TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024084535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198857
出願日2022-12-13
発明の名称サーバ装置、プロセス制御システム、及びプロセス制御方法
出願人横河電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G05B 23/02 20060101AFI20240618BHJP(制御;調整)
要約【課題】簡便な構成で通信を維持できるサーバ装置、プロセス制御システム、及びプロセス制御方法を提供する。
【解決手段】サーバ装置10は、複数の第1制御ノード21、22からのプロセスデータの送信又は第2制御ノード31、32からのプロセスデータの送信の要求の少なくとも一方を制御するプロセッサ12を備える。プロセッサ12は、第1時刻における実プラント40の状態に基づいて第2時刻における実プラント40の状態をシミュレートした仮想プラント50を生成する。プロセッサ12は、仮想プラント50の状態に基づいて、複数の第1制御ノード21、22が第2時刻に取得する予定データに優先度を設定する。プロセッサ12は、優先度に基づいて、複数の第1制御ノード21、22からの予定データの送信又は第2制御ノード31、32からの予定データの送信の要求の少なくとも一方を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
実プラントのプロセスデータを取得する複数の第1制御ノードのそれぞれからの前記プロセスデータの送信、又は、前記プロセスデータに基づいて前記実プラントを制御する第2制御ノードから前記複数の第1制御ノードのそれぞれに対する前記プロセスデータの送信の要求の少なくとも一方を制御するプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
第1時刻における前記実プラントの状態に基づいて、前記第1時刻よりも後の第2時刻における前記実プラントの状態を推定した仮想プラントを生成し、
前記仮想プラントの状態に基づいて、前記複数の第1制御ノードのそれぞれが前記第2時刻に前記実プラントのプロセスデータとして前記実プラントから取得する予定データに優先度を設定し、
前記優先度に基づいて、前記複数の第1制御ノードからの予定データの送信、又は、前記第2制御ノードから前記複数の第1制御ノードへの予定データの送信の要求の少なくとも一方を制御する、
サーバ装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、前記第2制御ノードに、前記複数の第1制御ノードのうち前記優先度が高く設定された予定データを取得する第1制御ノードに対する予定データの送信要求を、前記優先度が低く設定された予定データを取得する第1制御ノードに対する予定データの送信要求よりも先に実行させる、請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記第2制御ノードが予定データの送信を前記複数の第1制御ノードのいずれかに対して要求する順序を決定できるように、前記第2制御ノードに対して前記優先度を送信する、請求項2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記複数の第1制御ノードのうち前記優先度が高く設定された予定データを取得する第1制御ノードに、前記優先度が低く設定された予定データを取得する第1制御ノードよりも先に予定データを送信させる、請求項1から3までのいずれか一項に記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記複数の第1制御ノードのそれぞれが予定データを送信する順序を決定できるように、前記複数の第1制御ノードのそれぞれに対して前記優先度を送信する、請求項4に記載のサーバ装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記予定データに設定されている優先度に基づいて、前記第2制御ノードが前記予定データを受信する待機期間を設定する、請求項1から3までのいずれか一項に記載のサーバ装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記待機期間が満了するまでに前記第2制御ノードが前記予定データを受信できなかった場合に、前記予定データに対応する前記仮想プラントのプロセスデータを前記第2制御ノードに対して送信する、請求項6に記載のサーバ装置。
【請求項8】
請求項1から3までのいずれか一項に記載のサーバ装置と、実プラントのプロセスデータを取得する複数の第1制御ノードと、前記実プラントを制御する第2制御ノードと、前記サーバ装置と前記複数の第1制御ノードと前記第2制御ノードとを通信可能に接続するネットワークとを備える、プロセス制御システム。
【請求項9】
ネットワークスイッチを更に備え、
前記ネットワークスイッチは、前記第1制御ノード又は前記第2制御ノードの少なくとも一方にデータを送信する順番を制御する、請求項8に記載のプロセス制御システム。
【請求項10】
実プラントのプロセスデータを取得する複数の第1制御ノードのそれぞれからの前記プロセスデータの送信、又は、前記プロセスデータに基づいて前記実プラントを制御する第2制御ノードから前記複数の第1制御ノードのそれぞれに対する前記プロセスデータの送信の要求の少なくとも一方を制御するプロセス制御方法であって、
第1時刻における前記実プラントの状態に基づいて、前記第1時刻よりも後の第2時刻における前記実プラントの状態を推定した仮想プラントを生成することと、
前記仮想プラントの状態に基づいて、前記複数の第1制御ノードのそれぞれが前記第2時刻に前記実プラントのプロセスデータとして前記実プラントから取得する予定データに優先度を設定することと、
前記優先度に基づいて、前記複数の第1制御ノードからの予定データの送信、又は、前記第2制御ノードから前記複数の第1制御ノードへの予定データの送信の要求の少なくとも一方を制御することと
を含む、プロセス制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ装置、プロセス制御システム、及びプロセス制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、制御ネットワークのオーバーロードを回避するために、制御ネットワークと別の帯域外通信経路に一部の通信を迂回させるプロセス制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11418447号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
システムが制御ネットワークと別の通信経路を備えることは、ネットワークの制御ノードの小型化及び部品コストの観点からデメリットになる。
【0005】
本開示は、上述の点に鑑みてなされたものであり、簡便な構成で通信を維持できるサーバ装置、プロセス制御システム、及びプロセス制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
幾つかの実施形態に係る(1)サーバ装置は、実プラントのプロセスデータを取得する複数の第1制御ノードのそれぞれからの前記プロセスデータの送信、又は、前記プロセスデータに基づいて前記実プラントを制御する第2制御ノードから前記複数の第1制御ノードのそれぞれに対する前記プロセスデータの送信の要求の少なくとも一方を制御するプロセッサを備える。前記プロセッサは、第1時刻における前記実プラントの状態に基づいて、前記第1時刻よりも後の第2時刻における前記実プラントの状態を推定した仮想プラントを生成する。前記プロセッサは、前記仮想プラントの状態に基づいて、前記複数の第1制御ノードのそれぞれが前記第2時刻に前記実プラントのプロセスデータとして前記実プラントから取得する予定データに優先度を設定する。前記プロセッサは、前記優先度に基づいて、前記複数の第1制御ノードからの予定データの送信、又は、前記第2制御ノードから前記複数の第1制御ノードへの予定データの送信の要求の少なくとも一方を制御する。あらかじめ設定した優先度に基づいてプロセスデータの通信を制御することによって、迂回ネットワーク又は専用のハードウェアを用いずに、必要なプロセスデータの通信が維持される。その結果、簡便な構成でプロセスデータの通信が維持される。
【0007】
(2)上記(1)に記載のサーバ装置において、前記プロセッサは、前記第2制御ノードに、前記複数の第1制御ノードのうち前記優先度が高く設定された予定データを取得する第1制御ノードに対する予定データの送信要求を、前記優先度が低く設定された予定データを取得する第1制御ノードに対する予定データの送信要求よりも先に実行させてよい。優先度が高い予定データを先に送信するように要求することによって、必要なプロセスデータの通信が維持される。その結果、簡便な構成でプロセスデータの通信が維持される。
【0008】
(3)上記(2)に記載のサーバ装置において、前記プロセッサは、前記第2制御ノードが予定データの送信を前記複数の第1制御ノードのいずれかに対して要求する順序を決定できるように、前記第2制御ノードに対して前記優先度を送信してよい。第2制御ノードに対して優先度を送信することによって第2制御ノード自身に通信を制御させることができる。その結果、サーバ装置の負荷が低減する。つまり、簡便な構成で通信が維持される。
【0009】
(4)上記(1)から(3)までのいずれか一項に記載のサーバ装置において、前記プロセッサは、前記複数の第1制御ノードのうち前記優先度が高く設定された予定データを取得する第1制御ノードに、前記優先度が低く設定された予定データを取得する第1制御ノードよりも先に予定データを送信させてよい。優先度が高い予定データを先に送信することによって、必要なプロセスデータの通信が維持される。その結果、簡便な構成でプロセスデータの通信が維持される。
【0010】
(5)上記(4)に記載のサーバ装置において、前記プロセッサは、前記複数の第1制御ノードのそれぞれが予定データを送信する順序を決定できるように、前記複数の第1制御ノードのそれぞれに対して前記優先度を送信してよい。第1制御ノードに対して優先度を送信することによって第1制御ノード自身に通信を制御させることができる。その結果、サーバ装置の負荷が低減する。つまり、簡便な構成で通信が維持される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

横河電機株式会社
状態特定方法
9日前
横河電機株式会社
状態特定方法
23日前
横河電機株式会社
ガス分析装置
9日前
横河電機株式会社
ガス分析装置
9日前
横河電機株式会社
構造体及び判定装置
20日前
横河電機株式会社
管理システム及び管理方法
24日前
横河電機株式会社
微細セルロース繊維組成物
1か月前
横河電機株式会社
コンテナ及び水処理システム
16日前
横河電機株式会社
試験用カバー及び温度試験方法
20日前
横河電機株式会社
演算装置、演算方法、及びプログラム
20日前
横河電機株式会社
制御装置、制御方法及び制御プログラム
16日前
横河電機株式会社
制御装置、制御方法及び制御プログラム
16日前
横河電機株式会社
推定装置、推定方法および推定プログラム
20日前
横河電機株式会社
制御装置、制御方法および制御プログラム
20日前
横河電機株式会社
レーザ式ガス分析計及びパージガス供給方法
16日前
横河電機株式会社
情報処理装置、判定方法及び判定プログラム
24日前
横河電機株式会社
情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
10日前
横河電機株式会社
微細セルロース繊維、及び微細セルロース繊維組成物
1か月前
横河電機株式会社
情報処理装置、情報出力方法及び情報出力プログラム
20日前
横河電機株式会社
プロセッサモジュール、制御方法及び制御プログラム
2日前
横河電機株式会社
情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
10日前
横河電機株式会社
プロトコル変換装置、方法、プログラム、及びシステム
9日前
横河電機株式会社
情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
26日前
横河電機株式会社
状態特定装置、状態特定方法および状態特定プログラム
1か月前
横河電機株式会社
液体サンプリングバルブの保全管理方法及び保全管理装置
9日前
横河電機株式会社
分析装置、分析方法、分析プログラム及び水処理システム
16日前
横河電機株式会社
アラーム管理装置、アラーム管理方法およびアラーム管理プログラム
23日前
横河電機株式会社
情報処理装置、オペレーション支援方法及びオペレーション支援プログラム
20日前
横河電機株式会社
情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及びプロセス制御システム
24日前
横河電機株式会社
資産のシミュレーションおよび分析のためのシステム、方法、およびデバイス
25日前
横河電機株式会社
サンプリング回路のゲート時間算出プログラム、ゲート時間算出方法及びゲート時間算出装置
9日前
横河電機株式会社
解析システム、解析システムの解析方法、サーバ装置、サーバ装置の制御方法、及び、プログラム
17日前
株式会社FUJI
工作機械
1か月前
株式会社豊田自動織機
自動走行体
10日前
エイブリック株式会社
基準電流回路
1か月前
日昌電気制御株式会社
管理システム
2か月前
続きを見る