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公開番号
2024076200
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-05
出願番号
2022187641
出願日
2022-11-24
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社三共
代理人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20240529BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】演出の実行や楽曲の出力に関して、遊技興趣や演出効果を向上させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】前記演出実行手段は、特殊演出を実行可能であり、前記音出力手段は、前記有利状態中に特定楽曲を出力可能であり、前記特殊演出は、前記特定楽曲に含まれる歌詞の一部を用いる演出であり、前記特定楽曲は、特定キャラクタに対応する音声が含まれる楽曲であり、前記特殊演出が実行される場合に出力され、前記演出実行手段は、前記特殊演出が実行され前記特定楽曲が出力されているときに前記特定キャラクタに対応する音声を用いる所定演出を実行可能であり、前記特定楽曲は、前記所定演出中に出力されるときの方が前記有利状態中に出力されるときよりも小さい音量で出力され、前記所定演出後に出力されるときの方が該所定演出中に出力されるときよりも大きい音量で出力される。
【選択図】図8-1
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
演出を実行可能な演出実行手段と、
音を出力可能な音出力手段と、を備え、
前記演出実行手段は、特殊演出を実行可能であり、
前記音出力手段は、前記有利状態中に特定楽曲を出力可能であり、
前記特殊演出は、前記特定楽曲に含まれる歌詞の一部を用いる演出であり、
前記特定楽曲は、
特定キャラクタに対応する音声が含まれる楽曲であり、
前記特殊演出が実行される場合に出力され、
前記演出実行手段は、前記特殊演出が実行され前記特定楽曲が出力されているときに前記特定キャラクタに対応する音声を用いる所定演出を実行可能であり、
前記特定楽曲は、
前記所定演出中に出力されるときの方が前記有利状態中に出力されるときよりも小さい音量で出力され、
前記所定演出後に出力されるときの方が該所定演出中に出力されるときよりも大きい音量で出力される
ことを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能なパチンコ機等の遊技機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
遊技機として、遊技媒体である遊技球を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技球が入賞すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、識別情報を可変表示(「変動」ともいう。)可能な可変表示装置が設けられ、可変表示装置において識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果となった場合に、遊技状態(遊技機の状態。よって、具体的には、遊技機が制御されている状態。)を変更して、所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある(いわゆるパチンコ機)。
【0003】
なお、遊技価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が、打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利な状態になるための権利を発生させたりすることや、賞球払出の条件が成立しやすくなる状態になることである。
【0004】
パチンコ遊技機では、始動入賞口に遊技球が入賞したことにもとづいて可変表示装置において開始される特別図柄(識別情報)の可変表示の表示結果として、あらかじめ定められた特定の表示態様が導出表示された場合に、「大当り」が発生する。なお、導出表示とは、図柄(最終停止図柄)を最終的に停止表示させることである。大当りが発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に移行する。そして、各開放期間において、所定個(例えば、10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例えば、15ラウンド)に固定されている。なお、各開放について開放時間(例えば、29秒)が決められ、入賞数が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口は閉成する。以下、各々の大入賞口の開放期間をラウンドということがある。また、ラウンドにおける遊技をラウンド遊技ということがある。
【0005】
また、可変表示装置において、最終停止図柄(例えば、左中右図柄のうち中図柄)となる図柄以外の図柄が、所定時間継続して、特定の表示結果と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小もしくは変形している状態、または、複数の図柄が同一図柄で同期して変動したり、表示図柄の位置が入れ替わっていたりして、最終結果が表示される前で大当り発生の可能性が継続している状態(以下、これらの状態をリーチ状態という。)において行われる演出をリーチ演出という。また、リーチ状態やその様子をリーチ態様という。さらに、リーチ演出を含む可変表示をリーチ可変表示という。そして、可変表示装置に変動表示される図柄の表示結果が特定の表示結果でない場合には「はずれ」となり、変動表示状態は終了する。遊技者は、大当りをいかにして発生させるかを楽しみつつ遊技を行う。
【0006】
そのような遊技機において、例えば特許文献1には、実行されている演出に合わせた楽曲を出力することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-150473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に記載された遊技機では、演出の実行や楽曲の出力に関して、遊技興趣や演出効果をより高めるために、改善の余地がある。
【0009】
そこで本発明は、演出の実行や楽曲の出力に関して、遊技興趣や演出効果を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による遊技機は、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態)に制御可能な遊技機であって、演出を実行可能な演出実行手段(例えば、演出制御用CPU120がステップS172の処理を実行する部分)と、音を出力可能な音出力手段(例えば、スピーカ8L、8R)と、を備え、演出実行手段は、特殊演出(例えば、図8-43(6-1’)(6-2’)や、図8-45(24’)~図8-46(25-1’)(25-2’)に示す歌詞を用いる擬似連演出)を実行可能であり、音出力手段は、有利状態中に特定楽曲(例えば、特定楽曲B)を出力可能であり、特殊演出は、特定楽曲に含まれる歌詞の一部を用いる演出であり、特定楽曲は、特定キャラクタ(例えば、味方キャラクタムム)に対応する音声が含まれる楽曲であり、特殊演出が実行される場合に出力され(例えば、図8-43(7’)や図8-45(24’)のタイミングから特定楽曲Bが出力される部分、図8-51参照)、演出実行手段は、特殊演出が実行され特定楽曲が出力されているときに特定キャラクタに対応する音声を用いる所定演出(例えば、図8-44(12’)~図8-45(20’)に示す会話演出や、図8-47(30’)~図8-48(40’)に示すルーレット演出)を実行可能であり、特定楽曲は、所定演出中に出力されるときの方が有利状態中に出力されるときよりも小さい音量で出力され(例えば、大当り遊技中はスピーカ8L、8Rから標準音量で出力されるのに対して、会話演出中はスピーカ8L、8Rから標準音量の半分の音量で出力され、ルーレット演出中はスピーカ8L、8Rから音量0で出力される。図8-55参照)、所定演出後に出力されるときの方が該所定演出中に出力されるときよりも大きい音量で出力される(例えば、会話演出中はスピーカ8L、8Rから標準音量の半分の音量で出力され、ルーレット演出中はスピーカ8L、8Rから音量0で出力されるのに対して、それらの終了後にはスピーカ8L、8Rから標準音量で出力される。図8-55参照)。
そのような構成によれば、特定楽曲は特定キャラクタの音声で出力され、特定楽曲が出力されているときでも特定楽曲に用いられている特定キャラクタの音声とは異なる特定キャラクタの音声を出力できることによって特定楽曲を出力しつつ特定キャラクタの音声を用いる演出に注目させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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