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公開番号2024080963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194338
出願日2022-12-05
発明の名称コネクタ、及び、コネクタ対
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/639 20060101AFI20240610BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】完全嵌合状態において嵌合検知部材の本係止位置からの変位を抑止可能なコネクタ、及び、コネクタ対を提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、ハウジング2と、ハウジング2の外側面にスライド可能に装着される嵌合検知部材4と、を備える。嵌合検知部材4は、ハウジング2と相手側ハウジングとが完全嵌合状態にあるとき、ハウジング2に対して、ハウジング2のロック機構20と相手側ハウジングとの係止状態の解除を許容する仮係止位置と、係止状態の解除を規制する本係止位置と、の間でスライド可能に組み付けられており、本係止位置にて係止状態の解除を規制する弾性変形可能な検知アーム45を有する。コネクタ1は、検知アーム45の係止爪46とロック機構20との係止状態において、係止状態を維持するための係止維持機構を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
端子を収容可能な端子収容室を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングの外側面にスライド可能に装着されて、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合を保証するための嵌合検知部材と、
を備えたコネクタであって、
前記ハウジングの外側面には、
前記相手側ハウジングが解除可能なように係止されることになるロック機構が設けられ、
前記嵌合検知部材は、
前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが完全嵌合状態にあるとき、前記ハウジングに対して、前記ロック機構と前記相手側ハウジングとの係止状態の解除を許容する仮係止位置と、前記ロック機構と前記相手側ハウジングとの前記係止状態の解除を規制する本係止位置と、の間でスライド可能に組み付けられており、前記本係止位置にて前記ロック機構と前記相手側ハウジングとの前記係止状態の解除を規制する弾性変形可能な検知アームを有し、
前記検知アームには、
前記嵌合検知部材が前記本係止位置にあるとき、前記ロック機構に係止されることになる係止爪が設けられ、
当該コネクタは、
前記係止爪と前記ロック機構との係止状態において、前記係止爪と前記ロック機構との前記係止状態を維持するための係止維持機構を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記係止維持機構は、
前記係止爪における前記ロック機構との対向面に設けられて、前記ロック機構に向けて突出する係止凸部と、
前記ロック機構における前記係止爪との対向面に設けられて、前記係止凸部に対応して窪む係止凹部と、から構成される、
コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記係止維持機構は、
前記嵌合検知部材のスライド方向の後端から先端に向けて上り傾斜状に形成される、前記係止爪における前記ロック機構との対向面と、
前記後端から前記先端に向けて下り傾斜状に形成される、前記ロック機構における前記係止爪との対向面と、から構成される、
コネクタ。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか一項に記載のコネクタと、前記相手側ハウジングを有する相手側コネクタと、を備えたコネクタ対。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ、及び、コネクタ対に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、相手側ハウジングと嵌合可能に構成されるハウジングと、ハウジングにスライド可能に装着されて、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合を保証するための嵌合検知部材(「CPA」ともいう)と、を備えたコネクタが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
従来のコネクタは、ハウジングに弾性変形可能なロック機構が設けられ、ハウジングと相手側ハウジングとの完全嵌合状態において、ロック機構に相手側ハウジングの係止部が解除可能なように係止されている。上記完全嵌合状態において、嵌合検知部材が仮係止位置(初期位置)から本係止位置(嵌合検知位置、嵌合保証位置)までスライドされることで、ロック機構の弾性変形が規制されて、ロック機構と係止部との係止解除が規制されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-260781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のコネクタは、嵌合検知部材の係止部がハウジングのロック機構に係止されることで、嵌合検知部材が本係止位置に保持されている。しかしながら、嵌合検知部材に予期せぬ外力が加わると、嵌合検知部材の係止部とハウジングのロック機構との係止状態が解除される懸念があり、嵌合検知部材が本係止位置からずれてしまうと、ロック機構の弾性変形が許容されて、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合が解除されるおそれがある。
【0006】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、完全嵌合状態において嵌合検知部材の本係止位置からの変位を抑止可能なコネクタ、及び、コネクタ対を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
【0008】
端子を収容可能な端子収容室を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングの外側面にスライド可能に装着されて、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合を保証するための嵌合検知部材と、
を備えたコネクタであって、
前記ハウジングの外側面には、
前記相手側ハウジングが解除可能なように係止されることになるロック機構が設けられ、
前記嵌合検知部材は、
前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが完全嵌合状態にあるとき、前記ハウジングに対して、前記ロック機構と前記相手側ハウジングとの係止状態の解除を許容する仮係止位置と、前記ロック機構と前記相手側ハウジングとの前記係止状態の解除を規制する本係止位置と、の間でスライド可能に組み付けられており、前記本係止位置にて前記ロック機構と前記相手側ハウジングとの前記係止状態の解除を規制する弾性変形可能な検知アームを有し、
前記検知アームには、
前記嵌合検知部材が前記本係止位置にあるとき、前記ロック機構に係止されることになる係止爪が設けられ、
当該コネクタは、
前記係止爪と前記ロック機構との係止状態において、前記係止爪と前記ロック機構との前記係止状態を維持するための係止維持機構を有する、
コネクタであること。
【0009】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタ対は、下記を特徴としている。
【0010】
上記コネクタと、前記相手側ハウジングを有する相手側コネクタと、を備えたコネクタ対。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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