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公開番号2024085687
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200350
出願日2022-12-15
発明の名称連鎖端子
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 43/16 20060101AFI20240620BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子が変形するのを効果的に防止できる連鎖端子を提供する。
【解決手段】連鎖端子10は、複数の端子12、第1保護部13および第2保護部14を備える。第1保護部13は、キャリア11の一側縁15から前方に突出する第1基端突出部24、第1基端突出部24の前端から上方に起立する第1起立部25および第1起立部25の上端から前方に突出する第1先端突出部26を有する。第1先端突出部26は、端子12のキャリア11に近い側の部位に隣接して配置される。第2保護部14は、キャリア11の一側縁15から前方に第1基端突出部よりも長く突出する第2基端突出部27、第2基端突出部27の前端から上方に起立する第2起立部28および第2起立部28の上端から前方に突出する第2先端突出部29を有する。第2先端突出部29は、端子12のキャリア11から遠い側の部位に隣接して配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
幅方向に延びる一側縁を有する帯状のキャリアと、
前記一側縁に間隔を置いて連結され、前記一側縁から前記キャリアの帯面に沿った前方に突出する複数の端子と、
前記一側縁に前記端子と並んで連結され、前記一側縁から前方に突出する第1基端突出部、前記第1基端突出部の前端から上方に起立する第1起立部および前記第1起立部の上端から前方に突出する第1先端突出部を有し、前記第1先端突出部を前記端子の前記キャリアに近い側の部位に隣接して配置させる第1保護部と、
前記一側縁に前記端子と並んで連結され、前記一側縁から前方に前記第1基端突出部よりも長く突出する第2基端突出部、前記第2基端突出部の前端から上方に起立する第2起立部および前記第2起立部の上端から前方に突出する第2先端突出部を有し、前記第2先端突出部を前記端子の前記キャリアから遠い側の部位に隣接して配置させる第2保護部と、を備える連鎖端子。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記第2基端突出部の少なくとも前記キャリアに連結される連結端寄りの部分は、前記第1基端突出部よりも幅広に形成されている、請求項1に記載の連鎖端子。
【請求項3】
前記端子は、前記キャリアから遠い側に、筒状の本体部を有し、前記本体部は、前記キャリアよりも上方に配置され、前記第2先端突出部は、前記本体部よりも上方に配置されている、請求項1に記載の連鎖端子。
【請求項4】
前記第2先端突出部は、前記第1先端突出部よりも前後方向に長く形成されている、請求項3に記載の連鎖端子。
【請求項5】
前記第2起立部は、上方に向けて前傾している、請求項3に記載の連鎖端子。
【請求項6】
前記端子、前記第1保護部および前記第2保護部の展開状態において、前記第1保護部は、前記本体部よりも後方で且つ前記キャリアの前方に形成されたデッドスペースに配置されている、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の連鎖端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、連鎖端子に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は開示された連鎖端子は、帯状に延びるキャリアと、キャリアの一側縁から前方に並んで突出する複数の端子(コネクタ用接触端子)と、を備えている。また、連鎖端子は、キャリアの一側縁から前方に突出する連結部と、連結部から起立する端子変形防止片と、を備えている。端子変形防止片は、端子に形成された突片の高さ以上の高さを有している。特許文献1によれば、突片の変形が端子変形防止片によって防止できる、とのことである。このような端子の変形を防止する技術は、特許文献2-4にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-129347号公報
特開2000-164317号公報
特開2010-118183号公報
特開2021-77511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、連鎖端子がリールに巻かれた状態で、上下方向に配置された両端子の平行状態が維持できないことがあった。例えば、上側の端子が下側の端子に対して傾斜姿勢をとり、上側の端子の前端側が下側の端子の前端側に近づくように傾くことがあった(図4の状態を参照)。そうすると、下側の端子の前端側が両端子間に介在する層間紙(図4の符号60を参照)と干渉して変形する可能性があった。これに対し、特許文献1の端子変形防止片は、端子の後端側に対応して配置されているので、端子の後端側の変位を抑えることができるものの、端子の前端側の変位を効果的に抑えることができないという問題があった。
【0005】
そこで、本開示は、端子が変形するのを効果的に防止できる連鎖端子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の連鎖端子は、幅方向に延びる一側縁を有する帯状のキャリアと、前記一側縁に間隔を置いて連結され、前記一側縁から前記キャリアの帯面に沿った前方に突出する複数の端子と、前記一側縁に前記端子と並んで連結され、前記一側縁から前方に突出する第1基端突出部、前記第1基端突出部の前端から上方に起立する第1起立部および前記第1起立部の上端から前方に突出する第1先端突出部を有し、前記第1先端突出部を前記端子の前記キャリアに近い側の部位に隣接して配置させる第1保護部と、前記一側縁に前記端子と並んで連結され、前記一側縁から前方に前記第1基端突出部よりも長く突出する第2基端突出部、前記第2基端突出部の前端から上方に起立する第2起立部および前記第2起立部の上端から前方に突出する第2先端突出部を有し、前記第2先端突出部を前記端子の前記キャリアから遠い側の部位に隣接して配置させる第2保護部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、端子が変形するのを効果的に防止できる連鎖端子を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施形態1に係る連鎖端子の斜視図である。
図2は、連鎖端子の展開図である。
図3は、リールに巻かれた連鎖端子において、上下の端子を拡大して示す側面図である。
図4は、リールに巻かれた連鎖端子の正面図である。
図5は、比較例の一の態様を示す側面図である。
図6は、比較例の他の態様を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の連鎖端子は、
(1)幅方向に延びる一側縁を有する帯状のキャリアと、前記一側縁に間隔を置いて連結され、前記一側縁から前記キャリアの帯面に沿った前方に突出する複数の端子と、前記一側縁に前記端子と並んで連結され、前記一側縁から前方に突出する第1基端突出部、前記第1基端突出部の前端から上方に起立する第1起立部および前記第1起立部の上端から前方に突出する第1先端突出部を有し、前記第1先端突出部を前記端子の前記キャリアに近い側の部位に隣接して配置させる第1保護部と、前記一側縁に前記端子と並んで連結され、前記一側縁から前方に前記第1基端突出部よりも長く突出する第2基端突出部、前記第2基端突出部の前端から上方に起立する第2起立部および前記第2起立部の上端から前方に突出する第2先端突出部を有し、前記第2先端突出部を前記端子の前記キャリアから遠い側の部位に隣接して配置させる第2保護部と、を備える。
【0010】
連鎖端子がリールに巻かれた状態で、上下方向に配置された両端子の一方が他方に対して傾斜姿勢をとることがある。仮に、一方の端子の前端側が他方の端子の前端側に近づくように傾いた場合には、両端子間に介在する層間紙が他方の端子に隣接する第2保護部の第2先端突出部と接触できるので、他方の端子の前端側が層間紙と干渉して変形するのを回避できる。また、一方の端子の後端側が他方の端子の後端側に近づくように傾いた場合には、層間紙が他方の端子に隣接する第1保護部の第1先端突出部と接触できるので、他方の端子の後端側が層間紙と干渉して変形するのを回避できる。したがって、上記構成によれば、連鎖端子がリールに巻かれた状態で、端子が変形するのを効果的に防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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