TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024082106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195834
出願日2022-12-07
発明の名称情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06T 7/70 20170101AFI20240612BHJP(計算;計数)
要約【課題】会計機における、ユーザの誤りまたは不正を検出することを課題とする。
【解決手段】情報処理装置は、商品のコードを会計機にスキャンする人物の映像データを取得する。情報処理装置は、取得した映像データを分析することで、映像データの中から、商品の全体の領域と、商品が有するコードの位置とをそれぞれ識別する。情報処理装置は、識別された商品の全体の領域に対する商品が有するコードの位置に基づいて、会計機に商品を登録する行動の異常を示すアラートを生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
商品のコードを会計機にスキャンする人物の映像データを取得し、
取得した前記映像データを分析することで、前記映像データの中から、商品の全体の領域と、商品が有するコードの位置とをそれぞれ識別し、
識別された前記商品の全体の領域に対する前記商品が有するコードの位置に基づいて、前記会計機に商品を登録する行動の異常を示すアラートを生成する、
処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記識別する処理は、
取得した前記映像データを分析することで、2次元画像における前記商品の面のパターンを認識し、
前記パターンに対するコードの位置を特定し、
前記生成する処理は、
特定された前記パターンに対するコードの位置が、パターンごとに予め設定された位置と異なるときには、前記会計機に商品を登録する行動の異常を示すアラートを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記識別する処理は、
取得した前記映像データを機械学習モデルに入力することで、商品の3次元モデルを生成し、
前記アラートを生成する処理は、
生成された前記3次元モデルでのコードの位置が、予め設定された位置と異なるときには、会計機に商品を登録する行動の異常を示すアラートを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記識別する処理は、
個々にコードを有する複数の商品を1つの商品として設定されるとともに前記1つの商品としてのコードを有するセット商品の全体の領域と、前記セット商品が有するコードの位置とをそれぞれ識別し、
前記生成する処理は、
前記会計機に商品を登録する位置に、前記セット商品内のいずれかの商品のコードが位置する場合に、前記アラートを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記識別する処理は、
商品毎にコードの位置が学習された機械学習モデルに対して、取得した前記映像データを入力することで、前記映像データ内の商品が有するコードの位置を推定し、
前記生成する処理は、
推定された前記商品が有するコードの位置と、前記会計機に商品を登録する位置に位置する商品のコードの位置とが一致しない場合に、前記アラートを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記アラートを生成する処理は、
前記会計機に商品を登録する行動の異常に関連するアラートとして、前記人物が前記会計機に登録していない商品があること、または、前記人物が前記会計機に登録した商品が異常であることを示すアラートを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記会計機に商品を登録する行動の異常に関するアラートが生成されたときに、店員の有する端末に対して、前記会計機の識別情報と生成された前記アラートとを対応づけて通知する、処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記アラートを生成する処理は
前記会計機に商品を登録する行動の異常に関するアラートが生成された場合に、前記会計機に位置する前記人物に前記商品の登録漏れを促す音声または画面を、前記会計機から出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記会計機に商品を登録する行動の異常に関するアラートが生成されたときに、前記会計機の有するカメラにて、人物を撮影させ、
撮影された前記人物の画像データと、前記アラートを対応づけて記憶部に記憶する、処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
前記セット商品は、複数の缶の集合を包装する包装材と、前記包装材に包装された缶とのそれぞれにバーコードが付されており、
前記生成する処理は、
前記包装材のバーコードではなく、前記缶のバーコードが前記会計機にスキャンされたときに、前記アラートを通知する、処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗において、セルフレジが普及している。セルフレジは、商品を購入するユーザ自身が、商品のバーコードの読み取りから精算までを行うPOS(Point Of Sale)レジシステムである。たとえば、セルフレジを導入することで、人口減少による人手不足の改善、人件費を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-53019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、不正を検出することが難しい。例えば、セルフレジなどの会計機では、ユーザによる不可抗力の誤りや故意の不正などがあり、未払い金などが発生する。
【0005】
不可抗力の誤りとしては、商品のスキャンを忘れてカゴからレジ袋に商品を移動させてしまうスキャン漏れ、などがある。また、故意の不正としては、ユーザがバーコードだけを指で隠しながら商品をスキャンするフリをするバーコード隠しや、例えば6缶で1セットのビール箱にはビール箱と各缶にバーコードがついており誤って缶のバーコードを読み取らせる読み取り誤りなどがある。
【0006】
なお、各セルフレジに重量センサなどを導入することで、自動で商品数を計数して不正を検出することも考えられるが、コストが過大であり、特に大型店舗や全国展開する店舗にとっては現実的ではない。
【0007】
また、セルフレジでは、商品コードのスキャンや精算がユーザ自身に委ねられるので、不正行為を検出することが困難である側面がある。たとえば、上記の不正行為を検出する側面から画像認識AI(Artificial Intelligence)を適用しようにも、画像認識AIの訓練には大量の訓練データが必要となる。ところが、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗では、多数の種類の商品が存在する上、個々の商品のライフサイクルも短いので、商品の入れ替えが頻繁に起こる。このような商品のライフサイクルに合わせて画像認識AIをチューニングしたり、あるいは新たな画像認識AIを訓練したりすることは困難である。
【0008】
一つの側面では、会計機における、ユーザの誤りまたは不正を検出することができる情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の案では、情報処理プログラムは、コンピュータに、商品のコードを会計機にスキャンする人物の映像データを取得し、取得した前記映像データを分析することで、前記映像データの中から、商品の全体の領域と、商品が有するコードの位置とをそれぞれ識別し、識別された前記商品の全体の領域に対する前記商品が有するコードの位置に基づいて、前記会計機に商品を登録する行動の異常を示すアラートを生成する、処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
一実施形態によれば、会計機における、ユーザの誤りまたは不正を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士通株式会社
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
2日前
富士通株式会社
管理プログラム、管理方法、および情報処理装置
9日前
富士通株式会社
実行制御プログラム、実行制御方法、および情報処理装置
2日前
富士通株式会社
情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
2日前
富士通株式会社
量子計算プログラム、量子計算方法、および情報処理装置
2日前
富士通株式会社
分散台帳上の制限された利用可能性を有するトークンの構成
5日前
富士通株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び機器読み取り可能な記憶媒体
2日前
富士通株式会社
仮想ネットワーク制御システムおよび仮想ネットワーク制御方法
2日前
個人
GPSロガー
4日前
個人
デトろぐシステム
3日前
個人
情報処理システム
24日前
日本精機株式会社
表示装置
17日前
個人
指先受の付いたマウス。
20日前
個人
介護者指名システム
1か月前
個人
都市経営シミュレーション
9日前
エムケー精工株式会社
洗車場システム
1か月前
個人
支援システム及び支援方法
11日前
株式会社テクロス
情報処理装置
2日前
株式会社Haul
採用支援方法
1か月前
國立臺灣大學
操作補助システム
10日前
個人
すべて大吉となるおみくじ制作装置
16日前
株式会社美好屋商店
広告システム
9日前
株式会社野村総合研究所
検証装置
2日前
株式会社Asuka
本人認証方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
画像処理装置
1か月前
株式会社mov
情報処理装置
1か月前
個人
マイナンバーポイントの直販システム
5日前
日本信号株式会社
料金精算システム
16日前
株式会社アイラボ
ICタグ広告
23日前
個人
オフラインバックアップシステム
26日前
株式会社デンソー
演算処理装置
9日前
株式会社LMO
イベント招待システム
5日前
株式会社えくぼ
死後事務管理システム
5日前
トヨタ自動車株式会社
電力供給システム
1か月前
個人
ネットワークコンピュータシステム
1か月前
富士通株式会社
プロセッサ
9日前
続きを見る