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公開番号2024077753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189887
出願日2022-11-29
発明の名称車両用紫外線照射装置
出願人東芝ライテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61L 2/10 20060101AFI20240603BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】紫外線の照射領域にいる人に紫外線が照射されるのを抑制することができる車両用紫外線照射装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る車両用紫外線照射装置は、紫外線を照射可能な照射部と;前記紫外線が照射される領域における、少なくとも人の存在を検出可能な第1の検出部と;操作者が、前記紫外線の照射と、前記紫外線の照射の停止と、の切り替えを行うスイッチと;前記第1の検出部の検出結果と、前記スイッチの状態とに基づいて、前記照射部を制御するコントローラと;を具備している。前記第1の検出部により少なくとも前記人の存在が検出されず、且つ、前記スイッチの状態が前記紫外線の照射を意味する場合には、前記コントローラは、前記照射部による前記紫外線の照射を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
紫外線を照射可能な照射部と;
前記紫外線が照射される領域における、少なくとも人の存在を検出可能な第1の検出部と;
操作者が、前記紫外線の照射と、前記紫外線の照射の停止と、の切り替えを行うスイッチと;
前記第1の検出部の検出結果と、前記スイッチの状態とに基づいて、前記照射部を制御するコントローラと;
を具備し、
前記第1の検出部により少なくとも前記人の存在が検出されず、且つ、前記スイッチの状態が前記紫外線の照射を意味する場合には、前記コントローラは、前記照射部による前記紫外線の照射を行う車両用紫外線照射装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記紫外線が照射される領域の周辺における、少なくとも前記人の存在を検出可能な第2の検出部をさらに具備し、
前記第1の検出部により少なくとも前記人の存在が検出されず、前記第2の検出部により少なくとも前記人の存在が検出され、且つ、前記スイッチの状態が前記紫外線の照射を意味する場合には、前記コントローラは、前記照射部による前記紫外線の照射を行う請求項1記載の車両用紫外線照射装置。
【請求項3】
前記コントローラは、所定の時間の経過後に、前記照射部による前記紫外線の照射を開始する請求項1または2に記載の車両用紫外線照射装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記照射部による前記紫外線の照射を行う際に、前記紫外線の照射と、前記紫外線の照射の停止と、を所定の間隔で交互に繰り返し行う請求項1または2に記載の車両用紫外線照射装置。
【請求項5】
前記第1の検出部により少なくとも前記人の存在が検出されたこと、および、前記スイッチの状態が前記紫外線の照射の停止を意味すること、の少なくともいずれかの場合には、前記コントローラは、前記照射部による前記紫外線の照射を停止する、または、前記照射部による前記紫外線の照射の停止状態を維持する請求項1または2に記載の車両用紫外線照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、車両用紫外線照射装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
紫外線を照射する紫外線照射装置がある。近年においては、健康意識の高まりを反映して、紫外線照射装置が、物の表面に付着した細菌の殺菌やウイルスの不活性化などに用いられるようになってきている。また、感染防止などのために、自動車の車内や鉄道車両の車内などの比較的狭い閉鎖空間において、車内の雰囲気や、車内にある物の表面などを浄化する要望が高まっている。
【0003】
ここで、紫外線が、人に、ある程度の時間照射されると、健康被害が生じるおそれがある。
そのため、車両への人の出入りを検出するセンサの検出結果と、操作者が操作したスイッチの状態(例えば、ON/OFF状態)と、のいずれかが条件を満たせば紫外線の照射を行う車両用紫外線照射装置が提案されている。
【0004】
しかしながら、車両への人の出入りを検出するだけでは、紫外線の照射領域にいる人に紫外線が照射されるおそれがある。また、操作者がスイッチを誤操作した際には、紫外線の照射領域にいる人に紫外線が照射されるおそれがある。
そこで、紫外線の照射領域にいる人に紫外線が照射されるのを抑制することができる車両用紫外線照射装置の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-133231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、紫外線の照射領域にいる人に紫外線が照射されるのを抑制することができる車両用紫外線照射装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る車両用紫外線照射装置は、紫外線を照射可能な照射部と;前記紫外線が照射される領域における、少なくとも人の存在を検出可能な第1の検出部と;操作者が、前記紫外線の照射と、前記紫外線の照射の停止と、の切り替えを行うスイッチと;前記第1の検出部の検出結果と、前記スイッチの状態とに基づいて、前記照射部を制御するコントローラと;を具備している。前記第1の検出部により少なくとも前記人の存在が検出されず、且つ、前記スイッチの状態が前記紫外線の照射を意味する場合には、前記コントローラは、前記照射部による前記紫外線の照射を行う。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によれば、紫外線の照射領域にいる人に紫外線が照射されるのを抑制することができる車両用紫外線照射装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る車両用紫外線照射装置を例示するためのブロック図である。
放電ランプを備えた照射部を例示するための模式斜視図である。
図2における照射部のA-A線方向の模式断面図である。
他の実施の形態に係る車両用紫外線照射装置を例示するためのブロック図である。
他の実施形態に係る照射部を例示するための模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本実施の形態に係る車両用紫外線照射装置は、自動車や鉄道などの車両に設けることができる。例えば、車両用紫外線照射装置は、自動車の車室内やトランクルームなどに設けたり、鉄道車両の車室内などに設けたりすることができる。ただし、車両用紫外線照射装置の設置場所は、例示をしたものに限定されるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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