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公開番号2024085705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200372
出願日2022-12-15
発明の名称プロテクタ及びワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20240620BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】結束バンドの切断面に対する触指を抑制可能にしたプロテクタ及びワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】プロテクタ本体12aは、第1電線束21が通る第1出口通路31を有している。カバー12bは、第1出口通路31の第1開口部31aを覆う第1通路覆い部53を有している。第1出口通路31を通る第1電線束21は、第1結束バンド61によって第1出口通路31に固定される。第1結束バンド61は、第1電線束21を第1出口通路31にくくり付ける第1帯状部63と、第1帯状部63の長さ方向の基端部に一体に設けられるとともに、第1帯状部63が先端部65から挿入されて係止される第1ロック部64とを有している。第1帯状部63の先端部65には、第1切断面65aが形成されている。そして、第1通路覆い部53は、第1切断面65aを覆う第1切断面覆い部としての第2延出部56bを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
底壁と、前記底壁から高さ方向にそれぞれ延出し互いに対向する一対の壁部と、前記高さ方向における前記一対の壁部のそれぞれの先端部にて形成される開口部とを含む電線通路を有するプロテクタ本体と、
前記開口部を覆う通路覆い部を有するカバーと、を備え、
前記電線通路を通る電線束が結束バンドによって前記電線通路に固定されるプロテクタであって、
前記結束バンドは、前記電線束を前記電線通路にくくり付ける帯状部と、前記帯状部の長さ方向の基端部に一体に設けられるとともに、前記帯状部が先端部から挿入されて係止されるロック部と、を有し、
前記帯状部の先端部には、切断面が形成されており、
前記通路覆い部は、前記切断面を覆う切断面覆い部を含む、
プロテクタ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記切断面覆い部は、前記高さ方向において前記帯状部の前記切断面と対向している、
請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記切断面覆い部は、前記通路覆い部から前記高さ方向に沿って前記切断面に近づくように延出している、
請求項2に記載のプロテクタ。
【請求項4】
前記プロテクタ本体は、前記電線通路を複数有し、
前記結束バンドは、前記複数の電線通路の各々に対応して複数設けられ、
前記カバーは、前記切断面覆い部を含む前記通路覆い部を、前記複数の電線通路の各々に対応して複数有している、
請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項5】
前記複数の電線通路は、互いに隣接する第1電線通路及び第2電線通路を含み、
前記プロテクタ本体は、中間壁部と、前記中間壁部を挟んだ両側にそれぞれ設けられ、当該中間壁部とそれぞれ対向する第1壁部及び第2壁部と、を有し、
前記第1壁部及び前記中間壁部は、前記第1電線通路を形成する前記一対の壁部であり、
前記第2壁部及び前記中間壁部は、前記第2電線通路を形成する前記一対の壁部である、
請求項4に記載のプロテクタ。
【請求項6】
前記複数の通路覆い部は、前記第1電線通路の前記開口部を覆う第1通路覆い部と、前記第2電線通路の前記開口部を覆う第2通路覆い部と、を含み、
前記第1通路覆い部は、前記切断面覆い部として第1切断面覆い部を有し、
前記第2通路覆い部は、前記切断面覆い部として第2切断面覆い部を有し、
前記複数の結束バンドのうち、前記第1電線通路に対応する結束バンドを第1結束バンドとし、前記第2電線通路に対応する結束バンドを第2結束バンドとし、
前記中間壁部は、前記第1結束バンドの前記ロック部を支持する第1支持部を有し、
前記第1切断面覆い部は、前記第1電線通路の幅方向における前記第1通路覆い部の端部から前記第1支持部に近づくように前記高さ方向に沿って延出するとともに、前記高さ方向において前記第1結束バンドの前記切断面と対向している、
請求項5に記載のプロテクタ。
【請求項7】
前記第2壁部は、前記第2結束バンドの前記ロック部を支持する第2支持部を有し、
前記第2切断面覆い部は、前記高さ方向において前記第2結束バンドの前記切断面と対向する対向部と、前記第2電線通路の幅方向における前記第2結束バンドの前記切断面の側方を覆う側方覆い部と、を含む、
請求項6に記載のプロテクタ。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のプロテクタと、
前記プロテクタの内部を通る電線束と、
前記プロテクタの前記電線通路に前記電線束を固定する結束バンドと、
を備えるワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プロテクタ及びワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、結束バンドによって電線束がくくり付けられるプロテクタが記載されている。結束バンドの先端部は、電線束をプロテクタにくくり付けた後、不要な長さだけ切断されることが多い。すなわち、結束バンドの先端部には、切断面が形成される。そのため、特許文献1に記載された結束バンドは、切断面への触指を抑制するためのバンドカバーを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-113134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなプロテクタにおいて、バンドカバーを有しない結束バンドを使用する場合であっても、結束バンドの切断面に対する触指を抑制することが求められていた。
本開示の目的は、結束バンドの切断面に対する触指を抑制可能にしたプロテクタ及びワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のプロテクタは、底壁と、前記底壁から高さ方向にそれぞれ延出し互いに対向する一対の壁部と、前記高さ方向における前記一対の壁部のそれぞれの先端部にて形成される開口部とを含む電線通路を有するプロテクタ本体と、前記開口部を覆う通路覆い部を有するカバーと、を備え、前記電線通路を通る電線束が結束バンドによって前記電線通路に固定されるプロテクタであって、前記結束バンドは、前記電線束を前記電線通路にくくり付ける帯状部と、前記帯状部の長さ方向の基端部に一体に設けられるとともに、前記帯状部が先端部から挿入されて係止されるロック部と、を有し、前記帯状部の先端部には、切断面が形成されており、前記通路覆い部は、前記切断面を覆う切断面覆い部を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示のプロテクタ及びワイヤハーネスによれば、結束バンドの切断面に対する触指を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。
図2は、同形態におけるワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図3は、プロテクタのカバーを外した状態におけるワイヤハーネスを示す平面図である。
図4は、同形態のプロテクタにおける第1出口通路を含む部位を拡大して示す斜視図である。
図5は、同形態のプロテクタにおける第1出口通路及び第2出口通路を含む部位を拡大して示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のプロテクタは、
[1]底壁と、前記底壁から高さ方向にそれぞれ延出し互いに対向する一対の壁部と、前記高さ方向における前記一対の壁部のそれぞれの先端部にて形成される開口部とを含む電線通路を有するプロテクタ本体と、前記開口部を覆う通路覆い部を有するカバーと、を備え、前記電線通路を通る電線束が結束バンドによって前記電線通路に固定されるプロテクタであって、前記結束バンドは、前記電線束を前記電線通路にくくり付ける帯状部と、前記帯状部の長さ方向の基端部に一体に設けられるとともに、前記帯状部が先端部から挿入されて係止されるロック部と、を有し、前記帯状部の先端部には、切断面が形成されており、前記通路覆い部は、前記切断面を覆う切断面覆い部を含む。
【0009】
この構成によれば、電線束がプロテクタ本体の電線通路に対し結束バンドによってくくり付けられる。そして、カバーの通路覆い部に含まれる切断面覆い部によって、結束バンドの切断面に対する触指を抑制することが可能となる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記切断面覆い部は、前記高さ方向において前記帯状部の前記切断面と対向していてもよい。
この構成によれば、カバーの通路覆い部に含まれる切断面覆い部によって、結束バンドの切断面に対するプロテクタの高さ方向に沿った方向からの触指を抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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