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公開番号2024077399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189478
出願日2022-11-28
発明の名称加圧装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240531BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】二次転写ユニットの交換時等において、作業時間が増えることなく、サービスコストがアップすることのない加圧装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー像を転写し搬送する中間転写ユニット30と、中間転写ユニットとの間に形成される二次転写ニップN2などのニップ部で前記トナー像を記録材Pなどのシート状記録媒体へ転写する二次転写ユニット40と、ニップ部で中間転写ユニットに二次転写ユニットを押し付ける加圧力を付与する加圧部302と、二次転写ユニットの被駆動伝達部に加圧力伝達部330及び搬送駆動力伝達部310などの加圧力及び搬送駆動力を伝達する搬送駆動伝達部とを備え、駆動伝達部は、加圧部に位置が規制されており、駆動伝達部は、加圧部と共に移動可能である加圧装置300である。加圧力によらず、二次転写ユニットと加圧部との相対的な位置関係が変わらない。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を転写し搬送する中間転写ユニットと、
前記中間転写ユニットとの間に形成されるニップ部で前記トナー像を被搬送物へ転写する二次転写ユニットと、
前記ニップ部で前記中間転写ユニットに前記二次転写ユニットを押し付ける加圧力を付与する加圧部と、
前記二次転写ユニットの被駆動伝達部に前記加圧力及び搬送駆動力を伝達する駆動伝達部と、
を備え、
前記駆動伝達部は、前記加圧部に位置が規制されており、
前記駆動伝達部は、前記加圧部と共に移動可能である加圧装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記加圧力によらず、前記二次転写ユニットと前記加圧部との相対的な位置関係が変わらないことを特徴とする請求項1に記載の加圧装置。
【請求項3】
前記二次転写ユニットと前記加圧部との駆動連結がギヤによる噛み合いで行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の加圧装置。
【請求項4】
前記二次転写ユニットと前記加圧部との駆動連結が着脱可能なジョイント嵌合にて行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の加圧装置。
【請求項5】
前記二次転写ユニットが前記加圧部から受ける力の方向が前記加圧力の方向とおよそ逆方向であることを特徴とする請求項1に記載の加圧装置。
【請求項6】
前記ジョイント嵌合は、前記二次転写ユニットと前記加圧部との間の複数箇所で行なわれており、
少なくとも1箇所の前記ジョイント嵌合が、前記駆動伝達部及び前記加圧部と共に回転移動する回転軸に対して隙間を設けられて行われることを特徴とする請求項4に記載の加圧装置。
【請求項7】
前記搬送駆動力を伝達する前記駆動伝達部の駆動源は、前記加圧部の負荷とならない箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の加圧装置。
【請求項8】
前記加圧部は、前記二次転写ユニットの奥行方向の前後2箇所に設けられており、
少なくとも1箇所の前記加圧部を有することを特徴とする請求項1に記載の加圧装置。
【請求項9】
請求項1に記載の加圧装置を有する画像形成装置であって、
前記ニップ部に搬送されてくる前記被搬送物に対して前記トナー像を二次転写して形成することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加圧装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の従来の画像形成装置では、加圧機構によって二次転写ローラとそれに対向する中間転写ローラ間の圧力を上げ、トナーを紙に転写する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の加圧機構では、加圧力に応じて二次転写の位置が動くことから二次転写ユニットはベルト等のフレキシブルな駆動列で動かす等が行われてきた。
【0003】
しかしながら、二次転写ユニットは交換パーツがあることから、市場にて交換が行われる部品であり、その二次転写ユニットに対してベルト等で駆動連結させるのでは、ベルト等を二次転写ユニット交換時に掛ける作業が必要となり、作業時間が増えることで、サービスコストがアップするという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、二次転写ユニットの交換時等において、作業時間が増えることなく、サービスコストがアップすることのない加圧装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、トナー像を転写し搬送する中間転写ユニットと、前記中間転写ユニットとの間に形成されるニップ部で前記トナー像を被搬送物へ転写する二次転写ユニットと、前記ニップ部で前記中間転写ユニットに前記二次転写ユニットを押し付ける加圧力を付与する加圧部と、前記二次転写ユニットの被駆動伝達部に前記加圧力及び搬送駆動力を伝達する駆動伝達部と、を備え、前記駆動伝達部は、前記加圧部に位置が規制されており、前記駆動伝達部は、前記加圧部と共に移動可能である加圧装置にある。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、二次転写ユニットの交換時等において、作業時間が増えることなく、サービスコストがアップすることのない加圧装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る加圧装置を備える画像形成装置の概略正面図である。
図1等に配置される中間転写ユニットと二次転写ユニットを示す図である。
(a)は本発明の一実施形態に係る加圧装置を構成する加圧台ユニットの正面図、(b)は(a)のA-A線断面図である。
(a)は二次転写ユニットと加圧台ユニットとの位置関係を説明する正面図、(b)は(a)のB-B線断面図である。
(a)の二次転写ローラは二次転加圧軸が一体になっている構成例を、(b)の二次転写ローラは、二次転加圧軸を前後に分けてパイプ材でつないだ構成例を示す図である。
(a)は加圧力が小の場合の、(b)は加圧力が大の場合の、各部材の位置状態をそれぞれ示す図である。
(a)、(b)は加圧レバー前内に二次転写ユニットの回転支点を別に設けた場合であって、(a)は加圧力が小の場合の、(b)は加圧力が大の場合の、各部材の位置状態をそれぞれ示す図である。
(a)は加圧台ユニットの正面図、(b)は(a)のA-A線断面図である。
(a)は二次転写ユニットと加圧台ユニットの各部材との位置関係を説明する正面図、(b)は(a)のB-B線断面図である。
二次転写ベルトを駆動する回転方向とギヤの配置により力の向きが決まることを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。実施形態において、同一機能や同一構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために部分的に省略する場合もある。なお、図中Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した構成部材に付す添え字であり、適宜省略する。
【0009】
図1、図2を参照して、本発明の一実施形態に係る加圧装置を備える画像形成装置について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る加圧装置を備える画像形成装置の概略正面図、図2は図1の画像形成装置に配置されている中間転写ユニットと二次転写ユニットの各要部を示す図である。
図1に示す画像形成装置は、電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)100は、四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kと、中間転写装置としての中間転写ユニット30、二次転写ユニット40と加圧装置300を備えた二次転写装置39、シート状記録媒体等の被搬送物としての記録材Pを収納するカセット70、定着装置90などを備えている。四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kでは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成する。そして、本実施形態では、図1において二点鎖線で示す加圧装置300に特徴を持たせている。この部分については、プリンタ100の全体構成の説明の後に詳細に説明する。
【0010】
画像形成部となる四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、粉体であり現像剤として、互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。つまり、四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、画像形成装置本体としてのプリンタ本体100Aに対して着脱自在に設けられていて、交換可能とされている。
(【0011】以降は省略されています)

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