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公開番号2024076064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187428
出願日2022-11-24
発明の名称搬送装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 9/00 20060101AFI20240529BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートの位置ずれ補正を行うための時間を長く確保する。
【解決手段】検知されたシートの位置に応じて前記シートの位置を補正する補正手段31を備え、搬送方向長さが相対的に長い大サイズシートP1と、大サイズシートP1よりも搬送方向長さが相対的に短い小サイズシートP2の少なくとも2種類のシートを搬送する搬送装置であって、小サイズシートP2を複数枚連続して搬送する場合、先行する小サイズシートP2の後端から次に搬送される後続の小サイズシートP2の先端までの間隔が、最大で大サイズシートP1と小サイズシートP2の搬送方向長さの差分Gだけ縮まるまで、先行する小サイズシートP2の搬送速度を減速させ、補正手段31によって小サイズシートP2が搬送されている間の少なくとも一部の時間内において、小サイズシートP2が減速後の搬送速度で搬送される。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
シートの位置を検知する位置検知手段と、
前記シートを搬送しながら、前記位置検知手段によって検知された前記シートの位置に応じて、シート搬送面内での回転方向とシート幅方向との少なくとも一方の前記シートの位置を補正する補正手段とを備え、
搬送方向長さが相対的に長い大サイズシートと、前記大サイズシートよりも搬送方向長さが相対的に短い小サイズシートの少なくとも2種類のシートを搬送する搬送装置であって、
前記小サイズシートを複数枚連続して搬送する場合、先行する前記小サイズシートの後端から次に搬送される後続の前記小サイズシートの先端までの間隔が、最大で前記大サイズシートと前記小サイズシートの搬送方向長さの差分だけ縮まるまで、先行する前記小サイズシートの搬送速度を減速させ、前記補正手段によって前記小サイズシートが搬送されている間の少なくとも一部の時間内において、前記小サイズシートが減速後の搬送速度で搬送されることを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記補正手段よりも搬送方向下流側に前記シートを搬送する下流側搬送手段を備え、
前記下流側搬送手段は、前記シートを受け取る受取部が表面に1つ又は等間隔に複数設けられ、前記受取部が前記シートを受け取る受取位置へ一定のタイミングで到達するように回転する搬送回転体であり、
前記大サイズシート及び前記小サイズシートは、前記受取位置への前記受取部の到達タイミングに合うように搬送される請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記小サイズシートは、前記大サイズシートが前記補正手段へ供給されるタイミングよりも早いタイミングで前記補正手段へ供給される請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記位置検知手段は、前記シートの位置を最初に検知する第1位置検知を行った後、前記第1位置検知よりも搬送方向下流側において前記シートの位置を検知する第2位置検知を行い、
前記補正手段は、前記第1位置検知によって検知された前記シートの位置に応じて、シート搬送面内での回転方向とシート幅方向との少なくとも一方の前記シートの位置を補正する第1補正と、前記第2位置検知によって検知された前記シートの位置に応じて、シート搬送面内での回転方向とシート幅方向との少なくとも一方の前記シートの位置を補正する第2補正とを行う搬送装置であって、
前記第2補正が行われている間の少なくとも一部の時間内において、前記小サイズシートが減速後の搬送速度で搬送される請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記大サイズシートは、搬送される前記シートのうち、搬送方向長さが最大のシートである請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置と、
前記搬送装置によって搬送されるシートに画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
シートを搬送する搬送装置として、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置において用紙や原稿などのシートを搬送する搬送装置が知られている。
【0003】
この種の搬送装置においては、搬送されるシートの先端を搬送ローラ対のニップに突き当ててシートの斜行を補正し、その後、搬送ローラ対を回転させてシートを搬送する方法が採用されている。しかしながら、この方法は、シートの搬送を一旦停止させることになるため、生産性(画像形成速度)が低下するといった課題がある。
【0004】
斯かる課題に対して、特許文献1(特開2005-53646号公報)においては、生産性を低下させずにシートを精度良く搬送するため、搬送ローラ対によってシートを搬送しながらその搬送ローラ対をシートの位置ずれ方向と反対方向に移動させ、シートの位置ずれを補正する搬送装置が提案されている。
【0005】
このように、シートを搬送しながらその位置ずれ補正を行うことにより、生産性を低下させずにシートを精度良く搬送することが可能となる。しかしながら、さらなる生産性向上などのために、シートの搬送速度を速くすると、搬送ローラ対によってシートを搬送しながら位置ずれ補正を行うことができる時間が短くなるため、位置ずれ補正に必要な時間を十分に確保することができず、補正の精度が低下する懸念がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明においては、シートの位置ずれ補正を行うための時間を長く確保することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、シートの位置を検知する位置検知手段と、前記シートを搬送しながら、前記位置検知手段によって検知された前記シートの位置に応じて、シート搬送面内での回転方向とシート幅方向との少なくとも一方の前記シートの位置を補正する補正手段とを備え、搬送方向長さが相対的に長い大サイズシートと、前記大サイズシートよりも搬送方向長さが相対的に短い小サイズシートの少なくとも2種類のシートを搬送する搬送装置であって、前記小サイズシートを複数枚連続して搬送する場合、先行する前記小サイズシートの後端から次に搬送される後続の前記小サイズシートの先端までの間隔が、最大で前記大サイズシートと前記小サイズシートの搬送方向長さの差分だけ縮まるまで、先行する前記小サイズシートの搬送速度を減速させ、前記補正手段によって前記小サイズシートが搬送されている間の少なくとも一部の時間内において、前記小サイズシートが減速後の搬送速度で搬送されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シートの位置ずれ補正を行うための時間を長く確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るインクジェット式画像形成装置の全体構成を示す図である。
本実施形態に係る搬送装置の平面図である。
補正ローラを駆動させる駆動機構の側面図である。
補正ローラを駆動させる駆動機構の平面図である。
(a)は保持フレームが幅方向のみに移動した態様を示す図、(b)は保持フレームが用紙搬送面内の回転方向のみに移動した態様を示す図、(c)は保持フレームが幅方向と用紙搬送面内の回転方向との両方向に移動した態様を示す図である。
本実施形態に係る搬送装置の制御系の構成を示す図である。
用紙位置ずれ量の算出方法を説明するための図である。
用紙位置ずれ量の算出方法を説明するための図である。
本実施形態に係る搬送装置の動きを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
本実施形態に係る搬送装置の動きを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
本実施形態に係る搬送装置の動きを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
本実施形態に係る搬送装置の動きを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
本実施形態に係る搬送装置の動きを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
本実施形態に係る搬送装置の動きを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
搬送動作のフローチャートを示す図である。
搬送速度制御のフローチャートを示す図である。
(a)は大サイズ用紙が複数枚連続して搬送される様子を示す平面図であり、(b)は小サイズ用紙が複数枚連続して搬送される様子を示す平面図である。
連続搬送時に1枚目の小サイズ用紙が補正ローラへ搬送される様子を示す平面図である。
1枚目の小サイズ用紙が、補正ローラに到達し、補正ローラによって搬送されている様子を示す平面図である。
大サイズ用紙と小サイズ用紙を搬送する際の搬送動作のフローチャートを示す図である。
本実施形態に係る搬送装置を電子写真式の画像形成装置に適用した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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