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公開番号2024076868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188672
出願日2022-11-25
発明の名称椅子支持装置及び椅子
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類A47C 7/54 20060101AFI20240530BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】利用者が椅子に手をつきながら立ち上がったときにも安定性を維持できる椅子を実現する。
【解決手段】本開示の一態様に係る椅子支持装置(3a)は、ストッパユニット(5a)と、力受付部材(41)と、押圧部材(42、44)と、回転抑制部材(43)と、を備え、ストッパユニット(5a)は、ストッパユニット(5a)を複数個に分割した複数の部分ストッパユニットと、該部分ストッパユニット同士を着脱自在に接続する接続部材(6)とを備え、押圧部材(44)は、押圧部材(44)を複数個に分割した複数の部分押圧部材と、該部分押圧部材同士を着脱自在に接続する接続部材(6)とを備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
脚部に対し座部を回転させる回転機構を備えた椅子本体を支持する椅子支持装置であって、
床面に対し離接可能に昇降するストッパを備えたストッパユニットと、
利用者の力を受け付ける力受付部材と、
前記力受付部材で受け付けられた力によって、前記ストッパユニットを押圧し前記ストッパを床面に接触させる押圧部材と、
前記脚部と前記座部とを接続する軸部周りの前記押圧部材の回転を、前記力受付部材で受け付けられた力によって抑制する回転抑制部材と、を備え、
前記ストッパユニットは、当該ストッパユニットを複数個に分割した複数の部分ストッパユニットと、該部分ストッパユニット同士を着脱自在に接続する接続部材とを備え、
前記押圧部材は、当該押圧部材を複数個に分割した複数の部分押圧部材と、該部分押圧部材同士を着脱自在に接続する接続部材とを備え、
前記ストッパユニットおよび前記押圧部材は、前記軸部の軸方向から見て、該軸部を囲む構造となっているとともに、前記部分ストッパユニット同士の接続面が、前記軸部から前記ストッパユニットの外周面に至る形状となっており、かつ、前記部分押圧部材同士の接続面が、前記軸部から前記押圧部材の外周面に至る形状となっている、椅子支持装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記接続部材によって接続される前記部分ストッパユニット同士の接続面及び部分押圧部材同士の接続面は、前記軸を中心とする放射方向に平行となっている請求項1に記載の椅子支持装置。
【請求項3】
前記ストッパは、前記床面に接する接地部と、前記押圧部材の押圧力を受ける上部当接部と、前記接地部および前記上部当接部を接続する柱部とを備え、
前記接地部が、前記複数の部分ストッパユニットとして複数の部分接地部に分割されるとともに、前記上部当接部が、前記複数の部分ストッパユニットとして複数の部分上部当接部に分割される、請求項1に記載の椅子支持装置。
【請求項4】
前記回転抑制部材は、前記押圧部材の前記ストッパに対向する押圧部材面と、前記ストッパの前記押圧部材に対向するストッパ面との間に備えられた摩擦部材である、請求項1に記載の椅子支持装置。
【請求項5】
前記押圧部材は、前記力受付部材で受け付けられた鉛直下方向の力を、方向を変えずに前記ストッパユニットに対して印加するとともに、
前記回転抑制部材は、前記力受付部材で受け付けられた力の方向を、前記軸部の軸に垂直な方向に変換した力によって前記回転を抑制する、請求項1に記載の椅子支持装置。
【請求項6】
前記力受付部材は、軸方向が鉛直方向であり、前記力受付部材に連動して鉛直方向に移動する駆動軸を備え、
前記回転抑制部材は、軸方向が前記軸部の軸に垂直な方向であり、前記駆動軸の鉛直方向の移動に連動して前記軸部の軸に垂直な方向に移動する従動軸を備え、該従動軸の移動により前記回転を抑制する、請求項5に記載の椅子支持装置。
【請求項7】
前記回転抑制部材は、前記座部に対して固定されている軸部に対して、前記軸部の軸に垂直な方向に変換した力を印加する、請求項5に記載の椅子支持装置。
【請求項8】
前記回転抑制部材は、前記脚部に対して固定されている軸部に対して、前記軸部の軸に垂直な方向に変換した力を印加する、請求項5に記載の椅子支持装置。
【請求項9】
前記力受付部材は、前記椅子本体の肘置き部として機能する、請求項1に記載の椅子支持装置。
【請求項10】
前記押圧部材の前記ストッパに対向する押圧部材面と、前記ストッパの前記押圧部材に対向するストッパ面との間に、前記押圧部材と前記ストッパとの相対的な回転をスムーズにする回転補助部材をさらに備え、
前記回転補助部材は、前記押圧部材面または前記ストッパ面に複数箇所に設けられた、1つの回転体を保持する回転体保持部材であり、該回転体保持部材を介して前記押圧部材から前記ストッパユニットに力が印加される、請求項1に記載の椅子支持装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子支持装置及び椅子に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、椅子本体を床面に対して固定するためのロック機構を備えた椅子が知られている。例えば、特許文献1には、キャスタ付き椅子本体の脚部に、床面を押圧するストッパと、ストッパを床面に向けて突出させる押圧手段と、押圧手段を操作する操作手段とを有する固定機構を備えた椅子が開示されている。特許文献1に記載の椅子では、操作手段の操作により、ストッパが床面を押圧するように動作し、これによりキャスタ付き椅子本体が床面に対して固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-135134号公報(2000年 5月16日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の椅子は、利用者が膝に力が入りにくい人や下半身の筋力が低下している人である場合、安定性の面で改善の余地がある。
【0005】
膝に力が入りにくい人や下半身の筋力が低下している人は、椅子から立ち上がろうとするとき、椅子を杖替わりに手をかけて立ち上がる。このとき、椅子が脚部に対して座部が回転する回転機構を有する場合、特許文献1に記載の椅子では、利用者が椅子から立ち上がろうとすると、座部が回転して手をかけた部分が動くため不安定な状態となる。このため、利用者が転倒するおそれがある。
【0006】
本発明の一態様は、例えば膝に力が入りにくい人や下半身の筋力が低下している人が椅子に手をつきながら立ち上がったときにも安定性を維持できる椅子を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る椅子支持装置は、脚部に対し座部を回転させる回転機構を備えた椅子本体を支持する椅子支持装置であって、床面に対し離接可能に昇降するストッパを備えたストッパユニットと、利用者の力を受け付ける力受付部材と、前記力受付部材で受け付けられた力によって、前記ストッパユニットを押圧し前記ストッパを床面に接触させる押圧部材と、前記脚部と前記座部とを接続する軸部周りの前記押圧部材の回転を、前記力受付部材で受け付けられた力によって抑制する回転抑制部材と、を備え、前記ストッパユニットは、当該ストッパユニットを複数個に分割した複数の部分ストッパユニットと、該部分ストッパユニット同士を着脱自在に接続する接続部材とを備え、前記押圧部材は、当該押圧部材を複数個に分割した複数の部分押圧部材と、該部分押圧部材同士を着脱自在に接続する接続部材とを備え、前記ストッパユニットおよび前記押圧部材は、前記軸部の軸方向から見て、該軸部を囲む構造となっているとともに、前記部分ストッパユニット同士の接続面が、前記軸部から前記ストッパユニットの外周面に至る形状となっており、かつ、前記部分押圧部材同士の接続面が、前記軸部から前記押圧部材の外周面に至る形状となっている構成である。
【0008】
上記の構成によれば、押圧部材によってストッパユニットが押圧されて床面に接触することによって、押圧部材が床面に対して固定される。また、回転抑制部材によって椅子本体の軸部周りの押圧部材の回転が抑制される。そして、押圧部材による椅子本体の固定と、回転抑制部材による椅子本体の座部の回転の抑制が、力受付部材で受け付けられた力によって連動して行われることによって、椅子の移動および椅子本体の軸部周りの押圧部材の回転が固定される。すなわち、利用者は、力受付部材に対して力を印加することによって、確実に椅子の移動および椅子本体の軸部周りの押圧部材の回転を防止することができるので、椅子の利用の安全性を高めることができる。
【0009】
また、ストッパユニットは、ストッパユニットを複数個に分割した複数の部分ストッパユニットが接続部材によって着脱自在に接続された構造を備えている。よって、軸の周囲を取り囲む形状のストッパユニットを、椅子本体に対して後から組み立てて取り付けることが可能となる。ここで、ストッパユニットは、床面に接触することによって椅子の動きを固定する必要があるので、バランスよく安定した固定を実現するためには、軸の周囲を取り囲む構造とすることが好ましい。すなわち、上記の構成によれば、バランスよく安定して椅子を固定することが可能な椅子支持装置を、椅子本体に対して後付けで取り付けることが可能となる。
【0010】
押圧部材もまた、押圧部材を複数個に分割した複数の部分押圧部材が接続部材によって着脱自在に接続された構造を備えている。よって、軸の周囲を取り囲む形状の押圧部材を、椅子本体に対して後から組み立てて取り付けることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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