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公開番号2024075406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186838
出願日2022-11-22
発明の名称酸化ジルコニウムナノ粒子含有組成物及びその硬化物
出願人株式会社日本触媒
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類C08F 2/44 20060101AFI20240527BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】酸化ジルコニウムナノ粒子の分散性が向上した酸化ジルコニウム粒子含有組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、酸化ジルコニウムナノ粒子と、下記式(1)で表される架橋性化合物を含むことを特徴とする組成物である。
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式(1)中、Zはn価の連結基を表し、nは2以上の整数を表す。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
酸化ジルコニウムナノ粒子と、下記式(1)で表される架橋性化合物を含むことを特徴とする組成物。
TIFF
2024075406000019.tif
37
110
式(1)中、Zはn価の連結基を表し、nは2以上の整数を表す。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記式(1)におけるZはエーテル結合を有する請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記式(1)におけるZは、多価アルコールの水酸基から水素原子を除いた残基である請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
請求項1または2に記載の組成物の硬化物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物及びその硬化物に関し、より詳細には酸化ジルコニウムナノ粒子含有組成物及びその硬化物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
各種の機能性微粒子を含む樹脂組成物、硬化性組成物等の微粒子含有組成物は、微粒子の機能に応じて、光学材料、電子部品材料、磁気記録材料、触媒材料、紫外線吸収材料、歯科材料など様々な材料の高機能化や高性能化に寄与できる。中でも、高い屈折率を示す酸化ジルコニウム粒子は非常に注目されており、酸化ジルコニウムの機能を十分に発揮させるためには、酸化ジルコニウム含有組成物中で酸化ジルコニウムが良好に分散していることが重要である。例えば特許文献1では、モノマーとしてベンジルアクリレートを用い、ベンジルアクリレートに酸化ジルコニウムを分散させ、分散液の硬化膜を得て、硬化膜の屈折率を向上させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-66021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、更なる高性能化の要求に応えるため、酸化ジルコニウムナノ粒子がモノマー等を含む組成物中で、より高度に分散できることが望ましい。そこで、本発明は、酸化ジルコニウムナノ粒子の分散性が向上した酸化ジルコニウム粒子含有組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を達成した本発明は以下の通りである。
[1]酸化ジルコニウムナノ粒子と、下記式(1)で表される架橋性化合物を含むことを特徴とする組成物。
TIFF
2024075406000001.tif
37
110
式(1)中、Zはn価の連結基を表し、nは2以上の整数を表す。
[2]前記式(1)におけるZはエーテル結合を有する[1]に記載の組成物。
[3]前記式(1)におけるZは、多価アルコールの水酸基から水素原子を除いた残基である[1]または[2]に記載の組成物。
[4][1]~[3]のいずれかに記載の組成物の硬化物。
【発明の効果】
【0006】
特定の架橋性化合物と酸化ジルコニウムナノ粒子を含む本発明の組成物は、粘度を低いものとすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
1.架橋性化合物
本発明における架橋性化合物は、下記式(1)で表される化合物であり、すなわちα-アリルオキシメチルアクリロイル基(以下、AMA基と呼ぶ)を同一分子内に2個以上有する化合物である。
【0008】
TIFF
2024075406000002.tif
37
110
【0009】
上記式(1)中、Zはn価の連結基を表し、nは2以上の整数を表す。上記式(1)中、nは、2以上であれば特に制限されないが、合成の容易さや保存安定性の点で、2~100であることが好ましく、より好ましくは2~50である。該架橋性化合物が、反応性希釈剤のような低粘度を要する用途に用いられる場合には、更に好ましくは2~10、最も好ましくは2~6である。
【0010】
上記式(1)中、Zは、AMA基のカルボニル基と共有結合を2個以上形成できる連結基、すなわち共有結合性の2価以上の連結基であれば特に限定されず、ただ1つの原子を介して結合する2価以上の連結基でもよく、2つ以上の原子を介して結合する2価以上の連結基でもよいが、合成の容易さ、化学的安定性の点で、2つ以上の原子を介して結合する2価以上の連結基であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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