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公開番号2024080545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193851
出願日2022-12-02
発明の名称工事用養生シートおよび耐火被覆材の吹付け方法
出願人大成建設株式会社
代理人個人
主分類E04G 21/32 20060101AFI20240606BHJP(建築物)
要約【課題】工事範囲と非工事範囲とを区画しつつ、この工事範囲の施工状況を容易に視認可能な、工事用養生シートを提供すること。
【解決手段】工事用養生シート1は、施工中の建物の所定フロア10において、工事を行う工事範囲11と工事を行わない非工事範囲12との間に設けたものである。工事用養生シート1は、光透過性を有しないシート本体2と、光透過性を有する布状または板状の光透過部3と、を備える。本発明によれば、工事用養生シート1により、工事範囲11と非工事範囲12とを区画できる。さらに、この工事用養生シート1に光透過性を有する光透過部3を設けたので、工事用養生シート1の光透過部3を通して、非工事範囲12から工事範囲11の施工状況を容易に確認できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
構造物の建設現場において、工事を行う工事範囲と工事を行わない非工事範囲との間に設ける工事用養生シートであって、
光透過性を有しないシート本体と、
光透過性を有する布状または板状の光透過部と、を備えることを特徴とする工事用養生シート。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記シート本体には、欠き込み部または開口部が形成され、
前記光透過部は、前記欠き込み部または開口部に、可撓性を有する粘着シートで取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の工事用養生シート。
【請求項3】
鉄骨造の柱梁架構に耐火被覆材を吹き付ける方法であって、
耐火被覆材の吹き付け工事を行う工事範囲と、耐火被覆材の吹き付け工事を行わない非工事範囲と、の境界に、請求項1または2に記載の工事用養生シートを設置する第1工程と、
前記工事範囲にて前記柱梁架構に耐火被覆材を吹き付ける第2工程と、を備え、
前記第2工程では、前記工事用養生シートに設けられた光透過部を通して、前記非工事範囲から前記工事範囲における耐火被覆材の吹き付け状況を目視で確認することを特徴とする耐火被覆材の吹付け方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物の建設現場において、工事を行う工事範囲と工事を行わない非工事範囲との間に設ける工事用養生シート、および、この工事用養生シートを用いて鉄骨造の柱梁架構に耐火被覆材を吹き付ける方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、鉄骨造の柱梁架構に耐火被覆材を吹き付けることが行われている。(特許文献1参照)。
この場合、耐火被覆材の飛散を防止するため、耐火被覆材を吹き付ける工事範囲をシートやベニヤ板などで囲う必要がある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-209444号公報
特開2007-92387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、工事範囲と非工事範囲とを区画しつつ、この工事範囲の施工状況を容易に視認可能な、工事用養生シートおよび耐火被覆材の吹付け方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、建設現場で用いる工事用養生シートに、光透過性を有する布状または板状の光透過部を設けることで、この光透過部を通して、非工事範囲から工事範囲の施工状況を容易に確認できる点に着眼し、本発明に至った。具体的には、光透過性を有しないシート本体に欠き込み部または開口部を設け、その欠き込み部または開口部に、光透過性を有する布状または板状の光透過部(例えば、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ガラス、プラスチック板)を配置し、この光透過部を可撓性を有する粘着シートでシート本体に取り付けた。
第1の発明の工事用養生シート(例えば、後述の工事用養生シート1)は、構造物の建設現場(例えば、後述の施工中の建物の所定フロア10)において、工事を行う工事範囲(例えば、後述の工事範囲11)と工事を行わない非工事範囲との間に設ける工事用養生シートであって、光透過性を有しないシート本体(例えば、後述のシート本体2)と、光透過性を有する布状または板状の光透過部(例えば、後述の光透過部3)と、を備えることを特徴とする。
【0006】
光透過部は、例えば、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレンなどの樹脂やガラスで形成される。
この発明によれば、工事用養生シートにより、工事範囲と非工事範囲とを区画できる。さらに、この工事用養生シートに光透過性を有する光透過部を設けたので、工事用養生シートの光透過部を通して、非工事範囲から工事範囲の施工状況を容易に確認できる。
【0007】
第2の発明の工事用養生シートは、前記シート本体には、欠き込み部または開口部(例えば、後述の開口部4)が形成され、前記光透過部は、前記欠き込み部または開口部に、可撓性を有する粘着シート(例えば、後述の粘着テープ5)で取り付けられていることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、光透過部を、シート本体の欠き込み部または開口部に、可撓性を有する粘着シートで貼り付けた。この粘着シートにより、工事用養生シートの可撓性が確保されるため、工事用養生シートで工事範囲と非工事範囲とを明確に区画することができる。
【0009】
第3の発明の耐火被覆材の吹付け方法は、鉄骨造の柱梁架構(例えば、後述の柱梁架構13)に耐火被覆材を吹き付ける方法であって、耐火被覆材の吹き付け工事を行う工事範囲(例えば、後述の工事範囲11)と、耐火被覆材の吹き付け工事を行わない非工事範囲(例えば、後述の非工事範囲12)と、の境界に、上述の工事用養生シートを設置する第1工程(例えば、後述のステップS1)と、前記工事範囲にて前記柱梁架構に耐火被覆材を吹き付ける第2工程(例えば、後述のステップS2)と、を備え、前記第2工程では、前記工事用養生シートに設けられた光透過部を通して、前記非工事範囲から前記工事範囲における耐火被覆材の吹き付け状況を目視で確認することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、工事範囲で柱梁架構に耐火被覆材を吹き付ける際に、工事用養生シートに設けられた光透過部を通して、非工事範囲から工事範囲における耐火被覆材の吹き付け状況を目視で確認できる。よって、耐火被覆材の吹き付け状況の確認を効率的に行うことができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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