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公開番号2024078861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191449
出願日2022-11-30
発明の名称人力駆動車用の発電装置、および、人力駆動車用のハブアセンブリ
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類H02K 3/52 20060101AFI20240604BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】巻線に生じた電気を好適に出力できる人力駆動車用の発電装置、および、人力駆動車用のハブアセンブリを提供する。
【解決手段】発電装置は、人力駆動車用の発電装置であって、ボビンと、前記ボビンに巻かれる巻線と、前記巻線と電気的に接続される引出線と、前記ボビンの中心軸心に関する軸方向において前記ボビンの第1ボビン端部に隣接し、前記ボビンの前記軸方向の移動を規制する規制部材と、前記引出線の少なくとも一部が配置され、前記軸方向に延びる少なくとも1つの引出線ガイド部と、を備え、前記規制部材には、前記少なくとも1つの引出線ガイド部の少なくとも一部が配置される引出線ガイド配置部が設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
人力駆動車用の発電装置であって、
ボビンと、
前記ボビンに巻かれる巻線と、
前記巻線と電気的に接続される引出線と、
前記ボビンの中心軸心に関する軸方向において前記ボビンの第1ボビン端部に隣接し、前記ボビンの前記軸方向の移動を規制する規制部材と、
前記引出線の少なくとも一部が配置され、前記軸方向に延びる少なくとも1つの引出線ガイド部と、を備え、
前記規制部材には、前記少なくとも1つの引出線ガイド部の少なくとも一部が配置される引出線ガイド配置部が設けられる、発電装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記引出線ガイド配置部は、前記軸方向に延びる孔、および、前記ボビンの中心軸心に関する径方向に凹む凹部の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の発電装置。
【請求項3】
前記軸方向は、前記巻線から前記第1ボビン端部に向かう第1軸方向を含み、
前記規制部材は、前記軸方向において前記第1ボビン端部と対向する第1面、および、前記軸方向において前記第1面と反対側の第2面を有し、
前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記第1軸方向において前記第1面を超えて延びるように構成される、請求項1に記載の発電装置。
【請求項4】
前記ボビンは、前記巻線が配置される巻線配置部と、前記軸方向における前記巻線配置部の端部から前記ボビンの中心軸心に関する径方向外側に延びる第1フランジと、を含み、
前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記第1フランジに設けられる、請求項1に記載の発電装置。
【請求項5】
前記軸方向は、前記巻線から前記第1ボビン端部に向かう第1軸方向を含み、
前記第1フランジは、前記第1軸方向へ突出する複数の突出部を含み、
前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記複数の突出部のうちの少なくとも1つに設けられる、請求項4に記載の発電装置。
【請求項6】
前記複数の突出部は、第1突出部、および、前記第1軸方向への突出量が前記第1突出部よりも大きい第2突出部を含み、
前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記第2突出部に設けられる、請求項5に記載の発電装置。
【請求項7】
人力駆動車用の発電装置であって、
ボビンと、
前記ボビンに巻かれる巻線と、
前記巻線と電気的に接続される引出線と、
前記引出線の少なくとも一部が配置され、前記ボビンの中心軸心に関する軸方向に延びる少なくとも1つの引出線ガイド部と、
を備え、
前記ボビンは、前記巻線が配置される巻線配置部と、前記軸方向における前記巻線配置部の端部から前記ボビンの中心軸心に関する径方向外側に延びる第1フランジと、を含み、
前記軸方向は、前記巻線配置部から前記第1フランジに向かう第1軸方向を含み、
前記第1フランジは、前記第1軸方向へ突出する複数の突出部を含み、
前記複数の突出部は、第1突出部、および、前記第1軸方向への突出量が前記第1突出部よりも大きい第2突出部を含み、
前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記第2突出部に設けられる、発電装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記第2突出部を前記軸方向に貫通し、
前記引出線は前記少なくとも1つの引出線ガイド部のうち前記第2突出部を前記軸方向に貫通する部分に配置される、請求項7に記載の発電装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、樹脂材料を含む、請求項1に記載の発電装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、複数の引出線ガイド部を含む、請求項1に記載の発電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の発電装置、および、人力駆動車用のハブアセンブリに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ボビンと、ボビンに巻かれる巻線と、巻線と電気的に接続される引出線とを備える人力駆動車用の発電装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-138992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の発電装置では、巻線に生じた電気が引出線を介して巻線の外部に出力される。
【0005】
本開示の目的の1つは、巻線に生じた電気を好適に出力できる人力駆動車用の発電装置、および、人力駆動車用のハブアセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1側面に従う発電装置は、人力駆動車用の発電装置であって、ボビンと、前記ボビンに巻かれる巻線と、前記巻線と電気的に接続される引出線と、前記ボビンの中心軸心に関する軸方向において前記ボビンの第1ボビン端部に隣接し、前記ボビンの前記軸方向の移動を規制する規制部材と、前記引出線の少なくとも一部が配置され、前記軸方向に延びる少なくとも1つの引出線ガイド部と、を備え、前記規制部材には、前記少なくとも1つの引出線ガイド部の少なくとも一部が配置される引出線ガイド配置部が設けられる。
第1側面の発電装置によれば、引出線の少なくとも一部が配置される少なくとも1つの引出線ガイド部の少なくとも一部が、規制部材に設けられる引出線ガイド配置部に配置されるため、引出線が規制部材に接触しにくい。したがって、規制部材と接触することによって引出線が変形することが抑制されるため、発電装置は、巻線に生じた電気を好適に出力できる。第1側面の発電装置によれば、引出線の少なくとも一部が少なくとも1つの引出線ガイド部に配置されるため、引出線ガイド部が引出線を好適な位置に誘導できる。
【0007】
本開示の第1側面に従う第2側面の発電装置において、前記引出線ガイド配置部は、前記軸方向に延びる孔、および、前記ボビンの中心軸心に関する径方向に凹む凹部の少なくとも1つを含む。
第2側面の発電装置によれば、引出線ガイド配置部は、軸方向に延びる孔、および、径方向に凹む凹部の少なくとも1つを含むため、少なくとも1つの引出線ガイド部が、孔に通される、または、凹部に配置されることによって、引出線ガイド部が簡単に引出線ガイド配置部に配置される。
【0008】
本開示の第1または2側面に従う第3側面の発電装置において、前記軸方向は、前記巻線から前記第1ボビン端部に向かう第1軸方向を含み、前記規制部材は、前記軸方向において前記第1ボビン端部と対向する第1面、および、前記軸方向において前記第1面と反対側の第2面を有し、前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記第1軸方向において前記第1面を超えて延びるように構成される。
第3側面の発電装置によれば、少なくとも1つの引出線ガイド部が、第1軸方向において引出線の少なくとも一部が第1面を超えるように引出線をガイドできる。したがって、引出線が規制部材により接触しにくくなる。
【0009】
本開示の第1から3側面のいずれか1つに従う第4側面の発電装置において、前記ボビンは、前記巻線が配置される巻線配置部と、前記軸方向における前記巻線配置部の端部から前記ボビンの中心軸心に関する径方向外側に延びる第1フランジと、を含み、前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記第1フランジに設けられる。
第4側面の発電装置によれば、引出線ガイド部が設けられる第1フランが径方向外側に延びるため、引出線ガイド部を巻線配置部よりも径方向外側に配置できる。
【0010】
本開示の第4側面に従う第5側面の発電装置において、前記軸方向は、前記巻線から前記第1ボビン端部に向かう第1軸方向を含み、前記第1フランジは、前記第1軸方向へ突出する複数の突出部を含み、前記少なくとも1つの引出線ガイド部は、前記複数の突出部のうちの少なくとも1つに設けられる。
第5側面の発電装置によれば、少なくとも1つの引出線ガイド部が設けられる突出部が第1軸方向へ突出するため、少なくとも1つの引出線ガイド部によって引出線を第1軸方向へガイドできる。
(【0011】以降は省略されています)

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