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公開番号2024079874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-12
出願番号2024052178,2023053113
出願日2024-03-27,2019-10-25
発明の名称生理学的パラメータ分析のための方法、デバイスおよびシステム
出願人アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド,ABBOTT DIABETES CARE INC.
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 5/1473 20060101AFI20240605BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】網状赤血球産生指数(RPI)値を使用して少なくとも1つの生理学的パラメータを計算する方法を提供すること。
【解決手段】RPI値を使用して少なくとも1つの生理学的パラメータを計算する方法は;第1の期間にわたって複数の第1のグルコースレベルを測定することと;第1の期間の終了時に相当する第1の糖化ヘモグロビン(HbA1c)レベルを測定することと;RPI値を測定することと;RPI値に基づいて赤血球排出定数(kage)を計算することと;(1)複数の第1のグルコースレベル(2)第1のHbA1cレベル及び(3)kageに基づいて、赤血球糖化速度定数(kgly)、赤血球生成速度定数(kgen)及び見かけの糖化定数(K)からなる群より選択される少なくとも1つの生理学的パラメータを計算することと、を含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の期間にわたって複数の第1のグルコースレベルを測定することと;
前記第1の期間の終了時に相当する終了時の糖化ヘモグロビン(HbA1c)レベルを測定することと;
網状赤血球産生指数(RPI)値を測定することと;
前記RPI値に基づいて、赤血球排出定数(k
age
)を計算することと;
(1)前記複数の第1のグルコースレベル、(2)前記終了時のHbA1cレベル、および(3)前記計算されたk
age
に基づいて、グルコースレベル目標値を計算することと;
を含む、方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の方法は、
RNA染色血液塗抹標本中の網状赤血球の割合(%)を測定することと;
ヘマトクリットの割合(%)を測定することと;
測定されたヘマトクリットの割合(%)から成熟補正値を決定することと;
をさらに含み、
前記RPI値を測定することは、
JPEG
2024079874000021.jpg
8
170
式Aを用いて計算することを含み、
式中、RPはRNA染色血液塗抹標本中の網状赤血球の測定された割合(%)であり、HM

は、測定されたヘマトクリットの割合(%)であり、MCは、前記測定されたヘマトクリットの割合(%)から決定された成熟補正値であり、かつHM

は正常なヘマトクリット値である、方法。
【請求項3】
前記RPI値に基づいた前記計算された赤血球排出定数(k
age
)は、式B:
JPEG
2024079874000022.jpg
10
170
を用いて決定され、かつ
(1)前記複数の第1のグルコースレベル、(2)前記終了時のHbA1cレベルおよび(3)前記計算されたk
age
に基づいた前記計算されたグルコースレベル目標値は、少なくとも式C:
JPEG
2024079874000023.jpg
10
170
を用いて決定され、
式中、
JPEG
2024079874000024.jpg
10
170
または
JPEG
2024079874000025.jpg
10
170
である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】

mat
=3.47日
-1
である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記グルコースレベル目標値は、個別化されたグルコース下限値、個別化されたグルコース上限値、および個別化された目標グルコース平均値からなる群より選択される1つ以上の値である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記個別化されたグルコース下限値は、式D:
JPEG
2024079874000026.jpg
12
170
を用いて決定され、
式中、LGLは許容正常グルコース下限値であり、
JPEG
2024079874000027.jpg
13
170
は正常なヒトのk
gly
であり、
JPEG
2024079874000028.jpg
13
170
は式Cを用いて計算されたk
gly
であり、かつ
前記個別化されたグルコース上限値は式E:
JPEG
2024079874000029.jpg
11
170
を用いて決定され、
式中、AUは許容正常HbAlc上限値である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の期間の開始時に相当する開始時のHbA1cを測定することをさらに含み、前記グルコースレベル目標値を決定することは、(4)前記開始時のHbA1cにさらに基づく、請求項1または2に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の第1のグルコースレベルが、血液、皮膚液、間質液、またはそれらの組み合わせからなる群より選択される体液中で測定される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項9】
前記計算されたグルコースレベル目標値を表示することをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項10】
前記グルコースレベル目標値を調整した後に対象のグルコースレベルを受信することと;
前記グルコースレベルが前記グルコースレベル目標値の外側にあるときにアラームを表示することと、
をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生理学的パラメータ分析のための方法、デバイスおよびシステムに関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
個体内の種々の分析物の測定は、それらの健康状態を監視するために不可欠な場合がある。ヒト等の哺乳動物における赤血球の正常な循環時、グルコース分子はヘモグロビンに結合し、それはグリコシル化ヘモグロビンと称される(糖化ヘモグロビンとも称される)。血液中のグルコースの量が多いほど、グルコース分子が付着した循環ヘモグロビン分子の割合が高くなる。グリコシル化ヘモグロビンのレベルは、コントロール不良の糖尿病患者の赤血球において増加する。グルコース分子は赤血球が生きている間(正常では約120日以内)ヘモグロビンに結合しているため、グリコシル化ヘモグロビンレベルはその期間の平均血中グルコースレベルに反映される。
【0003】
ヘモグロビンの大部分はHbAと称されるタイプである。グルコース分子がHbA分子に結合するとグリコシル化HbAが形成され、これはHbA1と称される。HbA1はHbA1a、HbA1b、HbA1cの3つの成分を有する。グルコースは、HbA1aおよびHbA1bよりも、HbA1cに対して、より強く、かつより高い程度に結合するので、血液中のHbA1cの測定(HbA1c検査)は、120日間(赤血球の平均寿命)にわたる対象の平均血中グルコースレベルの指標としてしばしば用いられる。HbA1c検査は、医療専門家の診療所で対象から血液サンプルを採取し、検査室で分析することによって行われる。HbA1c検査は、前糖尿病および糖尿病のスクリーニングおよび診断検査として用いられることがある。HbA1c検査は、診断および/または治療法の決定のために対象の健康を監視するべく一定期間にわたって複数回実施されてもよい。
【0004】
市販のインビトロ血糖検査ストリップおよびインビボセンサ(およびそれらに関連するデバイスおよびシステム)は、様々な程度の測定頻度でグルコースレベル測定を提供する。これらのデバイスはまた、推定HbA1c(「eHbA1c」)値を提供することができる。インビトロおよびインビボセンサ(およびそれらに関連するデバイスとシステム)の両方は信頼性が高く正確であることが知られているが、HbA1c値とeHbA1c値とを比較した場合、2つの測定値の間に顕著な相違が観察された。既存のeHbA1c法およびデバイスは、静的モデルおよび/または広範な仮定および/または頑健性の低いデータに依存しており、一般にHbA1cの検査結果より信頼性が低いと考えられている。しかしながら、HbA1cの測定は、定期的にHbA1c検査のため採血し、その結果を待たなければならないので、対象にとって不便かつ不快である。さらに、対象と医療提供者は、対象と医療提供者の両方がeHbA1cの変化を監視して対応することを可能にするべく、より正確なeHbA1cから利益を得るであろう。したがって、改善されたeHbA1c法およびデバイスに対する必要性が存在する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
ある期間における少なくとも1つのHbA1c値および複数のグルコースレベルの収集を示す例示的なタイムライン100を示す。
本開示の実施形態のいくつかに従う、生理学的パラメータ分析を提供するための生理学的パラメータ分析システムの例を示す。
本開示の実施形態のいくつかに従う、生理学的パラメータ分析を提供するための生理学的パラメータ分析システムの例を示す。
本開示の実施形態のいくつかに従って生理学的パラメータ分析システムによって出力として生成され得る、計算されたHbA1c(cHbA1c)レポートの例を示す。
本開示の実施形態のいくつかに従う、個別化された目標グルコース範囲を決定する方法の例を示す。
本開示の実施形態のいくつかに従って生理学的パラメータ分析システムによって出力として生成され得る個別化された目標グルコース範囲レポートの例を示す。
本開示の実施形態のいくつかに従って生理学的パラメータ分析システムによって出力として生成され得る、個別化された目標平均グルコースレポートの例を示す。
本開示の実施形態のいくつかに従って生理学的パラメータ分析システムによって出力として生成され得る、グルコースパターン洞察レポートの例を示す。
本開示のいくつかの実施形態に従うインビボ分析物モニタリングシステムの例を示す。
2つの異なるモデル(9Aおよび9B)についての推定HbA1c(eHbA1c)値および本開示の動力学モデル(9C)についての計算されたHbA1c(cHbA1c)値に対する200日目(±5日目)の検査室HbA1cレベルの比較を示す。
2つの異なるモデル(9Aおよび9B)についての推定HbA1c(eHbA1c)値および本開示の動力学モデル(9C)についての計算されたHbA1c(cHbA1c)値に対する200日目(±5日目)の検査室HbA1cレベルの比較を示す。
2つの異なるモデル(9Aおよび9B)についての推定HbA1c(eHbA1c)値および本開示の動力学モデル(9C)についての計算されたHbA1c(cHbA1c)値に対する200日目(±5日目)の検査室HbA1cレベルの比較を示す。
測定されたグルコースレベル(実線)、検査室のHbA1c測定値(白丸)、cHbA1cモデル値(長い破線)、および14日間のeHbA1cモデル値(点線)を有する例示的な試験被験者のデータを示す。
HbA1cの推定平均グルコースへの標準変換を使用して決定された定常(steady)グルコースと平衡HbA1cとの間の関係(1)(誤差バー付きの破線)、および90名の参加者について測定された定常グルコースと平衡HbA1cとの間の関係(2)(実線)を示す。
本開示の動力学モデルを用いて、変化するHbA1c目標値に対するK(dL/mg)と平均グルコースレベル目標値(mg/dl)との間の関係を示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下の図は、本開示の特定の態様を説明するために含まれており、排他的な実施形態として見なされるべきではない。開示された主題は、本開示の範囲から逸脱することなく、形態および機能においてかなりの修正、変更、組み合わせ、および同等物が可能である。
【0007】
本開示は、一般に、対象の体内での赤血球の糖化、排出、および生成ならびに網状赤血球の成熟の動力学に関連する生理学的パラメータを決定するための方法、デバイス、およびシステムを説明する。そのような生理学的パラメータは、例えば、とりわけ、より信頼性の高い計算されたHbA1cおよび/または個別化された目標グルコース範囲を計算するために使用することができる。
【0008】
動力学モデル(Kinetic Model)
式1は、赤血球の糖化、排出、および生成の動力学を示し、ここで、「G」は遊離グルコースであり、「R」は非糖化赤血球であり、「GR」は糖化赤血球である。糖化赤血球(GR)が形成される速度は、本明細書において、赤血球糖化速度定数(典型的にはdL

mg
-1*

-1
の単位を有するk
gly
)と称される。
【0009】
JPEG
2024079874000002.jpg
45
170
【0010】
経時的に、糖化赤血球を含む赤血球は、対象の循環系から連続的に排除され、新しい赤血球は、典型的には毎秒約200万個の速度で生成される。排出および生成に関連する速度は、本明細書では、赤血球排出定数(red blood cell elimination constant)(典型的には、日
-1
の単位を有するk
age
)および赤血球生成速度定数(典型的には、M

/日の単位を有するk
gen
)とそれぞれ称される。体内の赤血球量はほとんどの場合一定に保たれているので、k
age
とk
gen
の比は赤血球濃度の2乗である個々の定数である。
(【0011】以降は省略されています)

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