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公開番号2024083701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197654
出願日2022-12-12
発明の名称吸着パッド
出願人SMC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B25J 15/06 20060101AFI20240617BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】ワークの吸着の有無を容易に確認する。
【解決手段】吸着パッド10は、ボデイ12およびスポンジ部材20を備え、ボデイは、負圧室16および負圧室に連通する複数の連絡通路18を有し、スポンジ部材は、ワークに向かって開口する複数の空洞部22を有する。空洞部は、連絡通路を介して負圧室に連通し、流路面積を調整する流路調整弁26が連絡通路に配置される。吸着パッドは、複数の空洞部のうち1つ以上の空洞部の圧力を検出するための圧力検出ポート50を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボデイおよびスポンジ部材を備えた吸着パッドであって、
ボデイは、負圧室および前記負圧室に連通する複数の連絡通路を有し、前記スポンジ部材は、ワークに向かって開口する複数の空洞部を有し、前記空洞部は、前記連絡通路を介して前記負圧室に連通し、
流路面積を調整する流路調整弁が前記連絡通路に配置され、前記負圧室に真空圧が生成され、かつ、前記空洞部が前記ワークによって塞がれていないときは、前記連絡通路の流路面積が小さくなるように調整され、前記複数の空洞部のうち1つ以上の前記空洞部の圧力を検出するための圧力検出ポートを備える吸着パッド。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1記載の吸着パッドにおいて、
前記ボデイは、前記スポンジ部材の前記空洞部と連通する検出通路を有する吸着パッド。
【請求項3】
請求項2記載の吸着パッドにおいて、
前記検出通路は、前記ボデイを縦断し、前記検出通路の端部が圧力検出ポートを構成する吸着パッド。
【請求項4】
請求項3記載の吸着パッドにおいて、
前記圧力検出ポートは、前記ボデイの上面の4辺の中央付近に配置される吸着パッド。
【請求項5】
請求項1記載の吸着パッドにおいて、
複数の前記圧力検出ポートに個別に圧力センサが接続される吸着パッド。
【請求項6】
請求項1記載の吸着パッドにおいて、
複数の前記圧力検出ポートにチェック弁を介して共通の圧力センサが接続される吸着パッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、真空圧を用いてワークを吸着する吸着パッドに関し、特に、ワークの吸着状態を確認することができる吸着パッドに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、多孔質材料から構成されるスポンジ部材をワークに接触させ、スポンジ部材の内側に真空圧を発生させてワークを吸着する吸着パッドが知られている。また、真空圧を吸着パッドに導入する経路における圧力を検出し、ワークの吸着状態を検出する技術も知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、通気性を有する連続気泡スポンジで形成された内側スポンジパッドと、通気性を有しない独立気泡スポンジで形成された外側スポンジパッドとを備えた吸着パッドが記載されている。この吸着パッドがエジェクタに接続される経路には圧力センサが配置され、内側スポンジパッドによるワークの吸着状態と外側スポンジパッドによるワークの吸着状態が順次検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-17935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複数の吸引部(吸着パッド)を備え、様々な大きさのワークを吸着可能な真空吸着装置において、真空発生器から分岐して各吸引部に至る経路のそれぞれにチェック弁(流路調整弁)が配置される場合がある。チェック弁の作用により、ワークを吸着するために必要な真空圧がワークに有効に作用する。多数の吸引用孔部を有する大きなスポンジパッドを使用することによって、様々なサイズのワークを吸着する場合も、同様に、チェック弁を配置するのが望ましい。
【0006】
しかしながら、チェック弁が配置された真空吸着装置において、単純に圧力センサを配置しても、ワークの吸着状態を容易に確認することができない。ワークを吸着していない状態であっても、ワークを吸着した状態であっても、チェック弁の作用により真空圧が維持されるので、圧力センサで検出される圧力に差異がなく、二つの状態を判別することができないからである。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ボデイおよびスポンジ部材を備えた吸着パッドであって、ボデイは、負圧室および負圧室に連通する複数の連絡通路を有し、スポンジ部材は、ワークに向かって開口する複数の空洞部を有し、空洞部は、連絡通路を介して負圧室に連通する。流路面積を調整する流路調整弁が連絡通路に配置され、負圧室に真空圧が生成され、かつ、空洞部がワークによって塞がれていないときは、連絡通路の流路面積が小さくなるように調整される。吸着パッドは、複数の空洞部のうち1つ以上の空洞部の圧力を検出するための圧力検出ポートを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る吸着パッドは、スポンジ部材の空洞部を負圧室に接続する連絡通路に流路調整弁が配置された構造を有し、スポンジ部材の1つ以上の空洞部の圧力を検出するための圧力検出ポートを備えるので、ワークの吸着の有無を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の第1実施形態に係る吸着パッドの断面を模式的に示す図である。
図2は、図1の吸着パッドの流路調整弁について具体的な構造例を示す図である。
図3は、サイズの小さいワークを吸着したときの図1の吸着パッドの断面を模式的に示す図である。
図4は、サイズの大きいワークを吸着したときの図1の吸着パッドの断面を模式的に示す図である。
図5は、図1の吸着パッドにおける圧力検出ポートの配置例を示す図である。
図6は、本発明の第2実施形態に係る吸着パッドの断面を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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