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公開番号2024078795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191355
出願日2022-11-30
発明の名称コンピュータシステム、コミュニケーション制御方法およびプログラム
出願人株式会社バンダイナムコエンターテインメント
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240604BHJP(計算;計数)
要約【課題】シチュエーション応じてコミュニケーション機能の仕様を変更することを可能とする技術を提供すること。
【解決手段】サーバサイドシステム1010は、仮想空間3に配置された各自のアバター4のうち、第1アバター4aと第2アバター4bとのコンタクトを検出すると、シチュエーションを判定する。更に、シチュエーション判定手段の判定結果に基づいて、コミュニケーションを取る際の入力許容設定が異なる複数のコミュニケーションモードの中から、適用コミュニケーションモードを決定し、第1ユーザ2aと第2ユーザ2bとの間のコミュニケーションを適用コミュニケーションモードで実施するようにコミュニケーション機能を制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
仮想空間に配置された各自のアバターを各ユーザが操作してユーザ間でコミュニケーションを取るためのコミュニケーション機能を制御するコンピュータシステムであって、
第1アバターと第2アバターとのコンタクトを検出するコンタクト検出手段と、
前記コンタクト検出手段の検出に応じて、前記コンタクトに係るシチュエーションを判定するシチュエーション判定手段と、
コミュニケーションを取る際の入力許容設定が異なる複数のコミュニケーションモードの中から、前記第1アバターのユーザである第1ユーザと前記第2アバターのユーザである第2ユーザとがコミュニケーションを取る際の適用コミュニケーションモードを、前記シチュエーション判定手段の判定結果に基づいて決定する適用モード決定手段と、
前記コンタクト検出手段による検出がなされた場合に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間のコミュニケーションを前記適用コミュニケーションモードで実施するように前記コミュニケーション機能を制御するコミュニケーション制御手段と、
を備えるコンピュータシステム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記複数のコミュニケーションモードは、互いに投稿を行ってユーザ間でコミュニケーションを取るモードである、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項3】
前記複数のコミュニケーションモードは、前記入力許容設定として、投稿文字数、投稿内容、連続投稿回数、投稿相手人数、投稿可能時間帯および投稿可能情報種別のうちの何れかの条件が異なるモードを含む、
請求項2に記載のコンピュータシステム。
【請求項4】
前記複数のコミュニケーションモードは、設定された投稿相手のみとの投稿を行うモードと、投稿相手を途中追加可能なモードとを含む、
請求項2に記載のコンピュータシステム。
【請求項5】
前記複数のコミュニケーションモードは、コミュニケーション開始時および/又はコミュニケーション終了時にコミュニケーション相手の同意が必要なモードと不要なモードとを含む、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項6】
前記シチュエーション判定手段は、1)前記第1アバターの行動、2)前記第1アバターの状態、3)前記第2アバターの行動、4)前記第2アバターの状態、5)前記第1アバターの位置、6)前記第2アバターの位置、7)前記第1アバターと前記第2アバターとの相対位置関係、8)前記第1アバターと前記第2アバターとの相対向き、のうちの何れかに基づいてシチュエーションを判定する、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項7】
前記シチュエーション判定手段は、前記第1アバターおよび/又は前記第2アバターの一連の行動に基づいてシチュエーションを判定する、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項8】
前記シチュエーション判定手段は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの関係性、又は、前記第1アバターの属性と前記第2アバターの属性との関係性、に基づいてシチュエーションを判定する、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項9】
前記シチュエーション判定手段は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとがコミュニケーションを取っている間に、シチュエーションを再判定し、
前記適用モード決定手段は、前記シチュエーション判定手段による再判定の結果に応じて、前記適用コミュニケーションモードを動的に変更する、
請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項10】
前記複数のコミュニケーションモードは、寛厳の度合が異なる前記入力許容設定のモードを含み、
前記シチュエーション判定手段は、コミュニケーションの進行に伴うシチュエーションの変化を再判定し、
前記適用モード決定手段は、前記シチュエーション判定手段による再判定の結果に応じて寛厳の度合が異なるモードに変更することで、前記適用コミュニケーションモードを変更する、
請求項9に記載のコンピュータシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータシステム等に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
複数のユーザが仮想空間を共有する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。共有の仮想空間内には、ユーザ別のアバターが配置され、各ユーザはアバターを通じて仮想空間内の様々な場所に行き様々な仮想体験を楽しむことができる。こういった仮想空間を通じて提供されるサービスを「仮想空間サービス」という。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-312744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
仮想空間サービスには、仮想空間内で出会ったユーザ同士が、その仮想空間内でコミュニケーションを取るためのコミュニケーション機能が備わっている場合が多い。いわゆる、チャット機能がその代表的なものである。
【0005】
コミュニケーション機能の仕様は、仮想空間サービスのルールやデザイン等に依存して固定されている場合が一般的である。例えば、操作入力可能なデータ種別が、文字に限られる仕様もあれば、ちょっとした画像(動画又は静止画)を添付できる仕様もある。音声、動画による映像でチャットできるものもある。操作入力に係る制限としては、1回のメッセージの文字数制限や、データの添付ができる/できない、添付データのファイル形式やファイルサイズ、などが挙げられる。入力内容に係る制限としては、NGワード、禁止ワードなどがこれに該当する。
【0006】
しかし、ユーザが望むコミュニケーション機能の仕様は必ずしも一様ではない。例えば、休憩中などの時間に余裕があるユーザは、文字、画像を使ってじっくりと会話を楽しむことが多いであろう。こうしたユーザが望むコミュニケーション機能の仕様は、自由に文字が使えて、ちょっとした画像を添付できるほうがよく、文字数制限やデータ添付に関する制限、利用時間の制限、などは無いほうが好ましいと考えられる。また例えば、目的地に急ぐ移動中のユーザや、仮想空間サービスで提供されるコンテンツ(例えば、仮想ショッピング、ゲーム、など)を利用中のユーザは、挨拶やちょっとした会話だけを楽しむであろうから、じっくりコミュニケーションするつもりはない場合が多いであろう。こうしたユーザが望むコミュニケーション機能の仕様は、適度に制限が設けられているほうが、時間も手間も軽いコミュニケーションで済むので都合がよいであろう。例えば、自由な文字入力はできないが定型文や絵文字などを使ったライトなコミュニケーションが好ましいと考えられる。
【0007】
こうした例に限らず、ユーザが求めるコミュニケーション機能の仕様は、コミュニケーションが求められるシチュエーションに起因する場合が多いと考えられる。様々なシチュエーションがあるにも関わらず、従来のコミュニケーション機能は仕様が固定であったことが問題の1つと考えられる。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、シチュエーション応じてコミュニケーション機能の仕様を変更することを可能とする技術を提供すること、である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した課題を解決するための第1の発明は、仮想空間に配置された各自のアバターを各ユーザが操作してユーザ間でコミュニケーションを取るためのコミュニケーション機能を制御するコンピュータシステムであって、
第1アバターと第2アバターとのコンタクトを検出するコンタクト検出手段(例えば、図10のサーバ処理部200s、コンタクト検出部222、図15のステップS10)と、
前記コンタクト検出手段の検出に応じて、前記コンタクトに係るシチュエーションを判定するシチュエーション判定手段(例えば、図6のシチュエーション判定条件データ540、図10のサーバ処理部200s、シチュエーション判定部224、図15のステップS16)と、
コミュニケーションを取る際の入力許容設定が異なる複数のコミュニケーションモードの中から、前記第1アバターのユーザである第1ユーザと前記第2アバターのユーザである第2ユーザとがコミュニケーションを取る際の適用コミュニケーションモードを、前記シチュエーション判定手段の判定結果に基づいて決定する適用モード決定手段(例えば、図5のモード定義データ610、図10のサーバ処理部200s、適用モード決定部226、図15のステップS18)と、
前記コンタクト検出手段による検出がなされた場合に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間のコミュニケーションを前記適用コミュニケーションモードで実施するように前記コミュニケーション機能を制御するコミュニケーション制御手段(例えば、図10のサーバ処理部200s、コミュニケーション制御部228、図15のステップS38)と、
を備えるコンピュータシステムである。
【0010】
第1の発明のコンピュータシステムは、第1アバターと第2アバターとのコンタクトを検出した場合に、当該コンタクトに係るシチュエーションを判定する。そして、シチュエーションの判定結果に基づいて、コミュニケーションを取る際の適用コミュニケーションモードを、入力許容設定が異なる複数のコミュニケーションモードの中から決定し、第1ユーザと第2ユーザとの間のコミュニケーションを適用コミュニケーションモードで実施するように制御する。つまり、仮想空間サービスにおけるコミュニケーション機能に係り、ユーザ同士のコミュニケーションのシチュエーションに応じて、コミュニケーション機能に適用される仕様を変更することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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