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公開番号2024077760
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189897
出願日2022-11-29
発明の名称情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 16/28 20190101AFI20240603BHJP(計算;計数)
要約【課題】行列データのいずれかの列の複数のデータを列方向に一括して初期化し易くすること。
【解決手段】情報処理装置は、複数の配列を表すペイロード行列データ510を記憶部に記憶する。情報処理装置は、ペイロード行列データ510のそれぞれのデータが、列方向に一括して初期化された初期化状態であるか否かを示すフラグを保持する列ビットマップ行列データ520を記憶部に記憶する。情報処理装置は、ペイロード行列データ510の各列に対応付けて、当該列の各データを一括して初期化する場合において当該列の各データの初期値と見做される列初期値を保持する列初期値行列データ530を記憶部に記憶する。情報処理装置は、ペイロード行列データ510の各行および各列の初期化順序を示す値を保持する順序管理行列データ540を記憶部に記憶する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
行方向に配列の成分のデータを保持する第1行列データを記憶部に記憶し、
前記第1行列データの各データに対応付けて、当該データが列方向に一括して初期化された初期化状態であるか否かを示すフラグを保持する第2行列データを前記記憶部に記憶し、
前記第1行列データの各列に対応付けて、当該列の複数のデータを列方向に一括して初期化する場合において当該列の各データの初期値と見做される、当該列の複数のデータに共通の初期値を保持する領域を含む第3行列データを前記記憶部に記憶し、
前記第1行列データの第1列の複数のデータを列方向に一括して初期化する第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列の複数のデータにそれぞれ対応付けられた前記第2行列データの複数のフラグに、初期化状態であることを示す値を設定し、
前記第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列に対応付けられた前記第3行列データのいずれかの領域に、第1初期値を設定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第1行列データは、前記第1行列データの各行に対応付けて、当該行の複数のデータを行方向に一括して初期化する場合において当該行の各データの初期値と見做される、当該行の複数のデータに共通の初期値を、当該行の所定の領域に保持可能であって、
前記第1行列データの第1行の複数のデータを行方向に一括して初期化する第2初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1行の所定の領域に、第2初期値を設定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
少なくとも、前記第1列と、前記第1行との順序関係を表す第4行列データを前記記憶部に記憶し、
前記第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列が、先頭の順序になるよう、前記第4行列データを更新し、
前記第2初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1行が、先頭の順序になるよう、前記第4行列データを更新し、
前記第1行列データのうち、前記第1列と前記第1行との交点のデータを読み出す読出要求を受け付けたことに応じて、前記第1初期値および前記第2初期値が設定済みであれば、前記第4行列データを参照して、前記第1列が前記第1行より先頭側の順序である場合、前記第1初期値を読み出し、前記第1行が前記第1列より先頭側の順序である場合、前記第2初期値を読み出す、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記読み出す処理は、
前記読出要求を受け付けたことに応じて、前記第1初期値が設定済み、かつ、前記第2初期値が未設定であれば、前記第1初期値を読み出し、前記第1初期値が未設定、かつ、前記第2初期値が設定済みであれば、前記第2初期値を読み出し、前記第1初期値が未設定、かつ、前記第2初期値が未設定であれば、前記交点のデータを読み出す、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記交点のデータに指定の値を書き込む書込要求を受け付けたことに応じて、前記交点のデータが前記指定の値を示すよう、前記第1行列データを更新すると共に、前記交点のデータに対応付けられた前記第2行列データのいずれかのフラグに、初期化状態ではないことを示す値を設定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
行方向に配列の成分のデータを保持する第1行列データを記憶部に記憶し、
前記第1行列データの各データに対応付けて、当該データが列方向に一括して初期化された初期化状態であるか否かを示すフラグを保持する第2行列データを前記記憶部に記憶し、
前記第1行列データの各列に対応付けて、当該列の複数のデータを列方向に一括して初期化する場合において当該列の各データの初期値と見做される、当該列の複数のデータに共通の初期値を保持する領域を含む第3行列データを前記記憶部に記憶し、
前記第1行列データの第1列の複数のデータを列方向に一括して初期化する第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列の複数のデータにそれぞれ対応付けられた前記第2行列データの複数のフラグに、初期化状態であることを示す値を設定し、
前記第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列に対応付けられた前記第3行列データのいずれかの領域に、第1初期値を設定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
行方向に配列の成分のデータを保持する第1行列データを記憶部に記憶し、
前記第1行列データの各データに対応付けて、当該データが列方向に一括して初期化された初期化状態であるか否かを示すフラグを保持する第2行列データを前記記憶部に記憶し、
前記第1行列データの各列に対応付けて、当該列の複数のデータを列方向に一括して初期化する場合において当該列の各データの初期値と見做される、当該列の複数のデータに共通の初期値を保持する領域を含む第3行列データを前記記憶部に記憶し、
前記第1行列データの第1列の複数のデータを列方向に一括して初期化する第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列の複数のデータにそれぞれ対応付けられた前記第2行列データの複数のフラグに、初期化状態であることを示す値を設定し、
前記第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列に対応付けられた前記第3行列データのいずれかの領域に、第1初期値を設定する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の配列のそれぞれの配列の成分のデータを、行方向に保持する行列データが存在する。ここで、行列データのいずれかの行の複数のデータを行方向に一括して初期化すること、または、行列データのいずれかの列の複数のデータを列方向に一括して初期化することなどが望まれる場合がある。
【0003】
先行技術としては、例えば、複数のブロックを二分割した第1領域内の未書き込みブロックの数と、二分割した第2領域内の書き込み済みブロックの数とが整数比になる位置を境界とする、複数のブロックを連結して構成した配列を制御するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-037010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、行列データのいずれかの列の複数のデータを列方向に一括して初期化することが難しい。例えば、行列データのいずれかの列の複数のデータを列方向に一括して初期化する際、列の長さに応じた所要時間がかかってしまう。
【0006】
1つの側面では、本発明は、行列データのいずれかの列の複数のデータを列方向に一括して初期化し易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様によれば、行方向に配列の成分のデータを保持する第1行列データを記憶部に記憶し、前記第1行列データの各データに対応付けて、当該データが列方向に一括して初期化された初期化状態であるか否かを示すフラグを保持する第2行列データを前記記憶部に記憶し、前記第1行列データの各列に対応付けて、当該列の複数のデータを列方向に一括して初期化する場合において当該列の各データの初期値と見做される、当該列の複数のデータに共通の初期値を保持する領域を含む第3行列データを前記記憶部に記憶し、前記第1行列データの第1列の複数のデータを列方向に一括して初期化する第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列の複数のデータにそれぞれ対応付けられた前記第2行列データの複数のフラグに、初期化状態であることを示す値を設定し、前記第1初期化要求を受け付けたことに応じて、前記第1列に対応付けられた前記第3行列データのいずれかの領域に、第1初期値を設定する情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置が提案される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、行列データのいずれかの列の複数のデータを列方向に一括して初期化し易くすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム200の一例を示す説明図である。
図3は、情報処理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、情報処理装置100の機能的構成例を示すブロック図である。
図5は、情報処理装置100の記憶内容の一例を示す説明図である。
図6は、ペイロード行列データ510のデータ構造の一例を示す説明図(その1)である。
図7は、ペイロード行列データ510のデータ構造の一例を示す説明図(その2)である。
図8は、順序管理行列データ540のデータ構造の一例を示す説明図(その1)である。
図9は、順序管理行列データ540のデータ構造の一例を示す説明図(その2)である。
図10は、順序管理行列データ540のデータ構造の一例を示す説明図(その3)である。
図11は、順序管理行列データ540のデータ構造の一例を示す説明図(その4)である。
図12は、順序管理行列データ540のデータ構造の一例を示す説明図(その5)である。
図13は、ペイロード行列データ510全体を初期化する一例を示す説明図である。
図14は、ペイロード行列データ510の行を初期化する一例を示す説明図である。
図15は、ペイロード行列データ510の列を初期化する一例を示す説明図である。
図16は、配列の成分のデータを読み出す一例を示す説明図である。
図17は、配列の成分のデータを書き込む一例を示す説明図である。
図18は、情報処理装置100の適用例を示す説明図である。
図19は、情報処理装置100による効果の一例を示す説明図である。
図20は、全体初期化処理手順の一例を示すフローチャートである。
図21は、行初期化処理手順の一例を示すフローチャートである。
図22は、列初期化処理手順の一例を示すフローチャートである。
図23は、読み出し処理手順の一例を示すフローチャートである。
図24は、書き込み処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照して、本発明にかかる情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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