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公開番号2024078681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191166
出願日2022-11-30
発明の名称組織採取用具
出願人株式会社スリーエスシステム,国立大学法人三重大学,学校法人日本大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 10/02 20060101AFI20240604BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 確実に組織を採取可能であり、かつ組織を低損傷で採取可能な組織採取用具の提供。
【課題手段】 本発明の組織採取用具は、外刃ユニット及び内刃ユニットを含み、外刃ユニットは、円筒状本体21及び外刃を含み、外刃は、円筒状本体21の組織内への侵入方向側の先端部の周方向に形成され、内刃ユニットは、シャフト13及び内刃12を含み、内刃12は、内刃12の刃先が侵入方向側に位置し、かつ、刃先の方向がシャフト13の軸方向に対し傾斜した状態で、シャフト13に取り付けられており、内刃は12、シャフト13を回転軸として組織内で回転可能である。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
外刃ユニット及び内刃ユニットを含み、
前記外刃ユニットは、筒状本体及び外刃を含み、
前記外刃は、前記筒状本体の組織内への侵入方向側の先端部の周方向に形成され、
前記内刃ユニットは、シャフト及び内刃を含み、
前記内刃は、前記内刃の刃先が前記侵入方向側に位置し、かつ、前記刃先の方向が前記シャフトの軸方向に対し傾斜した状態で、前記シャフトに取り付けられており、
前記内刃は、前記シャフトを回転軸として前記組織内で回転可能である、
組織採取用具。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記外刃ユニットにおいて、前記筒状本体は、円筒状本体であり、
前記円筒状本体は、前記組織内で回転可能であり、
前記円筒状本体の回転軸及び前記シャフトの回転軸は、同軸である、
請求項1記載の組織採取用具。
【請求項3】
前記外刃ユニットは、さらに外刃支持体を含み、
前記外刃支持体に、前記円筒状本体の前記侵入方向と反対側の端部が連結し、
前記外刃支持体は、外刃係合部を含み、
前記内刃ユニットは、さらに、内刃支持体を含み、
前記内刃支持体に前記シャフトの前記侵入方向側と反対側の端部が連結し、
前内刃記支持体は、内刃係合部を含み、
前記外刃係合部及び前記内刃係合部は、相互に着脱自在に係合可能であり、
前記外刃係合部及び前記内刃係合部の前記係合により、前記円筒状本体及び前記シャフトは、同期して前記組織内で回転可能である、
請求項2記載の組織採取用具。
【請求項4】
さらに、把持部を含み、
前記外刃支持部は、連結部を含み
前記連結部は、前記把持部と着脱自在に連結可能である、
請求項3記載の組織採取用具。
【請求項5】
前記円筒状本体の前記先端部に形成された前記外刃は、前記円筒状本体の前記回転軸に対しテーパー状である、
請求項4記載の組織採取用具。
【請求項6】
前記内刃ユニットは、複数枚の前記内刃を含む、
請求項1から5のいずれか一項に記載の組織採取用具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組織採取用具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
生体組織検査(以下、「生検」という)をおこなう場合、パイプ状の生検針などを用いて組織採取が実施されるのが通常である。例えば、非特許文献1に記載のように、生検針を生体に穿刺後、パイプ内部より減圧吸引して生検針の先端周囲の生体組織をパイプ内に吸いこんで採取される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
株式会社トップ「トップ吸引生検針(穿刺セット)使用説明書」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、吸引採取で得られた生体組織はかなり損壊を受けており、組織構造を検査するための検体としては不十分である。特に、イルカ及びクジラ等の鯨類の生検では、鯨類の皮膚が厚く皮下直下の脂肪組織が柔らかく損傷を受けやすいという事情がある。このため、確実に組織を採取でき、かつ生体組織を低損傷で採取可能な組織採取用具が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、確実に組織を採取可能であり、かつ組織を低損傷で採取可能な組織採取用具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の組織採取用具は、
外刃ユニット及び内刃ユニットを含み、
前記外刃ユニットは、筒状本体及び外刃を含み、
前記外刃は、前記筒状本体の組織内への侵入方向側の先端部の周方向に形成され、
前記内刃ユニットは、シャフト及び内刃を含み、
前記内刃は、前記内刃の刃先が前記侵入方向側に位置し、かつ、前記刃先の方向が前記シャフトの軸方向に対し傾斜した状態で、前記シャフトに取り付けられており、
前記内刃は、前記シャフトを回転軸として前記組織内で回転可能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、確実に組織を採取可能であり、かつ組織を低損傷で採取可能である。このため、ヒトや動物等の生検に有用であり、特に、組織が損傷を受けやすい鯨類の生検に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の組織採取用具の一例を示す構成図である。
図2は、図1の組織採取用具の分解図である。
図3は、図1の組織採取用具の一部断面図である。
図4は、図1の組織採取具の一部分解図である。
図5は、図1の組織採取用具の内刃の動きの一例を示す図である。
図6は、図1の組織採取用具の外刃のその他の例を示す一部斜視図である。
図7は、図1の組織採取用具の使用の一例を示す説明図である。
図8は、図1の組織採取用具の使用のその他の例を示す説明図である。
図9は、図1の組織採取用具で採取した組織の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の組織採取用具の前記外刃ユニットにおいて、前記筒状本体は、円筒状本体であり、前記円筒状本体は、前記組織内で回転可能であり、
前記円筒状本体の回転軸及び前記シャフトの回転軸は、同軸である、という態様であってもよい。
【0010】
前記態様において、前記外刃ユニットは、さらに外刃支持体を含み、
前記外刃支持体に、前記円筒状本体の前記侵入方向と反対側の端部が連結し、
前記外刃支持体は、外刃係合部を含み、
前記内刃ユニットは、さらに、内刃支持体を含み、
前記内刃支持体に前記シャフトの前記侵入方向側と反対側の端部が連結し、
前内刃記支持体は、内刃係合部を含み、
前記外刃係合部及び前記内刃係合部は、相互に着脱自在に係合可能であり、
前記外刃係合部及び前記内刃係合部の前記係合により、前記円筒状本体及び前記シャフトは、同期して前記組織内で回転可能である、という態様であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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