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公開番号2024080493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193734
出願日2022-12-02
発明の名称車両制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60L 3/04 20060101AFI20240606BHJP(車両一般)
要約【課題】一時的な不具合によってシステムの起動に制限がかかってしまうのを抑制することができる。
【解決手段】本開示にかかる車両制御装置は、少なくとも駆動源の一部として電力を使用する車両を制御する車両制御装置であって、モータ及びコンデンサを有する駆動回路において、システム終了時に前記モータのd軸に電流を流してコンデンサをディスチャージするアクティブ放電を行わせる放電制御部と、次回のシステム起動時に、システムの起動を許可するか否かを判定する判定部と、を備え、放電制御部は、アクティブ放電においてディスチャージ異常を検出した場合には、ディスチャージ異常の記録を記憶部に記憶させ、判定部は、次回のシステム起動時において、コンデンサの電圧が閾値以下である場合には、ディスチャージ異常の記録が記憶されている場合でもシステムの起動を許可する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも駆動源の一部として電力を使用する車両を制御する車両制御装置であって、
モータ及びコンデンサを有する駆動回路において、システム終了時に前記モータのd軸に電流を流して前記コンデンサをディスチャージするアクティブ放電を行わせる放電制御部と、
次回のシステム起動時に、システムの起動を許可するか否かを判定する判定部と、を備え、
前記放電制御部は、
前記アクティブ放電においてディスチャージ異常を検出した場合には、前記ディスチャージ異常の記録を記憶部に記憶させ、
前記判定部は、
次回のシステム起動時において、前記コンデンサの電圧が閾値以下である場合には、前記ディスチャージ異常の記録が記憶されている場合でもシステムの起動を許可する、
車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車等の電動式の車両においては、イグニッション電源遮断等のシステム終了時に、駆動回路のモータに電流を流して回路内のコンデンサをディスチャージするアクティブ放電が行われる。
【0003】
このとき、何らかの障害が生じてアクティブ放電に失敗した場合、駆動回路の故障個所を特定することが可能な電力変換装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。また、コンデンサとコンデンサの放電回路とを電気的に接続し、あるいは遮断するスイッチング機構の状態、及びコンデンサに蓄積された電荷の放電状況を通知する電力変換装置が開示されている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/039277号
国際公開第2011/111208号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、コンデンサにディスチャージ異常が生じ、アクティブ放電に失敗した場合でも、駆動回路に故障が認められない場合がある。このような場合、コネクタの接触不良等の一時的な原因で、アクティブ放電に失敗したと推察される。しかしながら、ディスチャージ異常の判定結果は記録に残されるため、この記録を消去するまで再度のシステム起動が許可されず、最悪の場合、路上故障に陥る可能性がある。
【0006】
本開示は、一時的な不具合によってシステムの起動に制限がかかってしまうのを抑制することができる車両制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる車両制御装置は、少なくとも駆動源の一部として電力を使用する車両を制御する車両制御装置であって、モータ及びコンデンサを有する駆動回路において、システム終了時に前記モータのd軸に電流を流して前記コンデンサをディスチャージするアクティブ放電を行わせる放電制御部と、次回のシステム起動時に、システムの起動を許可するか否かを判定する判定部と、を備え、前記放電制御部は、前記アクティブ放電においてディスチャージ異常を検出した場合には、前記ディスチャージ異常の記録を記憶部に記憶させ、前記判定部は、次回のシステム起動時において、前記コンデンサの電圧が閾値以下である場合には、前記ディスチャージ異常の記録が記憶されている場合でもシステムの起動を許可する。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる車両制御装置によれば、一時的な不具合によってシステムの起動に制限がかかってしまうのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態にかかる駆動システムの構成の一例を示す構成図である。
図2は、実施形態にかかるハイブリッド制御ECUのハードウェア構成の一例を周辺構成とともに示すブロック図である。
図3Aは、実施形態にかかるハイブリッド制御ECUが、アクティブ放電が正常に行われた場合に行う動作の一例を説明する図である。
図3Bは、実施形態にかかるハイブリッド制御ECUが、アクティブ放電においてディスチャージ異常が発生した場合に行う動作の一例を説明する図である。
図3Cは、実施形態にかかるハイブリッド制御ECUが、アクティブ放電においてディスチャージ異常が発生した場合に行う動作の他の例を説明する図である。
図4は、実施形態にかかるハイブリッド制御ECUによる処理の手順の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本開示にかかる車両制御装置の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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