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公開番号2024076935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188788
出願日2022-11-26
発明の名称飛行機
出願人スカイリンクテクノロジーズ株式会社
代理人個人
主分類B64C 27/28 20060101AFI20240530BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】機体をピッチ方向及ぶヨー方向にコントロールできるチルトロータ又はチルトウィングの機構を備えた飛行機を提供することを課題とする。
【解決手段】飛行機1は、本体2と、その本体に左右一対で、且つ、1組以上設けられる翼3と、左右方向の軸に略平行な軸周りに傾動自在であり、且つ、左右の翼3にそれぞれ設けられるプロペラ機構4と、本体2に設けられると共に軸方向に延びるダクト部6bを通じて本体2の後側に空気を噴き出す噴出機構6とを備えており、噴出機構6に前記空気の噴出方向8を偏向する偏向機構7が設けられていることを特徴としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本体と、
その本体に左右一対で、且つ、1組以上設けられる翼と、
左右方向の軸に略平行な軸周りに傾動自在であり、且つ、前記翼の左右にそれぞれ設けられるプロペラ機構と、
前記本体に設けられると共に前記本体の後側に空気を噴き出す噴出機構とを備えており、
前記噴出機構に前記空気の噴出方向を偏向する偏向機構が設けられている、飛行機。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記噴出機構が、前記本体の軸方向に延びるダクト部を備えており
前記ダクト部を通じて前記空気が後側に噴出されている、請求項1記載の飛行機。
【請求項3】
前記偏向機構に傾動自在な板状のパドル部が設けられており、
前記パドル部を傾動し、前記パドル部の板面に沿う方向に空気を案内することで、前記空気の噴出方向を偏向する、請求項2記載の飛行機。
【請求項4】
前記ダクト部の内部に前記パドル部が設けられており、
前記ダクト部が後方の噴出口に加えて、斜め上下後方及び/又は斜め左右後方の噴出口を有しており、
前記パドル部がそれらの噴出口に前記空気の噴出方向を偏向するものである、請求項3記載の飛行機。
【請求項5】
前記噴出機構が、前記本体の後端に設けられる第2プロペラ機構であり、
前記偏向機構が、前記第2プロペラ機構を前記左右方向の軸に略平行な軸周りに傾動自在にするものである、請求項1記載の飛行機。
【請求項6】
前記偏向機構が、前記本体に対し、前記第2プロペラ機構を左側又は右側に傾動自在にすることにより、前記噴出方向をそれぞれ右側又は左側に偏向させるものである、請求項5記載の飛行機。
【請求項7】
前記第2プロペラ機構が二重反転プロペラである、請求項5又は6記載の飛行機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロペラ機構を用いた飛行機に関する。さらには詳しくは、プロペラ機構の回転軸を傾動することができる飛行機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
垂直(短距離)離着陸のための手法として、例えば、チルトウィングと呼ばれるタイプが知られている。チルトウィングは、主翼をプロペラ機構ごと機体に対して傾ける(チルトする)ものである。
【0003】
特許文献1には、チルトウィングタイプの飛行機、特許文献2にはチルトウィングタイプのドローンが開示されている。
特許文献3には、チルトウィングタイプで、且つ、本体の四方から4つの上向きのプロペラを設けた飛行機が開示されている。このものは、垂直離着陸時にはプロペラ機構ごと翼を立て、水平飛行時には翼を寝かせる。四方に設けたプロペラは、水平飛行時には、空気抵抗を減少させるため、折り畳まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-254264号公報
欧州特許出願公開第2571762号明細書
中国特許出願公開第105173075号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ホバリングの際に、回転翼を用いて、機体をピッチ方向及ぶヨー方向にコントロールするのに、サイクリック機構が用いられることが多い。しかしチルトロータ機構又はチルトウィングの機構を備えた垂直離着陸する飛行機に、さらにサイクリック機構を設けると、機体の構造が複雑になる。
【0006】
そこで本発明は、機体をピッチ方向及ぶヨー方向にコントロールできるチルトロータ又はチルトウィングの機構を備えた飛行機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の飛行機は、本体と、その本体に左右一対で、且つ、1組以上設けられる翼と、左右方向の軸に略平行な軸周りに傾動自在であり、且つ、前記翼の左右にそれぞれ設けられるプロペラ機構と、前記本体に設けられると共に前記本体の後側に空気を噴き出す噴出機構とを備えており、前記噴出機構に前記空気の噴出方向を偏向する偏向機構が設けられていることを特徴としている。
【0008】
(2)このような飛行機は、前記噴出機構が、前記本体の軸方向に延びるダクト部を備えており、前記ダクト部を通じて前記空気が後側に噴出されているのが好ましい。
【0009】
(3)また前記偏向機構に傾動自在な板状のパドル部が設けられており、前記パドル部を傾動し、前記パドル部の板面に沿う方向に空気を案内することで、前記空気の噴出方向を偏向するのが好ましい。
【0010】
(4)また前記ダクト部の内部に前記パドル部が設けられており、前記ダクト部が後方の噴出口に加えて、斜め上下後方及び/又は斜め左右後方の噴出口を有しており、前記パドル部がそれらの噴出口に前記空気の噴出方向を偏向するものであるのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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