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公開番号2024075887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187134
出願日2022-11-24
発明の名称画像処理装置およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240529BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 画像処理装置を提供すること。
【解決手段】
本画像処理装置10は、原稿サイズを決定する決定手段302と、当該画像処理装置10が出力可能な最小出力サイズを記憶する記憶手段314と、原稿の出力処理を実行する実行手段316と、確認を促す通知を実施する通知手段312とを含む。本画像処理装置10は、さらに、原稿サイズが最小出力サイズを下回る場合において、通知手段312による通知を実施せずに実行手段316が原稿の出力処理を行い、原稿サイズが最小出力サイズを下回らない場合において、通知手段312による通知が実施されることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像処理装置であって、
原稿サイズを決定する決定手段と、
当該画像処理装置が出力可能な最小出力サイズを記憶する記憶手段と、
原稿の出力処理を実行する実行手段と、
確認を促す通知を実施する通知手段と
を含み、前記原稿サイズが前記最小出力サイズを下回る場合において、前記通知手段による前記通知を実施せずに前記実行手段が原稿の出力処理を行い、前記原稿サイズが前記最小出力サイズを下回らない場合において、前記通知手段による前記通知が実施されることを特徴とする、画像処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
操作者による指定出力サイズの設定を受ける設定手段
をさらに含み、前記通知手段による前記通知は、前記原稿サイズが前記最小出力サイズを下回らない場合であって、少なくとも前記指定出力サイズおよび前記原稿サイズに基づき出力で確認を要する画像欠けまたは余白が生じると判定される場合に実施され、前記実行手段による前記原稿の出力処理は、前記通知に応答した操作者による介入に基づいて継続される、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記最小出力サイズを下回らない場合でも、少なくとも前記指定出力サイズおよび前記原稿サイズに基づき出力で確認を要する画像欠けまたは余白が生じないと判定される場合、前記通知手段による前記通知は、実施されず、前記実行手段による前記原稿の出力処理は、確認に関連した介入なしで実行される、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記指定出力サイズが前記原稿サイズと一致しない場合または前記指定出力サイズが指定の変倍率および前記原稿サイズに応じた最適出力サイズと一致しない場合に、確認を要する画像欠けまたは余白が生じると判定される、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記原稿サイズが前記最小出力サイズを下回る場合において、操作者による指定の変倍率が等倍または縮小を示す場合は、前記実行手段による前記原稿の出力処理が、確認に関連した介入なしで実行され、前記指定の変倍率が拡大を示す場合は、少なくとも前記指定出力サイズおよび前記原稿サイズに基づき出力で確認を要する画像欠けまたは余白が生じるか否かの判定が行われ、前記確認を要する画像欠けまたは余白が生じると判定される場合に、前記通知手段による前記通知が実施される、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
画像処理装置であって、
原稿サイズを決定する決定手段と、
操作者による指定出力サイズの設定を受ける設定手段と、
原稿の出力処理を実行する実行手段と、
確認を促す通知を実施する通知手段と
を含み、前記指定出力サイズが、指定の変倍率および前記原稿サイズに基づく最適出力サイズと一致する場合に、前記通知手段による前記通知を実施せずに前記実行手段が原稿の出力処理を行い、前記指定出力サイズが前記最適出力サイズと一致しない場合に、前記通知手段による前記通知が実施されることを特徴とする、画像処理装置。
【請求項7】
前記指定出力サイズが前記最適出力サイズと一致しない場合に、前記実行手段による前記原稿の出力処理は、前記通知に応答した操作者の介入に基づいて継続され、前記指定出力サイズが前記最適出力サイズと一致する場合に、前記実行手段による前記原稿の出力処理は、確認に関連した介入なしで実行される、請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
原稿の集約機能が指定される場合、集約機能の指定に応じて分割された出力サイズに基づいて前記通知を実施するか否かの判断を行う、請求項1~7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記通知は、画像欠けまたは余白の確認を促すメッセージおよび事前定義される解消手段の情報を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記画像処理装置は、画像読み取りされた原稿を画像形成する機能、画像読み取りされた原稿をファイル出力する機能、描画された原稿を画像形成する機能、画像読み取りされた原稿を画像通信する機能および描画された原稿を画像通信する機能のうちの少なくとも1つの機能を備える装置である、請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
コピー機能を有する複写機や複合機などの画像処理装置では、ユーザが原稿台にセットした原稿に対して誤った用紙サイズを選択して、コピーを実施した場合、意図しない余白が生じる可能性がある。
【0003】
特開平9-6186号公報(特許文献1)は、ミスコピーを無くし、画像形成媒体の無用な消耗を伴うこと無く常にユーザが所望する画像形成を行うことを可能とすることを目的とした技術を開示する。特許文献1の従来技術では、画像形成に供する原稿をセットし、操作パネルにより画像形成媒体に関する倍率、画像形成枚数からなる画像形成条件を設定すると、原稿サイズセンサは原稿の原稿サイズを検知し検知結果を送出し、判断手段は、原稿サイズセンサが検知する原稿サイズおよび操作パネルからの用紙に関する倍率、画像形成枚数からなる画像形成条件と、記憶手段に記憶した設定済みの画像形成媒体に関するサイズ、倍率、画像形成枚数からなる画像形成条件との一致、不一致を判断し、表示部は、判断手段が、両画像形成条件が一致しないと判断したとき、画像形成条件を確認させるための確認表示を行う構成を開示する。
【0004】
特許文献1は、検知した原稿サイズと、変倍率、用紙設定などの条件から、画像形成条件が一致しないと判断したとき、画像形成条件を確認させるための確認表示を行うことでミスコピーを防止できるとされている。しかしながら、画像形成条件が一致し得ないことが明らかである場合もある。例えば、印刷可能な用紙サイズより小さい原稿サイズを検知可能な複写機の場合、等倍または縮小指定の場合は、必ず用紙サイズの方が大きくなってしまう。それにもかかわらず、上記従来技術では、両画像形成条件が一致しないと判断され、画像形成条件を確認させるための確認表示が行われることとなり、ユーザによって煩雑となる点で充分なものではなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、上記点に鑑みてなされたものであり、本開示は、必要な場合の確認を促すことを可能とする一方で、操作者の上記確認による煩わしさを軽減することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示では、上記点に鑑み、下記特徴を有する画像処理装置を提供する。本画像処理装置は、原稿サイズを決定する決定手段と、当該画像処理装置が出力可能な最小出力サイズを記憶する記憶手段と、原稿の出力処理を実行する実行手段と、確認を促す通知を実施する通知手段とを含む。本画像処理装置では、原稿サイズが最小出力サイズを下回る場合において、通知手段による通知を実施せずに実行手段が原稿の出力処理を行い、原稿サイズが最小出力サイズを下回らない場合において、通知手段による通知が実施されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記構成により、必要な場合の確認を促すことを可能とする一方で、操作者の上記確認による煩わしさを軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態による画像処理装置の一例としての複合機のハードウェア構成図である。
図2は、本実施形態による画像処理装置の一例としての複合機のソフトウェア構成およびハードウェア構成を示す。
図3は、本実施形態による、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの確認の要否判断に関連するアプリケーションの内部構成およびその周辺の構成を示すブロック図。
図4は、第1の実施形態による、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの確認の要否判断を含むコピージョブ処理を示すフローチャート。
図5は、本実施形態による、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの確認の要否判断で使用することができる(A)原稿サイズテーブルおよび(B)用紙サイズテーブルのデータ構造を示す図。
図6は、第2の実施形態による、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの確認の要否判断を含むコピージョブ処理を示すフローチャート。
図7は、第3の実施形態による、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの確認の要否判断を含むコピージョブ処理を示すフローチャート。
図8は、本実施形態による、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの確認を省略する条件を説明する図である。
図9は、第4の実施形態による、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの確認の要否判断を含むコピージョブ処理を示すフローチャート。
図10は、本実施形態による複合機において操作パネルに表示される、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの確認通知画面を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態について図面を参照しながら詳細に説明するが、実施形態は、説明される具体的な実施形態に限定されるものではない。本開示の実施形態は、種々の変更および改変を受け入れる余地がある点に留意されたい。
【0010】
本開示によれば、画像欠けまたは余白が発生する場合のユーザへの必要な確認を促すことを可能とする一方で、出力可能な最小出力サイズより小さな原稿サイズを処理する際の上記確認による操作者の煩わしさを軽減することが可能するための画像処理装置が提供される。画像処理装置は、原稿サイズを決定する決定手段と、当該画像処理装置が出力可能な最小出力サイズを記憶する記憶手段と、原稿の出力処理を実行する実行手段と、確認を促す通知を実施する通知手段とを含む。(A)原稿サイズが最小出力サイズを下回る場合において、通知手段による通知を実施せずに実行手段が原稿の出力処理を行う。(A)原稿サイズが最小出力サイズを下回る場合は、原稿の出力処理は、原稿サイズおよび指定出力サイズに関連した確認等の介入なしで実行される。画像処理装置は、また、(B)原稿サイズが最小出力サイズを下回らない場合において、通知手段による通知の要否を判定する確認要否判定手段を含み、原稿サイズが最小出力サイズを下回らない場合において、通知手段による通知が実施されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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