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公開番号2024083699
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197652
出願日2022-12-12
発明の名称リング状部材、リング状部材の製造方法及び組電池
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類H01M 50/591 20210101AFI20240617BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の円筒形電池を含む各種組電池用のリング状部材を低コストで実現する。
【解決手段】例えば、リング状部材1A及び1Aa-1Aeは、円筒形電池の端面に設けられる電極面に対応するリング部2Aが、1列で第1方向D1に平面状に複数連続して整列配置される。リング状部材1A及び1Aa-1Aeは、第1方向D1と直交する第2方向D2の一端側及び他端側にそれぞれ、第1方向D1と平行に延びる第1外縁3A及び第2外縁4Aを有する。リング状部材1A及び1Aa-1Aeは、第1方向D1に隣接するリング部2A間に、第1外縁3Aから内側に窪んだ第1凹部5Aと、第1凹部5Aと対向し第2外縁4Aから内側に窪んだ第2凹部6Aとによって挟まれた括れ部7Aを有する。リング状部材1Aが所定の括れ部7Aの位置で切断され、個片のリング状部材1Aa-1Aeが得られる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
円筒形電池の端面に設けられる電極面に対応するリング部が、少なくとも1列で第1方向に平面状に複数連続して整列配置され、
前記第1方向と直交する第2方向の一端側及び他端側にそれぞれ、前記第1方向と平行に延びる第1外縁及び第2外縁を有し、
前記第1方向に隣接する前記リング部間に、前記第1外縁から内側に窪んだ第1凹部と、前記第1凹部と対向し前記第2外縁から内側に窪んだ第2凹部とによって挟まれた括れ部を有する、リング状部材。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第1凹部は、前記第1方向の幅が前記第1外縁から内側に向かってテーパー状に狭くなる形状を有し、
前記第2凹部は、前記第1方向の幅が前記第2外縁から内側に向かってテーパー状に狭くなる形状を有する、請求項1に記載のリング状部材。
【請求項3】
前記括れ部の前記第2方向の幅は、前記リング部に設けられる開口部の、前記第1外縁に最も近い端と前記第2外縁に最も近い端との間の距離よりも大きい、請求項1に記載のリング状部材。
【請求項4】
対向する前記第1凹部及び前記第2凹部は、当該対向する前記第1凹部及び前記第2凹部を挟んで前記第1方向に隣接する前記リング部が、各々に対応して隣接する前記円筒形電池の前記電極面に設けられた時に、平面視で当該対向する前記第1凹部内及び前記第2凹部内に当該隣接する前記円筒形電池の外周がはみ出ない形状を有する、請求項1に記載のリング状部材。
【請求項5】
前記第1外縁と前記第2外縁との間の前記第2方向の幅は、複数の前記リング部が各々に対応する複数の前記円筒形電池の前記電極面に設けられた時に、平面視で前記第1外縁及び前記第2外縁の前記第2方向外側に当該複数の前記円筒形電池の外周の一部がはみ出る幅である、請求項1に記載のリング状部材。
【請求項6】
請求項1に記載のリング状部材の前記括れ部を前記第2方向に直線状に切断する工程を含む、リング状部材の製造方法。
【請求項7】
請求項1に記載のリング状部材を用いた、複数の前記円筒形電池を含む組電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リング状部材、リング状部材の製造方法及び組電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
円筒形電池の端部に絶縁ワッシャーのようなリング状部材を設ける技術、そのようなリング状部材をフープ材と称される帯状の原反から金型装置を用いて打ち抜き加工することで製造する技術が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-184391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
円筒形電池の端面に設けられる電極面に対応するリング部を平面状に複数連続して整列配置させた連続型の絶縁性のリング状部材を用い、組電池に含まれる複数の円筒形電池の短絡を回避すると共に、当該円筒形電池群を結束して固定することが行われる場合がある。このような場合、従来は、組電池の種類、例えば、組電池に含まれる円筒形電池群の本数及び並び方によって、それぞれ専用の金型が準備され、その専用の金型を用いて、円筒形電池群に合わせてリング部群を整列配置させたリング状部材が製造されていた。そのため、組電池の種類毎に金型を作製することを要し、金型の作製に要するコストが増大することがあった。その結果、金型を用いて製造されるリング状部材及びそれを用いて製造される組電池のコストが増大してしまうことがあった。
【0005】
1つの側面では、本発明は、複数の円筒形電池を含む各種組電池用のリング状部材を低コストで実現することを目的とする。
また、1つの側面では、本発明は、リング状部材を用いる各種組電池を低コストで実現することが可能になる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様では、円筒形電池の端面に設けられる電極面に対応するリング部が、少なくとも1列で第1方向に平面状に複数連続して整列配置され、前記第1方向と直交する第2方向の一端側及び他端側にそれぞれ、前記第1方向と平行に延びる第1外縁及び第2外縁を有し、前記第1方向に隣接する前記リング部間に、前記第1外縁から内側に窪んだ第1凹部と、前記第1凹部と対向し前記第2外縁から内側に窪んだ第2凹部とによって挟まれた括れ部を有する、リング状部材が提供される。
【0007】
また、別の態様では、リング状部材の製造方法、及び、リング状部材を用いた組電池が提供される。
【発明の効果】
【0008】
1つの側面では、複数の円筒形電池を含む各種組電池用のリング状部材を低コストで実現することが可能になる。
また、1つの側面では、リング状部材を用いる各種組電池を低コストで実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るリング状部材の一例について説明する図である。
第1実施形態に係るリング状部材及びそれを用いた組電池の一例について説明する図である。
第2実施形態に係るリング状部材の一例について説明する図である。
第3実施形態に係るリング状部材及びそれを用いた組電池の一例について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係るリング状部材の一例について説明する図である。図1(A)には、リング状部材の一例の要部平面図を示している。図1(B)、図1(C)、図1(D)、図1(E)及び図1(F)にはそれぞれ、図1(A)のリング状部材から個片化されたリング状部材の一例の平面図を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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