TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024084220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198377
出願日2022-12-13
発明の名称表面処理組成物及びその製造方法
出願人株式会社ネオス
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C09K 3/16 20060101AFI20240618BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】表面機能性、連続離型性に優れる表面処理組成物を提供する。
【解決手段】一般式(I)で表されるリン酸エステル化合物を含む表面処理組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024084220000017.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">9</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">169</com:WidthMeasure> </com:Image> [式中、Rfは炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。Xはフルオロ基又はトリフルオロメチル基である。Yは炭素数1~10の2価の基である。mは26~70である。nは1又は2である。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表されるリン酸エステル化合物を含む表面処理組成物。
JPEG
2024084220000014.jpg
9
169
[式中、Rfは炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。Xはフルオロ基又はトリフルオロメチル基である。Yは炭素数1~10の2価の基である。mは26~70である。nは1又は2である。]
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記リン酸エステル化合物の重量平均分子量が4,500~12,500の範囲である、請求項1に記載の表面処理組成物。
【請求項3】
前記リン酸エステル化合物の濃度が0.1~10質量%の範囲である、請求項1に記載の表面処理組成物。
【請求項4】
請求項1に記載の表面処理組成物を含む離型剤。
【請求項5】
請求項1に記載の表面処理組成物を含む樹脂付着防止剤。
【請求項6】
(i) 式(II)で表される、重量平均分子量4,500~12,500のパーフルオロポリエーテルをリン酸化し、式(I)で表されるリン酸エステル化合物を合成する工程、
JPEG
2024084220000015.jpg
8
169
[式中、Rfは炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。Xはフルオロ基又はトリフルオロメチル基である。Yは炭素数1~10の2価の基である。mは26~70である。]
JPEG
2024084220000016.jpg
9
169
[式中、Rfは炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。Xはフルオロ基又はトリフルオロメチル基である。Yは炭素数1~10の2価の基である。mは26~70である。nは1又は2である。]
(ii) 前記リン酸エステル化合物を濃度が0.1~10質量%の範囲となるように調整する工程、
を含む表面処理組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表面処理組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
合成樹脂や各種ゴム類等を、金型を用いて成型する際には、成型品と金型とを離しやすくするため、ワックス、シリコーンオイル等を用いた離型剤が一般的に使用されている。これらを用いた離型剤は良好な離型性を示すが、離型時に離型剤成分が成型品に移行してしまうため、金型への離型剤の一度の塗布で、複数回の成型を行うことが困難であった。
【0003】
このような欠点を解消するため、例えば、パーフルオロアルケニルアリールエーテルのホスホン酸酸性塩を有効成分として用いた離型剤が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載の離型剤は良好な離型性を示し、他の離型剤と比べて離型寿命が長いとされている。しかし、成型品形状の複雑化や生産量の増加に伴い、さらなる離型性の向上が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭56-53193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、離型性、撥液性等の表面機能性、連続離型性に優れる表面処理組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、パーフルオロポリエーテルリン酸エステルを用いると、良好な表面機能性、連続離型性等を示す表面処理組成物が得られることを見出した。
【0007】
本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものであり、以下に示す広い態様の発明を含むものである。
[項1]
式(I)で表されるリン酸エステル化合物を含む表面処理組成物。
JPEG
2024084220000001.jpg
9
169
[式中、Rfは炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。Xはフルオロ基又はトリフルオロメチル基である。Yは炭素数1~10の2価の基である。mは26~70である。nは1又は2である。]
[項2]
前記リン酸エステル化合物の重量平均分子量が4,500~12,500の範囲である、項1に記載の表面処理組成物。
[項3]
前記リン酸エステル化合物の濃度が0.1~10質量%の範囲である、項1又は2に記載の表面処理組成物。
[項4]
項1~3のいずれか1項に記載の表面処理組成物を含む離型剤。
[項5]
項1~3のいずれか1項に記載の表面処理組成物を含む樹脂付着防止剤。
[項6]
(i) 式(II)で表される、重量平均分子量4,500~12,500のパーフルオロポリエーテルをリン酸化し、式(I)で表されるリン酸エステル化合物を合成する工程、
JPEG
2024084220000002.jpg
8
169
[式中、Rfは炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。Xはフルオロ基又はトリフルオロメチル基である。Yは炭素数1~10の2価の基である。mは26~70である。]
JPEG
2024084220000003.jpg
9
169
[式中、Rfは炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。Xはフルオロ基又はトリフルオロメチル基である。Yは炭素数1~10の2価の基である。mは26~70である。nは1又は2である。]
(ii) 前記リン酸エステル化合物を濃度が0.1~10質量%の範囲となるように調整する工程、
を含む表面処理組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明のパーフルオロポリエーテルリン酸エステルを用いた表面処理組成物は、離型性、樹脂付着防止性、撥液性等の表面機能性に優れる。特に、離型剤として用いた場合、連続離型性に優れており、有用である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る表面処理組成物は、一般式(I)で表されるパーフルオロポリエーテルリン酸エステルを含む。
【0010】
JPEG
2024084220000004.jpg
9
169
[式中、Rfは炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。Xはフルオロ基又はトリフルオロメチル基である。Yは炭素数1~10の2価の基である。mは26~70である。nは1又は2である。]
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

保土谷化学工業株式会社
トリアリールメタン色素、該色素を含有する着色組成物、カラーフィルター用着色剤およびカラーフィルター
3日前
三菱ケミカル株式会社
両面粘着シート、離型フィルム付き両面粘着シート、及びこれを用いた画像表示装置用積層体、画像表示装置、画像表示装置構成部材用両面粘着シート
3日前
三菱ケミカル株式会社
活性エネルギー線硬化性両面粘着シート、離型フィルム付き両面粘着シート、画像表示装置用積層体、画像表示装置、画像表示装置構成部材用両面粘着シート
3日前