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公開番号2024083744
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197739
出願日2022-12-12
発明の名称記録紙処理装置、および記録紙処理装置の制御方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 23/34 20060101AFI20240617BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】記録紙に、デカール部材による屈曲の癖が不要についてしまうことを抑制する。
【解決手段】記録紙処理装置は、第1面Paが外側となり第2面Pbが内側となるように記録紙Pが巻回されたロール紙から繰り出された記録紙Pの第1面Paと接し、記録紙Pを第2面Pb側に凸となるように屈曲させるデカール部材81と、デカール部材81を、記録紙Pを屈曲させる第1位置と、デカール部材81が第1位置に位置しているときよりもデカール部材81による記録紙Pの屈曲角度が小さくなる第2位置と、の間で移動させる移動機構と、記録紙処理装置が第2状態であるか否かを判定し、第2状態であると判定すると、デカール部材81が第2位置に位置するように、移動機構を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
記録紙の第1面が外側となり第2面が内側となるように前記記録紙が巻回されたロール紙から繰り出された前記記録紙の前記第1面と接し、前記記録紙を前記第2面側に凸となるように屈曲させるデカール部材と、
前記デカール部材を、前記記録紙を屈曲させる第1位置と、前記デカール部材が前記第1位置に位置しているときよりも前記デカール部材による前記記録紙の屈曲角度が小さくなる第2位置と、の間で移動させる移動機構と、
記録紙処理装置が第2状態であるか否かを判定し、前記第2状態であると判定すると、前記デカール部材が前記第2位置に位置するように、前記移動機構を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする記録紙処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記記録紙処理装置が前記第2状態とは異なる第1状態であるか否かを判定し、前記第1状態であると判定すると、前記デカール部材が前記第1位置に位置するように、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録紙処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第1状態として、前記記録紙処理装置の電源が投入されたか否かを判定し、前記記録紙処理装置の電源が投入されたと判定すると、前記デカール部材が前記第1位置に位置するように、前記移動機構を制御し、
前記第2状態として、前記記録紙処理装置の電源が切断されたか否かを判定し、前記記録紙処理装置の電源が切断されたと判定すると、前記デカール部材が前記第2位置に位置するように、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2に記載の記録紙処理装置。
【請求項4】
前記記録紙を送る送り機構をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1状態として、前記送り機構の送りを開始させる命令を取得したか否かを判定し、前記送り機構の送りを開始させる命令を取得したと判定すると、前記デカール部材が前記第1位置に位置するように、前記移動機構を制御し、
前記第2状態として、前記送り機構の停止時間が所定時間を超えたか否かを判定し、前記送り機構の停止時間が前記所定時間を超えたと判定すると、前記デカール部材が前記第2位置に位置するように、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2に記載の記録紙処理装置。
【請求項5】
前記ロール紙の外径を検出する外径検出機構をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1状態として、前記外径検出機構により前記ロール紙の外径が所定の径未満であることが検出されたか否かを判定し、前記外径検出機構により前記ロール紙の外径が所定の径未満であることが検出されたと判定すると、前記デカール部材が前記第1位置に位置するように、前記移動機構を制御し、
前記第2状態として、前記外径検出機構により前記ロール紙の外径が所定の径以上であることが検出されたか否かを判定し、前記外径検出機構により前記ロール紙の外径が所定の径以上であることが検出されたと判定すると、前記デカール部材が前記第2位置に位置するように、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2に記載の記録紙処理装置。
【請求項6】
前記記録紙を送る送り機構をさらに備え、
前記制御部は、
前記送り機構の送りを開始させる命令を取得するたびに、前記記録紙処理装置が前記第1状態であるか否かを判定し、前記第1状態であると判定した場合は、前記送り機構の送りを開始させる前に、前記デカール部材が前記第1位置に位置するように、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項5に記載の記録紙処理装置。
【請求項7】
記録紙の第1面が外側となり第2面が内側となるように前記記録紙が巻回されたロール紙から繰り出された前記記録紙の前記第1面と接し、前記記録紙を前記第2面側に凸となるように屈曲させるデカール部材と、
前記デカール部材を、前記記録紙を屈曲させる第1位置と、前記デカール部材が前記第1位置に位置しているときよりも前記デカール部材による前記記録紙の屈曲角度が小さくなる第2位置と、の間で移動させる移動機構と、
を備えた記録紙処理装置の制御方法であって、
前記記録紙処理装置が第2状態であるか否かを判定し、前記第2状態であると判定すると、前記デカール部材が前記第2位置に位置するように、前記移動機構を制御することを特徴とする記録紙処理装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録紙処理装置、および記録紙処理装置の制御方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、ロール紙による巻き癖を矯正するため、ロール紙から繰り出された記録紙を、ロール紙による巻き癖とは反対側に屈曲させるデカール部材を備えた装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-134013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置では、装置の状態によって、記録紙にデカール部材による屈曲の癖が不要についてしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の記録紙処理装置は、記録紙の第1面が外側となり第2面が内側となるように記録紙が巻回されたロール紙から繰り出された記録紙の第1面と接し、記録紙を第2面側に凸となるように屈曲させるデカール部材と、デカール部材を、記録紙を屈曲させる第1位置と、デカール部材が第1位置に位置しているときよりもデカール部材による記録紙の屈曲角度が小さくなる第2位置と、の間で移動させる移動機構と、記録紙処理装置が第2状態であるか否かを判定し、第2状態であると判定すると、デカール部材が第2位置に位置するように、移動機構を制御する制御部と、を備える。
【0006】
本発明の記録紙処理装置の制御方法は、記録紙の第1面が外側となり第2面が内側となるように記録紙が巻回されたロール紙から繰り出された記録紙の第1面と接し、記録紙を第2面側に凸となるように屈曲させるデカール部材と、デカール部材を、記録紙を屈曲させる第1位置と、デカール部材が第1位置に位置しているときよりもデカール部材による記録紙の屈曲角度が小さくなる第2位置と、の間で移動させる移動機構と、を備えた記録紙処理装置の制御方法であって、記録紙処理装置が第2状態であるか否かを判定し、第2状態であると判定すると、デカール部材が第2位置に位置するように、移動機構を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
印刷装置の斜視図である。
開閉カバーが開かれた状態の印刷装置の斜視図である。
印刷装置の断面図である。
印刷装置の断面図であり、ロール紙収容部に未使用のロール紙が収容されている様子を示す図である。
印刷装置の断面図であり、ロール紙収容部にニアエンド状態のロール紙が収容されている様子を示す図である。
デカール機構+X方向から見た図である。
デカール機構を+B方向から見た図である。
デカール機構を-B方向から見た図である。
デカール部材が突出位置に位置している状態を示す図である。
デカール部材が退避位置に位置している状態を示す図である。
印刷装置の制御構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係るデカール部材移動制御を示すフローチャートである。
第2実施形態に係るデカール部材移動制御を示すフローチャートである。
第3実施形態に係るデカール部材移動制御を示すフローチャートである。
第4実施形態に係るデカール部材移動制御を示すフローチャートである。
デカール部材が退避位置に位置している状態の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面を参照して、記録紙処理装置、および記録紙処理装置の制御方法について説明する。記録紙処理装置としては、印刷装置1を例示する。印刷装置1は、例えばレシートプリンターとして用いられる。なお、図1ないし図5、図9、図10および図16では、XYZ直交座標系による方向を用いて説明する。また、図6ないし図8では、X方向、A方向およびB方向の3方向を用いて説明する。+A方向は、+Y方向と+Z方向との間の方向であり、-A方向は、-Y方向と-Z方向との間の方向であり、+B方向は、-Y方向と+Z方向との間の方向であり、-B方向は、+Y方向と-Z方向との間の方向である。これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
【0009】
[印刷装置の構成]
図1ないし図5を参照し、印刷装置1の構成について説明する。図1に示すように、印刷装置1は、略直方体状に形成されており、-Y方向の装置面Aには、排出口3が設けられている。排出口3からは、印刷された記録紙Pが排出される。
【0010】
印刷装置1は、装置ケース5と、開閉カバー7とを備えている。装置ケース5は、印刷装置1の外殻を構成しており、-Y方向の面が開放された箱状に形成されている。装置ケース5内には、ロール紙収容部15(図2等参照)が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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