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公開番号2024083700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197653
出願日2022-12-12
発明の名称成形管理装置、生産計画生成装置、および、成形機制御装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B29C 45/76 20060101AFI20240617BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】成形品をシステム上でまとめて処理する場合に、システムの処理の負荷を軽減できる技術を提供する。
【解決手段】射出成形機を管理する成形管理装置であって、成形品を成形する成形ジョブに関する情報である第1生産単位情報を生成する第1生産単位情報生成部と、成形品のロットに関する情報であり、特定のキャビティと関連する第2生産単位情報を生成する第2生産単位情報生成部と、キャビティに造形材料を射出するショットに関する情報であるショット識別情報を取得する第1取得部と、成形品に関する情報である成形品情報を取得する第2取得部と、記憶部と、を備え、記憶部は、第1生産単位情報と、第2生産単位情報と、ショット識別情報と、成形品情報と、を関連付けて記憶し、第2生産単位情報を第1生産単位情報に対して下層のデータ階層の情報として記憶し、ショット識別情報を第2生産単位情報に対して下層のデータ階層の情報として記憶する。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
成形型のキャビティに造形材料を射出することで成形品を成形する射出成形機を管理する成形管理装置であって、
前記成形品を成形する成形ジョブに関する情報である第1生産単位情報を生成する第1生産単位情報生成部と、
前記成形品のロットに関する情報であり、特定の前記キャビティと関連する第2生産単位情報を生成する第2生産単位情報生成部と、
前記キャビティに前記造形材料を射出するショットに関する情報であるショット識別情報を取得する第1取得部と、
前記成形品に関する情報である成形品情報を取得する第2取得部と、
記憶部と、を備え、
前記記憶部は、
前記第1生産単位情報と、前記第2生産単位情報と、前記ショット識別情報と、前記成形品情報と、を関連付けて記憶し、
前記第2生産単位情報を前記第1生産単位情報に対して下層のデータ階層の情報として記憶し、
前記ショット識別情報を前記第2生産単位情報に対して下層のデータ階層の情報として記憶する、
成形管理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
射出成形機が成形型のキャビティに造形材料を射出することで成形される成形品の生産計画を生成する生産計画生成装置であって、
前記成形品を成形する成形ジョブに関する情報である第1生産単位情報を生成する第1生産単位情報生成部と、
前記成形品のロットに関する情報であり、特定の前記キャビティと関連する第2生産単位情報を生成する第2生産単位情報生成部と、
前記成形品の生産予定数量に関する情報である生産予定数情報を取得する第3取得部と、
前記キャビティの数量に関する情報であるキャビティ数情報を取得する第4取得部と、
前記第2生産単位情報を前記第1生産単位情報に対して下層のデータ階層の情報として設定するデータ階層設定部と、
前記第1生産単位情報と、前記第2生産単位情報と、前記生産予定数情報と、前記キャビティ数情報と、に基づいて、前記生産計画を生成する、計画生成部と、を備える、
生産計画生成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の生産計画生成装置であって、
前記生産計画は、前記キャビティに前記造形材料を射出する予定の回数であるショット予定数を含む、
生産計画生成装置。
【請求項4】
請求項2に記載の生産計画生成装置であって、
前記第2生産単位情報生成部は、前記キャビティ毎に複数の前記第2生産単位情報を生成する、
生産計画生成装置。
【請求項5】
成形型のキャビティに造形材料を射出することで成形品を成形する射出成形機を制御する成形機制御装置であって、
前記成形品を成形する成形ジョブに関する情報である第1生産単位情報を取得する第1生産単位情報取得部と、
前記成形品のロットに関する情報であり、特定の前記キャビティと関連する第2生産単位情報を取得する第2生産単位情報取得部と、
前記第2生産単位情報を下層のデータ階層の情報として付与された前記第1生産単位情報である稼動識別情報を記憶する稼動識別情報記憶部と、
前記射出成形機の稼動データに関する情報である成形機稼動データを取得する稼動データ取得部と、
稼動データ記憶部と、
前記成形機稼動データと前記稼動識別情報を関連付けて前記稼動データ記憶部に記憶させる稼動データ記憶制御部と、を備える、
成形機制御装置。
【請求項6】
請求項5に記載の成形機制御装置であって、
成形サイクル毎に、前記キャビティに前記造形材料を射出するショットに関する情報であるショット識別情報を生成する、ショット識別情報生成部を備え、
前記稼動データ記憶制御部は、
前記成形機稼動データと前記ショット識別情報を関連付けて前記稼動データ記憶部に記憶させる、
成形機制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、成形管理装置、生産計画生成装置、および、成形機制御装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、射出成形機に搭載された金型が有するキャビティの異常を検出する成形システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-185711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のキャビティが形成された金型において、いずれかのキャビティに異常が検出された場合、成形品を管理する管理システムのシステム上で、例えば、異常が検出されたキャビティで成形された全ての成形品の出荷を保留させる処理や、成形品を廃棄させる処理を実行する場合がある。言い換えれば、管理システムのシステム上で、異常が検出されたキャビティで成形された成形品をまとめて処理する場合がある。
【0005】
一般的な管理システムでは、1つの製造ロットは、複数のキャビティで成形された成形品から構成される。また、一般的な管理システムでは、特定のキャビティで成形された成形品は、複数の製造ロットに含まれる。このような場合、管理システムは、異常が検出されたキャビティで成形された成形品をシステム上でまとめて処理する際に、異常が検出されたキャビティで成形された成形品のみから構成されるデータセットを生成する場合がある。上述したデータセットは、各製造ロットの情報に関連付けられて管理システムに記憶されている、成形品を識別する情報のうち、異常が検出されたキャビティで成形された成形品を識別する情報を、管理システムが取得することで生成される。管理システムが新たなデータセットを生成する場合は、新たなデータセットを生成しない場合と比べて、管理システムの処理の負荷が大きくなる。
【0006】
以上で説明したように、一般的な管理システムでは、異常が検出されたキャビティで成形された成形品をシステム上でまとめて処理する場合に、システムの処理の負荷が大きくなる場合があるという問題があった。そのため、特定のキャビティで成形された成形品を管理システムのシステム上でまとめて処理する場合に、システムの処理の負荷を軽減できる技術が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の形態によれば、成形管理装置が提供される。この成形管理装置は、成形型のキャビティに造形材料を射出することで成形品を成形する射出成形機を管理する成形管理装置であって、前記成形品を成形する成形ジョブに関する情報である第1生産単位情報を生成する第1生産単位情報生成部と、前記成形品のロットに関する情報であり、特定の前記キャビティと関連する第2生産単位情報を生成する第2生産単位情報生成部と、前記キャビティに前記造形材料を射出するショットに関する情報であるショット識別情報を取得する第1取得部と、前記成形品に関する情報である成形品情報を取得する第2取得部と、記憶部と、を備え、前記記憶部は、前記第1生産単位情報と、前記第2生産単位情報と、前記ショット識別情報と、前記成形品情報と、を関連付けて記憶し、前記第2生産単位情報を前記第1生産単位情報に対して下層のデータ階層の情報として記憶し、前記ショット識別情報を前記第2生産単位情報に対して下層のデータ階層の情報として記憶する。
【0008】
本開示の第2の形態によれば、生産計画生成装置が提供される。この生産計画生成装置は、射出成形機が成形型のキャビティに造形材料を射出することで成形される成形品の生産計画を生成する生産計画生成装置であって、前記成形品を成形する成形ジョブに関する情報である第1生産単位情報を生成する第1生産単位情報生成部と、前記成形品のロットに関する情報であり、特定の前記キャビティと関連する第2生産単位情報を生成する第2生産単位情報生成部と、前記成形品の生産予定数量に関する情報である生産予定数情報を取得する第3取得部と、前記キャビティの数量に関する情報であるキャビティ数情報を取得する第4取得部と、前記第2生産単位情報を前記第1生産単位情報に対して下層のデータ階層の情報として設定するデータ階層設定部と、前記第1生産単位情報と、前記第2生産単位情報と、前記生産予定数情報と、前記キャビティ数情報と、に基づいて、前記生産計画を生成する、計画生成部と、を備える。
【0009】
本開示の第3の形態によれば、成形機制御装置が提供される。この成形機制御装置は、成形型のキャビティに造形材料を射出することで成形品を成形する射出成形機を制御する成形機制御装置であって、前記成形品を成形する成形ジョブに関する情報である第1生産単位情報を取得する第1生産単位情報取得部と、前記成形品のロットに関する情報であり、特定の前記キャビティと関連する第2生産単位情報を取得する第2生産単位情報取得部と、前記第2生産単位情報を下層のデータ階層の情報として付与された前記第1生産単位情報である稼動識別情報を記憶する稼動識別情報記憶部と、前記射出成形機の稼動データに関する情報である成形機稼動データを取得する稼動データ取得部と、稼動データ記憶部と、前記成形機稼動データと前記稼動識別情報を関連付けて前記稼動データ記憶部に記憶させる稼動データ記憶制御部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
射出成形機管理システムの概略構成を示す説明図。
射出成形機の概略構成を示す説明図。
生産計画生成部の概略構成を示す説明図。
射出成形機が備える成形機制御装置の概略構成を示す説明図。
生産計画生成処理の工程を説明する図。
生産計画生成画面を示す図。
金型マスタデータ変更処理の工程を説明する図。
金型マスタデータ変更画面を示す図。
第1生産計画生成処理の工程を説明する図。
ジョブIDとロットIDの階層構造を説明する図。
第2生産計画生成処理の工程を説明する図。
生産処理の工程を説明する図。
生産開始画面を示す図。
稼動データ取得処理の工程を説明する図。
検査結果取得処理の工程を説明する図。
データ記憶処理の工程を説明する図。
ジョブID、ロットID、および、ショット識別情報の階層構造を説明する図。
ジョブID、ロットID、および、ショット識別情報の関係を説明する図。
一般的な成形品の管理システムにおける、ジョブID、ロットID、および、ショット識別情報の関係を説明する図。
一般的な成形品の管理システムにおける、ジョブID、ロットID、ショット識別情報、および、キャビティ識別情報の、階層構造の例を示す図。
生産計画変更処理の工程を説明する図。
生産進捗画面を示す図。
生産計画変更画面を示す図。
第3生産計画生成処理の工程を説明する図。
出荷保留処理の工程を説明する図。
出荷保留画面を示す図。
出荷画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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