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公開番号2024083762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197762
出願日2022-12-12
発明の名称アーク溶接装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B23K 9/10 20060101AFI20240617BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】起動スイッチがオン状態のときであっても、作業者の安全を確保できるようにする。
【解決手段】起動スイッチ25は、オン状態のときに溶接電源10の出力を開始する一方、オフ状態のときに溶接電源10の出力を停止する。制御部20は、起動スイッチ25がオン状態で、且つ電流検出部14で検出された電流値が所定の閾値以下となる状態が所定時間継続した場合に、所定時間の経過後に溶接電源10の出力を停止するように、溶接電源10の動作を制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
溶接棒と被溶接物との間にアークを発生させて前記被溶接物を溶接するアーク溶接装置であって、
溶接電流及び溶接電圧を出力する溶接電源と、
前記溶接電流を検出する電流検出部と、
オン状態のときに前記溶接電源の出力を開始する一方、オフ状態のときに前記溶接電源の出力を停止する起動スイッチと、
前記溶接電源の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記起動スイッチがオン状態で、且つ前記電流検出部で検出された電流値が所定の閾値以下となる状態が所定時間継続した場合に、前記所定時間の経過後に前記溶接電源の出力を停止するように、前記溶接電源の動作を制御する
アーク溶接装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
請求項1のアーク溶接装置において、
前記溶接電圧を検出する電圧検出部を備え、
前記制御部は、前記起動スイッチがオン状態で、且つ前記電圧検出部で検出された電圧値が所定の閾値以上となる状態が所定時間継続した場合に、前記所定時間の経過後に前記溶接電源の出力を停止するように、前記溶接電源の動作を制御する
アーク溶接装置。
【請求項3】
請求項1又は2のアーク溶接装置において、
前記溶接棒を保持するホルダと、
前記ホルダに設けられ、所定の第1色を点灯するランプと、を備え、
前記制御部は、前記溶接電源が出力動作中である場合に前記第1色を点灯するように、前記ランプの動作を制御する
アーク溶接装置。
【請求項4】
請求項3のアーク溶接装置において、
前記ランプは、前記第1色と、前記第1色とは異なる第2色と、を選択的に点灯可能に構成され、
前記制御部は、前記溶接電源が出力動作中である場合に前記第1色を点灯する一方、前記溶接電源が出力停止中である場合に前記第2色を点灯するように、前記ランプの動作を制御する
アーク溶接装置。
【請求項5】
請求項3のアーク溶接装置において、
前記ランプは、前記第1色と、前記第1色とは異なる第2色と、前記第1色及び前記第2色とは異なる第3色と、を選択的に点灯可能に構成され、
前記制御部は、
前記溶接電源が出力動作中である場合に前記第1色を点灯し、
前記起動スイッチがオフ状態である場合に前記第2色を点灯し、
前記起動スイッチがオン状態で且つ前記溶接電源が出力停止中である場合に前記第3色を点灯するように、前記ランプの動作を制御する
アーク溶接装置。
【請求項6】
請求項3のアーク溶接装置において、
前記ランプは、前記ホルダにおける前記溶接棒が保持された側とは反対側の端部に設けられる
アーク溶接装置。
【請求項7】
請求項6のアーク溶接装置において、
前記ランプは、前記ホルダの周囲に沿って延びるリング状に形成される
アーク溶接装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アーク溶接装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、メインスイッチ及び起動スイッチがオン状態のときは溶接電源が出力開始状態となり、メインスイッチがオン状態で起動スイッチがオフ状態のときは溶接電源が出力停止状態となり、出力開始状態中の溶接電流の通電中に溶接電圧が基準電圧値以上になったことを判別すると溶接電源を所定期間だけ出力停止状態にするようにした被覆アーク溶接制御方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-037529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の発明では、起動スイッチがオン状態のときに溶接電源が出力開始状態となり、溶接棒を母材から引き離しても、溶接電源の出力が維持される。そのため、作業者が不用意に溶接棒に触れた場合に感電するおそれがある。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、起動スイッチがオン状態のときであっても、作業者の安全を確保できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、溶接棒と被溶接物との間にアークを発生させて前記被溶接物を溶接するアーク溶接装置であって、溶接電流及び溶接電圧を出力する溶接電源と、前記溶接電流を検出する電流検出部と、オン状態のときに前記溶接電源の出力を開始する一方、オフ状態のときに前記溶接電源の出力を停止する起動スイッチと、前記溶接電源の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記起動スイッチがオン状態で、且つ前記電流検出部で検出された電流値が所定の閾値以下となる状態が所定時間継続した場合に、前記所定時間の経過後に前記溶接電源の出力を停止するように、前記溶接電源の動作を制御する。
【0007】
第1の発明では、起動スイッチがオン状態のときであっても、作業者の安全を確保することができる。
【0008】
具体的に、起動スイッチがオン状態のときには、溶接棒を被溶接物から引き離しても、溶接電源の出力が維持されることから、作業者が不用意に溶接棒に触れた場合に感電するおそれがある。
【0009】
これに対し、本実施形態では、溶接棒を被溶接物から引き離した場合に、溶接電流の電流値がゼロ付近を推移することに着目して、起動スイッチがオン状態で、且つ電流検出部で検出された電流値が所定の閾値以下となる状態が所定時間継続した場合に、所定時間の経過後に溶接電源の出力を停止するようにしている。
【0010】
このように、起動スイッチがオン状態であっても、溶接棒を被溶接物から引き離した場合には、溶接電源の出力を停止することで、作業者が不用意に溶接棒に触れても感電するおそれはなく、作業者の安全を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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