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公開番号2024080748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022193936
出願日2022-12-05
発明の名称端子付き電線製造方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 43/048 20060101AFI20240610BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子付き電線において電線と端子の接合部分に防食剤を適切に塗布し、適正な防食機能を確保することができる端子付き電線製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
端子付き電線製造方法は、圧着端子1を取り付けた電線Wにおいて被覆圧着部48と導体圧着部46の間の導体露出部47に対し液状の防食剤11を塗布する塗布工程ST10と、導体露出部47に塗布された防食剤11を硬化させる硬化工程ST12とを含み、複数の塗布位置P11~P16に対し防食剤11を吐出させて導体露出部47への塗布を行い、導体露出部47において電線Wの延在方向に対し複数の列に分けて塗布位置P11~P16を設定し、鉛直方向下側の列から鉛直方向上側の列への順に塗布を行う。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電線の絶縁被覆部に圧着される被覆圧着部、前記絶縁被覆部の端部から露出する導体部に圧着される導体圧着部、及び、前記被覆圧着部と前記導体圧着部の間に形成される導体露出部を有する圧着端子を取り付けた前記電線において、前記導体露出部に対し液状の防食剤を塗布する塗布工程と、
前記導体露出部に塗布された前記防食剤を硬化させる硬化工程と、を含み、
前記塗布工程は、前記導体露出部に設定される複数の塗布位置に対し前記防食剤を吐出させて塗布を行い、
前記複数の塗布位置は、前記導体露出部において前記電線の延在方向に対し複数の列に分けて設定され、前記塗布工程において鉛直方向下側の列から鉛直方向上側の列への順に塗布される、
端子付き電線製造方法。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記導体露出部は、前記延在方向に向けて傾斜している、
請求項1に記載の端子付き電線製造方法。
【請求項3】
前記塗布位置は、前記鉛直方向下側の列に対し前記鉛直方向上側の列に多く設定されている、
請求項1又は2に記載の端子付き電線製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子付き電線の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端子付き電線製造方法として、例えば、特許文献1~4に記載されるように、端子付き電線において電線と端子の接合部分に防食剤を塗布し硬化させ、電線と端子の接合部分を外部に対し封止して腐食を防止しようとするものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-153721号公報
特開2016-225171号公報
特開2015-153715号公報
特開2014-130703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような製造方法において、電線と端子の接合部分の防食剤の塗布すべき領域に防食剤が塗布できていないと、適正な防食性能を発揮することができない。防食剤は、硬化する前は液体であり、接合部分に塗布された時に流動性を有する。このため、このような性質を考慮して電線と端子の接合部分に防食剤を適切に塗布しなければ、適正な防食機能を確保することが難しい。
【0005】
そこで、本発明は、電線と端子の接合部分に防食剤を適切に塗布し、適正な防食機能を確保することができる端子付き電線製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係る端子付き電線製造方法は、電線の絶縁被覆部に圧着される被覆圧着部、絶縁被覆部の端部から露出する導体部に圧着される導体圧着部、及び、被覆圧着部と導体圧着部の間に形成される導体露出部を有する圧着端子を取り付けた前記電線において、導体露出部に対し液状の防食剤を塗布する塗布工程と、導体露出部に塗布された前記防食剤を硬化させる硬化工程と、を含み、記塗布工程は、導体露出部に設定される複数の異なる塗布位置に対し防食剤を吐出させて塗布を行い、複数の異なる塗布位置は、導体露出部において前記電線の延在方向に対し複数の列に分けて設定され、鉛直方向下側の列から鉛直方向上側の列への順に塗布されるように構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る端子付き電線製造方法は、端子付き電線において電線と端子の接合部分に防食剤を適切に塗布し、適正な防食機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る端子付き電線製造方法により製造される電線の概略構成を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係る端子付き電線製造方法に用いられる製造装置のブロック図である。
図3は、実施形態に係る端子付き電線製造方法における防食剤の塗布位置を示す図である。
図4は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の塗布工程の説明図である。
図5は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の硬化工程の説明図である。
図6は、実施形態に係る端子付き電線製造方法を示すフローチャートである。
図7は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の塗布工程の説明図である。
図8は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の変形例の説明図である。
図9は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の変形例の説明図である。
図10は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の変形例の説明図である。
図11は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の変形例の説明図である。
図12は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の変形例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態に係る端子付き電線製造方法は、図1に示す端子付き電線100を製造する方法である。端子付き電線製造方法の説明に先立ち、図1に示す端子付き電線100の基本的な構成について説明する。その後、端子付き電線100の製造方法について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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