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公開番号2024078865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191453
出願日2022-11-30
発明の名称人力駆動車用の回転装置、および、人力駆動車用のハブアセンブリ
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62J 45/413 20200101AFI20240604BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】磁気センサの検出精度の低下を抑制できる人力駆動車用の回転装置、および、人力駆動車用のハブアセンブリを提供する。
【解決手段】回転装置は、人力駆動車用の回転装置であって、中心軸心を有する第1部材と、前記中心軸心まわりに前記第1部材と相対回転する第2部材と、前記第2部材に設けられる磁石と、前記第1部材と相対回転しないように構成され、前記磁石の磁気を検出する磁気センサと、前記第1部材と相対回転しないように構成され、前記磁石とは異なる磁気発生部品と、を備え、前記磁気センサは、第1磁気センサ、および、前記第1磁気センサとは独立して前記磁石の磁気を検出する第2磁気センサを含み、前記第1磁気センサは、前記中心軸心を含み前記磁気発生部品を通る基準面に関して、前記第2磁気センサと反対側に配置される。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
人力駆動車用の回転装置であって、
中心軸心を有する第1部材と、
前記中心軸心まわりに前記第1部材と相対回転する第2部材と、
前記第2部材に設けられる磁石と、
前記第1部材と相対回転しないように構成され、前記磁石の磁気を検出する磁気センサと、
前記第1部材と相対回転しないように構成され、前記磁石とは異なる磁気発生部品と、を備え、
前記磁気センサは、第1磁気センサ、および、前記第1磁気センサとは独立して前記磁石の磁気を検出する第2磁気センサを含み、
前記第1磁気センサは、前記中心軸心を含み前記磁気発生部品を通る基準面に関して、前記第2磁気センサと反対側に配置される、回転装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1磁気センサから前記磁気発生部品までの第1距離は、前記第2磁気センサから前記磁気発生部品までの第2距離に等しい、請求項1に記載の回転装置。
【請求項3】
前記第1距離は、前記第1磁気センサから前記磁気発生部品までの最短距離であり、
前記第2距離は、前記第2磁気センサから前記磁気発生部品までの最短距離である、請求項2に記載の回転装置。
【請求項4】
前記第1磁気センサおよび前記第2磁気センサは、前記基準面に対して対称に配置される、請求項1に記載の回転装置。
【請求項5】
前記基準面は、前記磁気発生部品の中心を通る、請求項4に記載の回転装置。
【請求項6】
前記磁石は、前記中心軸心に関する径方向において、前記磁気センサとは異なる位置に配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の回転装置。
【請求項7】
前記磁石は、前記中心軸心に関する軸方向において、前記磁気センサとは異なる位置に配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の回転装置。
【請求項8】
前記中心軸心に関する軸方向に延びる電気基板をさらに備え、
前記磁気発生部品、および、前記磁気センサは、前記電気基板に設けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の回転装置。
【請求項9】
前記磁石は、前記軸方向において、前記電気基板と異なる位置に配置される、請求項8に記載の回転装置。
【請求項10】
人力駆動車用の回転装置であって、
中心軸心を有する第1部材と、
前記中心軸心まわりに前記第1部材と相対回転する第2部材と、
前記第2部材に設けられる少なくとも1つの磁石と、
前記第1部材と相対回転しないように構成され、前記少なくとも1つの磁石の磁気を検出する少なくとも1つの磁気センサと、を備え、
前記少なくとも1つの磁石は、前記中心軸心に関する軸方向において、前記少なくとも1つの磁気センサとは異なる位置に配置され、
前記少なくとも1つの磁石は、前記中心軸心に関する径方向において、前記少なくとも1つの磁気センサとは異なる位置に配置される、回転装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の回転装置、および、人力駆動車用のハブアセンブリに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、中心軸心を有する第1部材と、中心軸心まわりに第1部材と相対回転する第2部材と、第2部材に設けられる磁石と、第1部材と相対回転しないように構成され、磁石の磁気を検出する磁気センサと、を備える人力駆動車用の回転装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2018/0170099号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、磁気センサの検出精度の低下を抑制できる人力駆動車用の回転装置、および、人力駆動車用のハブアセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う回転装置は、人力駆動車用の回転装置であって、中心軸心を有する第1部材と、前記中心軸心まわりに前記第1部材と相対回転する第2部材と、前記第2部材に設けられる磁石と、前記第1部材と相対回転しないように構成され、前記磁石の磁気を検出する磁気センサと、前記第1部材と相対回転しないように構成され、前記磁石とは異なる磁気発生部品と、を備え、前記磁気センサは、第1磁気センサ、および、前記第1磁気センサとは独立して前記磁石の磁気を検出する第2磁気センサを含み、前記第1磁気センサは、前記中心軸心を含み前記磁気発生部品を通る基準面に関して、前記第2磁気センサと反対側に配置される。
磁気発生部品の磁気による影響が、第1磁気センサと第2磁気センサとにおいて異なる場合、第1磁気センサの検出結果と第2磁気センサの検出結果とに差が出やすい。第1側面の回転装置によれば、第1磁気センサは、中心軸心を含み磁気発生部品を通る基準面に関して第2磁気センサと反対側に配置されるため、磁気発生部品の磁気による第1磁気センサへの影響と第2磁気センサへの影響との差を小さくできる。したがって、磁気センサの検出精度の低下を抑制できる。
【0006】
本開示の第1側面に従う第2側面の回転装置において、前記第1磁気センサから前記磁気発生部品までの第1距離は、前記第2磁気センサから前記磁気発生部品までの第2距離に等しい。
第2側面の回転装置によれば、第1距離と第2距離とが等しいため、磁気発生部品の磁気による第1磁気センサへの影響と第2磁気センサへの影響との差をより小さくできる。
【0007】
本開示の第2側面に従う第3側面の回転装置において、前記第1距離は、前記第1磁気センサから前記磁気発生部品までの最短距離であり、前記第2距離は、前記第2磁気センサから前記磁気発生部品までの最短距離である。
第3側面の回転装置によれば、第1磁気センサから磁気発生部品までの最短距離と、第2磁気センサから磁気発生部品までの最短距離とが等しくなるように、第1磁気センサおよび第2磁気センサを配置できる。したがって、磁気発生部品の磁気による第1磁気センサへの影響と第2磁気センサへの影響との差をより小さくできる。
【0008】
本開示の第1側面に従う第4側面の回転装置において、前記第1磁気センサおよび前記第2磁気センサは、前記基準面に対して対称に配置される。
第4側面の回転装置によれば、第1磁気センサおよび第2磁気センサが基準面に対して対称に配置されるため、磁気発生部品の磁気による第1磁気センサへの影響と第2磁気センサへの影響とが同等になり易い。
【0009】
本開示の第4側面に従う第5側面の回転装置において、前記基準面は、前記磁気発生部品の中心を通る。
第5側面の回転装置によれば、第1磁気センサおよび第2磁気センサが磁気発生部品の中心を通る基準面に対して対称に配置されるため、磁気発生部品の磁気による第1磁気センサへの影響と第2磁気センサへの影響とが同等になり易い。
【0010】
本開示の第1から5側面のいずれか1つに従う第6側面の回転装置において、前記磁石は、前記中心軸心に関する径方向において、前記磁気センサとは異なる位置に配置される。
第6側面の回転装置によれば、磁石が径方向において磁気センサと異なる位置に配置されるため、磁束密度が異なる位置に磁気センサを配置できる。
(【0011】以降は省略されています)

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