TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024082743
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196805
出願日2022-12-09
発明の名称培土用撥水防止剤および培土
出願人ミヨシ油脂株式会社
代理人弁理士法人牛木国際特許事務所
主分類C09K 17/14 20060101AFI20240613BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】撥水防止性能を付与しつつも、極めて生育障害が生じにくい培土用撥水防止剤および培土を提供する。
【解決手段】本発明の培土用撥水防止剤は、エチレンオキシドの平均付加モル数が10以上であるポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩を含有することを特徴としている。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エチレンオキシドの平均付加モル数が10以上であるポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩を含有する培土用撥水防止剤。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
エチレンオキシドの平均付加モル数が10以上であるポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩および培土構成素材を含有する培土。
【請求項3】
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩の含有量が、培土構成素材100質量部に対して0.001~20質量部である、請求項2に記載の培土。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、培土用撥水防止剤および培土に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
野菜、果樹、花卉等の播種・育苗時に用いられる培土は、農業従事者の負担を軽減するために軽量化が進んでいる。培土を軽量化するには培土中の水分を下げることや軽い有機質土壌改良材を配合することで対応している。また、培土保管中のカビ発生防止、寒冷地での冬季凍結防止等の理由からも培土中の水分を下げる対応がされている。
【0003】
しかし、これらの対応策をとることで培土は撥水を示しやすくなり、それによって植物に水が行き渡らず、生育に悪影響を及ぼす。そこで、培土の撥水を防止するために培土に界面活性剤を混合する等の対策がとられている。しかし、界面活性剤の種類によって撥水防止性能には優れるが、その一方で植物への生育障害が生じやすくなり、撥水防止性能と生育障害とのバランスをとるのは難しいという問題があった。
【0004】
これらの問題を解決するために、以下のような技術が提案されている。
特許文献1~4では、界面活性剤として非イオン性界面活性剤を使用しているが、非イオン性界面活性剤は通常、植物への生育障害が生じる懸念がある。特許文献1ではアニオン性界面活性剤としてジアルキルスルホコハク酸塩の使用も提案しているが、ジアルキルスルホコハク酸塩も植物への生育障害が生じる懸念が大きい。
【0005】
特許文献5、6は、長鎖アルコールなどの化合物およびこれに界面活性剤、キレート剤を組み合わせた組成物を提案しているが、用途が植物への活力付与であり、培土の撥水防止性能については検討が行われていなかった。
【0006】
本出願人は、硫酸エステル塩型またはリン酸エステル塩型のアニオン性界面活性剤を使用した組成物が、上記したような従来技術に比べると植物の生育障害の抑制に効果があることを提案した(特許文献7)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平11-256160号公報
特開2005-52012号公報
特開2005-52013号公報
特開2008-92955号公報
特開2000-198703号公報
特開2007-195546号公報
特開2020-162599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、硫酸エステル塩型のアニオン性界面活性剤はリン酸エステル塩型のアニオン性界面活性剤と比較すると植物への生育障害が生じやすい。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩のアルコールのエチレンオキシド付加モル数についての検討は十分に行っていない。近年、撥水防止と生育障害の抑制には更なる性能向上の要求もあり、そのような背景において更なる技術改良が望まれていた。
【0009】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、撥水防止性能を付与しつつも、極めて生育障害が生じにくい培土用撥水防止剤および培土を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明者は鋭意検討を行った結果、リン酸エステル塩型のアニオン性界面活性剤において、エチレンオキシドの平均付加モル数を従来の検討よりも高めると、撥水防止と生育障害の抑制について、いずれも顕著に性能が向上する新たな知見を見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
粘着テープ
1か月前
ベック株式会社
水性被覆材
21日前
ベック株式会社
水性被覆材
21日前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
日榮新化株式会社
両面粘着テープ
10日前
花王株式会社
乳化組成物
1か月前
JNC株式会社
ポリシロキサン接着剤
1か月前
中外商工株式会社
厚膜型塗り床材
1か月前
日本製紙株式会社
分散体組成物
1か月前
デンカ株式会社
蛍光体粉末の製造方法
3日前
AGCセイミケミカル株式会社
分散剤
1か月前
アイカ工業株式会社
バスパネル用接着剤組成物
10日前
ハニー化成株式会社
接着剤組成物
18日前
アールエム東セロ株式会社
粘着性フィルム
18日前
五洋建設株式会社
炭素貯留混合材料
28日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
1か月前
アールエム東セロ株式会社
粘着性フィルム
18日前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
artience株式会社
包装材及びその製造方法
21日前
三菱鉛筆株式会社
鉛筆芯
1か月前
三菱鉛筆株式会社
筆記具
18日前
東京窯業株式会社
蓄熱体及び蓄熱体の製造方法
17日前
花王株式会社
顔料水分散体
1か月前
大日本塗料株式会社
環境対応型アルキド樹脂塗料
1か月前
日本化薬株式会社
水系インク、インクジェット記録方法
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
株式会社リンレイ
床コーティング白化復元剤
1か月前
日本製紙株式会社
水性インクジェットインク
1か月前
ダイハツ工業株式会社
金属接着体の製造方法
27日前
東京窯業株式会社
蓄熱体及び蓄熱体の損傷抑制方法
1か月前
東京インキ株式会社
電子線硬化型インク組成物および積層体
28日前
artience株式会社
水性滑り止めニス及びその印刷物
21日前
キヤノン株式会社
顔料分散液の製造方法
24日前
続きを見る