある。
【0007】
さらに、フレーム内のレールがユニットよりも若干広めに配置されていることと相まって、ユニットをラックフレームの中央に収容し難いという問題もある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ユニットをラックマウントに安定かつ正確に収納することを可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のラックマウント用ユニットの取付構造は、ラックマウントの前面開口からユニットを装填し、前記ユニットの正面に長手方向端部に延設されたフランジの垂直方向に形成された少なくとも2つの取付孔を、前記ラックマウントのマウントフレーム内の正面両側に配置された垂直方向に延びる一対のレールの垂直方向に形成された複数の取付孔に係合させて締結し、前記ユニットを前記ラックマウントに収容するユニットの取付構造であって、前記フランジから前記ユニットの本体側板に向かって延びる板状部の一端を前記フランジに接続し、前記板状部の他端を前記ユニットの本体側板に接続し、前記板状部を斜辺とし、前記ユニットの本体側板を隣辺とする三角形を呈するように構成したものである。
【0010】
上記構成によれば、前記フランジから前記ユニットの本体側板に向かって延びる板状部の一端を前記フランジに接続し、前記板状部の他端を前記ユニットの本体側板に接続することにより、前記板状部を斜辺とし、前記ユニットの本体側板を隣辺とする平面視略直角三角形を呈するトラス構造をユニットのフランジ近傍に構築することができる。ユニットのフランジ近傍に構築したトラス構造の補強効果によりユニットのフランジ近傍の変形を抑えることができ、輸送時におけるユニットの垂直方向の振動を防止してユニット間の干渉を回避し、これによりユニットをラックマウントに安定して収納することができる。また、ユニットをラックマウントに実装するときに、斜辺がラックマウントのレールに接触しながら所望位置に案内されるため、ユニットをラックマウントに正確に収容することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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