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公開番号2024080806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194043
出願日2022-12-05
発明の名称車両上部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/06 20060101AFI20240610BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車体の剛性と、車室のスペース確保と、を両立できる車両上部構造を提供する。
【解決手段】車両上部構造は、通信用開口20が形成されたルーフパネル10と、前記通信用開口20の前端近傍に配置され、前記ルーフパネル10に接合されるルーフRF40と、前記通信用開口20の後端近傍に配置され、前記ルーフパネル10に接合されるリアヘッダ60と、通信機器30を支持し、前記ルーフリーンRF40およびリアヘッダ60に連結されるアンテナプレート38と、を備え、前記リアヘッダ60は、その前端およびその後端において前記ルーフパネル10に接合されており、前記ルーフパネル10との間に、車幅方向に長尺な第一閉鎖空間70を形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
通信用開口が形成されたルーフパネルと、
前記通信用開口の前端近傍に配置され、前記ルーフパネルに接合されるルーフリーンフォースメントと、
前記通信用開口の後端近傍に配置され、前記ルーフパネルに接合されるリアヘッダと、
通信機器を支持し、前記ルーフリーンフォースメントおよびリアヘッダに連結されるアンテナプレートと、
を備え、
前記リアヘッダは、その前端およびその後端において前記ルーフパネルに接合されており、前記ルーフパネルとの間に、車幅方向に長尺な第一閉鎖空間を形成する、
ことを特徴とする車両上部構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両上部構造であって、
前記リアヘッダは、
前壁部と、
前記前壁部の後端から車両下方に延びる縦壁部と、
前記縦壁部の下端から車両後方に延びる後壁部と、
前記後壁部に形成され、前記ルーフパネルとの間に前記第一閉鎖空間を形成する溝形状部と、
を備え、
前記リアヘッダは、前記溝形状部より車両後方に位置する第一接合点と、前記縦壁部に位置する第二接合点と、前記前壁部に位置する第三接合点と、において前記ルーフパネルに接合される、
ことを特徴とする車両上部構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車両上部構造であって、
前記リアヘッダは、前記第二接合点と前記第三接合点の間において、前記ルーフパネルとの間に第二閉鎖空間を形成する、ことを特徴とする車両上部構造。
【請求項4】
請求項2または3に記載の車両上部構造であって、
前記アンテナプレートは、前記通信機器が取り付けられる取付部と、前記取付部の後端から車両下方に延びる垂れ部と、前記垂れ部の下端から車両後方に延びる末端部と、を有しており、
前記アンテナプレートの末端部が、前記リアヘッダの前記後壁部に連結される、
ことを特徴とする車両上部構造。
【請求項5】
請求項1に記載の車両上部構造であって、
前記ルーフパネルの車幅方向端部領域における前記リアヘッダとの接合点の密度は、前記ルーフパネルの車幅方向中央領域における前記接合点の密度より、大きい、ことを特徴とする車両上部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車両の上部構造を開示する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両の上部に、アンテナ等の通信機器を配置することが提案されている。例えば、特許文献1には、車両のルーフパネルに開口を設け、この開口内にアンテナモジュールを配置する技術が開示されている。特許文献1において、アンテナモジュールは、電波を透過可能な樹脂からなるレドームで覆われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/150666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、通信性能を向上するために、通信機器の大型化が進んでいる。大型の通信機器を配置する場合、ルーフパネルの開口を大きくする必要がある。しかし、開口を大きくすると、その分、この開口周辺における車体の剛性が低下し、車体の変形が生じるおそれがある。
【0005】
そこで、開口の周辺に、骨格形状を形成することが一部で提案されている。しかし、過度に大きな骨格形状を設けた場合、通信機器や骨格形状が車室側に張り出し、車室空間が狭くなる。
【0006】
そこで、本明細書では、車体の剛性と、車室のスペース確保と、を両立できる車両上部構造を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示する車両上部構造は、通信用開口が形成されたルーフパネルと、前記通信用開口の前端近傍に配置され、前記ルーフパネルに接合されるルーフリーンフォースメントと、前記通信用開口の後端近傍に配置され、前記ルーフパネルに接合されるリアヘッダと、通信機器を支持し、前記ルーフリーンフォースメントおよびリアヘッダに連結されるアンテナプレートと、を備え、前記リアヘッダは、その前端およびその後端において前記ルーフパネルに接合されており、前記ルーフパネルとの間に、車幅方向に長尺な第一閉鎖空間を形成する、ことを特徴とする。
【0008】
リアヘッダとルーフパネルとを接合し、両者の間に第一閉鎖空間を形成することで、リアヘッダの前後方向寸法を小さく抑えつつ、高い剛性を確保できる。リアヘッダの前後方向寸法を小さく抑えることで、通信機器を車両後方に配置できる。これにより、通信機器が車室側に張り出すことを防止できる。結果として、上記構成によれば、車体の剛性と、車室のスペース確保と、を両立できる。
【0009】
この場合、前記リアヘッダは、前壁部と、前記前壁部の後端から車両下方に延びる縦壁部と、前記縦壁部の下端から車両後方に延びる後壁部と、前記後壁部に形成され、前記ルーフパネルとの間に前記第一閉鎖空間を形成する溝形状部と、を備え、前記リアヘッダは、前記溝形状部より車両後方に位置する第一接合点と、前記縦壁部に位置する第二接合点と、前記前壁部に位置する第三接合点と、において前記ルーフパネルに接合されてもよい。
【0010】
また、前記リアヘッダは、前記第二接合点と前記第三接合点の間において、前記ルーフパネルとの間に第二閉鎖空間を形成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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