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公開番号2024083649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022196850
出願日2022-12-09
発明の名称ワーク供給装置および包装機
出願人マルホ発條工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65B 9/04 20060101AFI20240617BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ワークを円滑に供給できるワーク供給装置および包装機を提供する。
【解決手段】ワーク供給装置は、ワークフィーダ51と、ワークフィーダ51から投入されるワークを容器フィルムのポケットへ案内するシュートユニット53と、ワークフィーダ51の開口部51aに固定されワークフィーダ51の内側に保持されたワークをシュートユニット53へ案内するガイド部材52と、を備える。そして、シュートユニット53は、シュートベース531と、シュートベース531の側壁に固定されたシュートブロック533、536と、を有し、シュートベース531の上端から下端まで延在する案内溝53aが設けられている。シュートブロック533、536は、シュートベース531に固定された状態で、案内溝53aの幅方向における少なくとも一方の側壁を構成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを収容するためのポケットが形成された容器フィルムの前記ポケットへワークを供給するワーク供給装置であって、
有底筒状であり底壁が鉛直下方側に位置する姿勢で配置された状態で内側に前記ワークを保持するとともに、前記底壁の少なくとも一部に開口部が穿設されたワークフィーダと、
前記ワークフィーダの鉛直下方における前記開口部に対向する位置に配置され、前記ワークフィーダから投入される前記ワークを前記ポケットへ案内するシュートユニットと、
前記開口部に固定され前記ワークフィーダの内側に保持された前記ワークを前記シュートユニットへ案内するガイド部材と、を備え、
前記シュートユニットは、
シュートベースと、
前記シュートベースの側面に固定された状態で、前記シュートベースとともに前記シュートベースの鉛直方向における一端から他端まで延在し前記ワークを案内する第1案内溝を形成し、前記第1案内溝の前記シュートベースの前記一端側に開口した部分が前記ガイド部材に対向するとともに前記シュートベースの前記他端が前記ポケットから予め設定された距離だけ離間した位置に配置され、前記ガイド部材から前記第1案内溝に投入された前記ワークが前記ポケットへ案内される少なくとも1つのシュートブロックと、を有し、
前記シュートブロックは、前記シュートベースに固定された状態で、前記第1案内溝の幅方向における少なくとも一方の側壁を構成する、
ワーク供給装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記シュートユニットは、
前記第1案内溝における第1位置において前記第1案内溝を堰き止めた閉状態と前記第1案内溝を開放した開状態とをとりうる第1シャッタと、
前記第1案内溝における前記第1位置から離間した第2位置において前記閉状態と前記開状態とをとりうる第2シャッタと、
前記第1シャッタと前記第2シャッタとが交互に前記開状態と前記閉状態となるように前記第1シャッタおよび前記第2シャッタを駆動することにより、前記シュートユニットから前記ポケットへ供給する前記ワークの数を調整するシャッタ駆動部と、を有するワーク供給量調整部を更に有する、
請求項1に記載のワーク供給装置。
【請求項3】
前記ワークは、円盤状であり、
前記第1案内溝における前記シュートベースの前記他端側に位置する部分の延在方向は、鉛直方向に対して、前記ワークの直径と、前記ワークの厚さと、前記ポケットの深さと、に基づいて決定される角度だけ傾斜している、
請求項1または2に記載のワーク供給装置。
【請求項4】
前記第1案内溝の少なくとも一部は、湾曲して延在し、
前記第1案内溝の最小曲率半径は、前記ワークの直径と、前記ワークの厚さと、に基づいて決定されている、
請求項3に記載のワーク供給装置。
【請求項5】
前記ガイド部材は、
板状であり前記開口部を覆うように配置されるとともに、厚さ方向に貫通し且つ前記第1案内溝の前記シュートベースの前記一端側に開口した部分に対向する少なくとも1つの長尺のスリットが穿設されたガイド部材本体と、
前記ガイド部材本体における前記シュートユニット側とは反対側の、前記スリットの短手方向における両側において前記スリットそれぞれの長手方向に沿って延在する長尺のリブと、を有し、
前記リブには、前記ガイド部材における前記シュートユニット側とは反対側における前記スリットの周縁に連続し、前記ガイド部材本体から離れるほど前記スリットの周縁からの距離が長くなるように傾斜した傾斜面が形成されている、
請求項1または2に記載のワーク供給装置。
【請求項6】
前記ガイド部材本体における前記シュートユニット側とは反対側に、前記スリットの長手方向における一端縁から前記スリットの外側へ延在する第2案内溝が形成されている、
請求項5に記載のワーク供給装置。
【請求項7】
前記リブは、長手方向の長さが前記スリットの長手方向の長さよりも長く、長手方向における一端部において前記スリットに隣接するように配設され、前記第2案内溝の短手方向における両側のいずれか一方に沿って延在し、前記傾斜面の前記ガイド部材本体側の端縁が前記第2案内溝に連続している、
請求項6に記載のワーク供給装置。
【請求項8】
前記傾斜面の前記ガイド部材本体の厚さ方向に対する傾斜角度は、40度以上且つ60度以下に設定されている、
請求項7に記載のワーク供給装置。
【請求項9】
ワークを収容するためのポケットが形成された容器フィルムと、前記ポケットを塞ぐように前記容器フィルムに貼着されるカバーフィルムと、を有する包装パックを製造するための包装機であって、
前記容器フィルムの元となる帯状の原料フィルムを供給する原料フィルム供給ユニットと、
前記原料フィルム供給ユニットから供給される前記原料フィルムに前記ポケットを成形することにより帯状の前記容器フィルムを生成する成形装置と、
前記ポケットへワークを供給するワーク供給装置と、
帯状の前記カバーフィルムを供給するカバーフィルム供給ユニットと、
前記容器フィルムの前記ポケットに前記ワークが収容された状態で、前記容器フィルムに前記カバーフィルムを貼着することにより前記ポケットが前記カバーフィルムでシールされたパックフィルムを生成するシール装置と、を備え、
前記ワーク供給装置は、
有底筒状であり底壁が鉛直下方側に位置する姿勢で配置された状態で内側に前記ワークを保持するとともに、前記底壁の少なくとも一部に開口部が穿設されたワークフィーダと、
前記ワークフィーダの鉛直下方における前記開口部に対向する位置に配置され、前記ワークフィーダから投入される前記ワークを前記ポケットへ案内するシュートユニットと、
前記開口部に固定され前記ワークフィーダの内側に保持された前記ワークを前記シュートユニットへ案内するスリットが形成されたガイド部材と、を備え、
前記シュートユニットは、
シュートベースと、
前記シュートベースの側面に固定された状態で、前記シュートベースとともに前記シュートベースの鉛直方向における一端から他端まで延在し前記ワークを案内する第1案内溝を形成し、前記第1案内溝の前記シュートベースの前記一端側に開口した部分が前記ガイド部材に対向するとともに前記シュートベースの前記他端が前記ポケットから予め設定された距離だけ離間した位置に配置され、前記ガイド部材から前記第1案内溝に投入された前記ワークが前記ポケットへ案内される少なくとも1つのシュートブロックと、を有し、
前記シュートブロックは、前記シュートベースに固定された状態で、前記第1案内溝の幅方向における少なくとも一方の側壁を構成する、
包装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワーク供給装置および包装機に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
ワークフィーダに装入されたワークをテーブルに設けた複数の充填穴内に充填し、テーブルを移動させて充填穴から落下したワークを2枚のフィルムの間に収容し、その周囲を接着して封止する包装装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-345004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された包装装置では、ワークフィーダに装入されたワークの形状によってはワークが充填穴に詰まり供給能力が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、ワークを円滑に供給できるワーク供給装置および包装機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るワーク供給装置は、
ワークを収容するためのポケットが形成された容器フィルムの前記ポケットへワークを供給するワーク供給装置であって、
有底筒状であり底壁が鉛直下方側に位置する姿勢で配置された状態で内側に前記ワークを保持するとともに、前記底壁の少なくとも一部に開口部が穿設されたワークフィーダと、
前記ワークフィーダの鉛直下方における前記開口部に対向する位置に配置され、前記ワークフィーダから投入される前記ワークを前記ポケットへ案内するシュートユニットと、
前記開口部に固定され前記ワークフィーダの内側に保持された前記ワークを前記シュートユニットへ案内するガイド部材と、を備え、
前記シュートユニットは、
シュートベースと、
前記シュートベースの側面に固定された状態で、前記シュートベースとともに前記シュートベースの鉛直方向における一端から他端まで延在し前記ワークを案内する第1案内溝を形成し、前記第1案内溝の前記シュートベースの前記一端側に開口した部分が前記ガイド部材に対向するとともに前記シュートベースの前記他端が前記ポケットから予め設定された距離だけ離間した位置に配置され、前記ガイド部材から前記第1案内溝に投入された前記ワークが前記ポケットへ案内される少なくとも1つのシュートブロックと、を有し、
前記シュートブロックは、前記シュートベースに固定された状態で、前記第1案内溝の幅方向における少なくとも一方の側壁を構成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シュートユニットが、シュートベースと、シュートベースの側面に固定された状態で、シュートベースとともにシュートベースの鉛直方向における一端から他端まで延在しワークを案内する第1案内溝を形成し、第1案内溝のシュートベースの一端側に開口した部分がガイド部材に対向するとともにシュートベースの他端がポケットから予め設定された距離だけ離間した位置に配置され、ガイド部材から第1案内溝に投入されたワークがポケットへ案内される少なくとも1つのシュートブロックと、を有する。そして、シュートブロックが、シュートベースに固定された状態で、第1案内溝の幅方向における少なくとも一方の側壁を構成する。これにより、投入されるワークの形状に応じて第1案内溝の断面形状を当該ワークの形状に適した断面形状とすることができるので、ワークを円滑に容器フィルムのポケットへ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る包装機の正面図である。
実施の形態に係るワーク供給装置の斜視図である。
実施の形態に係るワーク供給装置の一部の斜視図である。
実施の形態に係るシュートユニットの側面図である。
実施の形態に係るシュートユニットの分解斜視図である。
(A)は、実施の形態に係るシュートユニットの一部を示す図であり、(B)は実施の形態に係る容器フィルムの一部の断面図である。
実施の形態に係る供給量調整部の動作説明図であり、(A)は第1シャッタが開状態であり第2シャッタが閉状態である場合を示す図であり、(B)は第1シャッタが閉状態に移行し第2シャッタが開状態に移行する途中の様子を示す図であり、(C)は第2シャッタが開状態である場合を示す図である。
実施の形態に係る供給量調整部の動作説明図であり、(A)は第1シャッタが開状態に移行し第2シャッタが閉状態に移行する途中の様子を示す図であり、(B)は第1シャッタが開状態に移行し第2シャッタが閉状態に移行する途中の様子を示す図であり、(C)は第1シャッタが開状態であり第2シャッタが閉状態である場合を示す図である。
(A)は実施の形態に係るガイド部材の平面図であり、(B)は実施の形態に係るガイド部材およびシュートユニットの一部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係る包装機について、図を参照しながら説明する。本実施の形態に係る包装機は、ブリスタパック、PTPパック等の包装パックを製造するためのものである。ここで、包装パックとは、ワークを収容するためのポケットが形成された容器フィルムと、ポケットを塞ぐように容器フィルムに貼着されるカバーフィルムと、を有するものである。ここで、ワークとしては、例えば厚さが薄いいわゆるコイン型の錠剤等が挙げられる。
【0010】
本実施の形態に係る包装機は、図1に示すように、原料フィルム供給ユニット11と、加熱装置29と、成形装置12と、ワーク供給装置50と、カバーフィルム供給ユニット15と、シール装置14と、スリット形成打ち抜きユニット17と、を備える。また、包装機は、原料フィルムF1および容器フィルムF2を搬送する搬送部232と、フィルム押圧部231と、シール装置14から排出されるパックフィルムF4を間欠的に下流側へ搬送する搬送部281と、を備える。更に、包装機は、容器フィルムF2の搬送経路を確保するために設けられたフィルム台293と、張力調整部292と、フィルム押圧部294と、パックフィルムF4に張力を印加する張力印加部252と、を備える。また、包装機は、スリット形成打ち抜きユニット17のスリット形成装置171におけるパックフィルムF4の位置ずれを補正するためのフィルム位置変更部26と、スリット形成打ち抜きユニット17から排出されるスクラップを回収するスクラップ回収部30と、を備える。また、包装機は、容器フィルムF2のポケットへワークを供給可能な状態で容器フィルムF2を支持するステージ70と、各装置を制御する制御装置90と、機体99と、を備える。機体99は、原料フィルム供給ユニット11、成形装置12、カバーフィルム供給ユニット15、シール装置14、スリット形成打ち抜きユニット17等を収納するサブ機体991と、ワーク供給装置50を支持するサブ機体992と、から構成される。更に、包装機の+Y方向側には、スリット形成打ち抜きユニット17の打ち抜き装置173の鉛直下方に搬送ベルト40の-Y方向側の端部が位置するように設置され、包装パックを次工程へ搬送する搬送装置が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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